2023年自転車遍路一周、雑感

2023年自転車遍路一周について、つらつら書き留めます。

四国内自転車走行

四国内の自転車走行は、2023年10月17日07時57分JR多度津駅前発から、11月06日15時35分多度津駅前着までの、21日間。走行距離は1556.17km( STRAVAによる端数処理あり )。この走行距離には、各寺社境内での歩行距離に、八栗ケーブルカーの登り、太龍寺と雲辺寺のロープウェイ往復、高知県営渡船片道を含むが、横峰寺登山参拝バスの往復は含まない。
21日間かかったけれども、そのうち2日は余計にかかったと言える。

  • 12日目(10月28日)の宿は宇和島市内を予定していたが、広い範囲で宿が取れなかったため四万十市中村に再度泊まって、宇和島には翌日の泊まりとなった。順調に行けば1日短縮できた。
  • 19日目(11月04日)に発生したホイールのトラブルでは、リカバリーに丸1日と2時間56分かかった。

なので、トラブルが無ければ19日間で一周できたであろう。

参拝対象

今回の参拝対象は、

元札所の神社は、稲荷神社(元41番)以外は相応に時間を食う。なので、これらを除外すればさらに1日は短縮可能だ。

参拝手順

八十八ヶ所札所での参拝手順は以下のように行った。

山門から入る

原則として、山門から境内に入る。駐車場から直接境内に入っても、一度山門を出てすぐ入る。例外は多数。
初期の頃は、山門を撮影してから撮影を中断し、輪袈裟を出して、山門に入っていた。しかし、わりと早くから、山門入って本堂に着くまで撮影し、本堂前のお勤め準備として輪袈裟を着けるようになった。

本堂でお勤め

  • (輪袈裟を着けて、)蝋燭1本、線香3本、ライター、賽銭2枚を用意する。納札2枚を経本に挟んでおくが、まだバッグの中。
  • 献灯。ライターで蝋燭に灯を点けて、その蝋燭を灯明台に置く。なるべく上段あるいは奥。
  • 献香。自分で点けた蝋燭を用いて、線香に着火し、線香の炎を消してから香炉に置く。なるべく中央あるいは奥。
  • ライターをバッグに戻し、納札を挟んだ経本と、数珠を用意する。
  • 納札1枚を納札箱に納める。
  • 賽銭1枚を賽銭箱に納めて、合掌礼拝。
  • 少し脇に外れて、読経。
  1. 開経偈
  2. 懺悔文
  3. 三帰、3遍
  4. 三竟、3遍
  5. 十善戒、3遍
  6. 発菩提心真言、3遍
  7. 三摩耶戒真言、3遍
  8. 般若心経
  9. 御本尊御真言、3遍
  10. 光明真言、3遍
  11. 高祖宝号、3遍
  12. 回向文
  • 経本と数珠をバッグに戻す。

大師堂でお勤め

  • 蝋燭1本、線香3本、ライターを用意する。
  • 献灯。
  • 献香。
  • ライターをバッグに戻し、納札を挟んだ経本と、数珠を用意する。
  • 納札1枚を納札箱に納める。
  • 賽銭1枚を賽銭箱に納めて、合掌礼拝。
  • 少し脇に外れて、読経。本堂前での読経メニューから御本尊御真言のみを省略。
  • 経本と数珠をバッグに戻す。

納経所で納経印を頂く

写真撮影

撮影対象は、山門、本堂、大師堂、文化財等の説明板、古そうなお堂・石塔、各堂の扁額、印象的な風景など。鐘は撞かないので、鐘楼を撮影することは少なかった。
出釈迦寺、曼荼羅寺(72番)、善通寺(75番)、田村神社については、2022年遍路の時に撮影済みなので、今回の遍路での撮影は少ない。

退出

退出時は特に山門からとは拘らない。
輪袈裟を外すタイミングは、これも初期の頃は山門出てから外していたが、そのうち、納経所を出たら外して、納経帳と一緒にしまうようになってしまった。

その他

  • 手水は、昨今の事情により、水を流していない札所、柄杓の無い札所も多かった。
  • 鐘は撞かなかった。撞いて良い札所と駄目な札所がある、民家の近くだとうるさい、などが気になったので。山中の札所で撞く考えもあったのだが、忘れてしまった。
  • 賽銭は、5円玉を使用。番外札所や神社でも、納経料または御朱印代を出した場合は5円玉、そうでない場合は50円玉を使用。

プランニング

1日の行程の見積り方法。

  • 自転車移動速度は15km/h、獲得標高100m毎に6分40秒(=400秒)追加。これには小さな祠・番外札所などの参拝時間、トイレ休憩、コンビニ・自販機休憩、信号待ちを含む。実際に走ってみると、都市部を除いて信号待ちが非常に少なく、また、そこまで暑くなかったのでドリンク休憩も少なかった。つまり、見積り以上に速く移動できた。
  • 札所での参拝・納経時間は30分。元札所の神社での参拝時間は15分。実際には狭い札所なら30分、広ければ1時間以上かかった。神社は数分から1時間以上までバラバラ。
  • 昼食時間は30分。
  • ケーブルカーとロープウェイの登り便は、発車間隔分だけ待つことを想定。
  • 朝方は7時半ぐらいに出発。夕方は17時過ぎぐらいまで。昼食を除く活動時間は最大9時間程度。朝は宿で必ず朝食をたっぷり食べるので、そんなに早くは出られない。夕方は、納経所が17時に閉まることと、日没が早いことが制約条件となる。
  • 各日の開始・終了ポイントは、宿泊施設が近くにある場所にする。

ルートの選定方針

  • 歩道の無いトンネルは、距離や交通量にもよるが、なるべく避ける。
  • 国道11号や、交通量のある区間の国道55号、56号は、なるべく避ける。
  • 登り坂は、急坂よりは遠回りでも緩い坂。交通量の少ない道。
  • 降り坂は、つづら折りや細道よりは、直線一気で幅広の道。
  • 鉄道は、跨線橋よりも地下道、地下道よりも踏切で渡る。
  • 交通量さえ少なければ、直線的な道、平坦な道、一時停止や信号の少ない道を優先する。
  • 舗装されていれば、歩きのへんろ道も優先したい。

なぜこの時期(季節)に走ったか

  • 冬は最初に除外。久万高原や横峰寺(60番)平野林道などでは降雪・積雪・路面凍結の可能性があるから。参考までに、平野林道は12月下旬から2月末日まで冬季閉鎖。
  • 夏は暑いし、台風が来ても困る。まあ、普通の自転車旅行なら暑くても水をぶっかければ良いのだが、荷物があるとそうもいかない。近年は夏が長い。
  • 梅雨は雨が多くて困る。雨が少なければ暑い夏の扱い。
  • 残るは春と秋。春の方が日照時間が長いのだが、遍路の場合は納経所が17時に閉まるので、あんまりアドバンテージにはならない。そして、雨は春の方が多め。
  • 秋は暑すぎず寒すぎず、雨も少ないので一番良い。
  • 最後に、covid-19ワクチンのタイミングがあった。

実際、今回の21日間の遍路では、雨がパラついたのが2日、それも少しだけで、雨具は使わなかった。

雑感 of 雑感's

  • たいていの宿には使い捨ての歯磨き、歯ブラシ、髭剃りがあるので、自分で持ってこなくても良かった。自前のものを朝に使うと、乾かないうちにバッグにしまうんだな。
  • 宿の予約は、初期は当日昼頃に進捗状況を見ながら決めていた。へんろ向け宿を多用した。しかし、だんだんと予約が取りづらくなって、早めの予約、ビジネスホテル優先に変わっていった。ちょっと残念。宿坊も十楽寺(7番)の1回だけで、これも残念。
  • 元札所の神社にも参拝するという考え方からすると、それ以外の、神仏分離期以前は札所境内にあった神社にももっと参るべきだったか。
  • 参拝しなかった重要な番外札所としては、篠山の他には、大三島の大山祇神社、三角寺(65番)奥之院の仙龍寺(別格13番)、琴平町の金刀比羅宮、多度津町の海岸寺(別格18番)と仏母院。挙げれば桐がないので、これぐらいにしましょう。

こんなところですか。

2023年遍路第21日 完結編、善通寺(75番)&曼荼羅寺(72番)&出釈迦寺(73番)

2023年遍路第21日その7、善通寺(75番)駐車場に着いたところから。

遍路第21日(平坦ステージ)

日付 : 2023年11月6日
弥谷寺(71番)の参拝・納経を終えて、香川県道48号善通寺詫間線経由で、善通寺の駐車場まで来た。13時08分。

重ね印前の納経帳

ここで、前夜に撮影した、重ね印を押す前の納経帳を示しておく。

重ね印前の曼荼羅寺&出釈迦寺納経印
重ね印前の曼荼羅寺&出釈迦寺納経印
左が出釈迦寺(73番)、右が曼荼羅寺(72番)。出釈迦寺は2022年と2023年初日の2回分。
重ね印前の善通寺納経印(左)
重ね印前の善通寺納経印(左)
左が善通寺。
重ね印前の善通寺弘法大師納経印
重ね印前の善通寺弘法大師納経印
こちらは、善通寺発行の納経帳の筆頭ページにある、弘法大師印。

善通寺(再訪)

四国八十八ヶ所75番。(他は略)
[2022年参拝時の記事:善通寺到着時善通寺西院撮影善通寺東院撮影善通寺納経
駐車場から境内に入る。

善通寺駐車場から境内へ
善通寺駐車場から境内へ
善通寺済世橋正覚門
善通寺済世橋正覚門
善通寺本堂(再訪)
善通寺本堂(再訪)
本堂でお勤め、戻って大師堂でお勤め、そして重ね印を頂く。
善通寺納経印(後日撮影)
善通寺納経印(後日撮影)
善通寺弘法大師印(後日撮影)
善通寺弘法大師印(後日撮影)
これで、2022年に打ち始めた遍路の一周が成った。
それから、大師堂内の窓口にて、満願証の申込みをする( 有料 )。ここでは完全自己申告で、納経帳での確認は無かった。
善通寺大師堂(再訪)
善通寺大師堂(再訪)
駐車場に戻って、14時04分出発。今回の滞在時間は約56分。
2022年の時とだいたい同じルートで、曼荼羅寺の駐車場へ。14時12分。

曼荼羅寺(再訪)

四国八十八ヶ所72番。(他は略)
[2022年参拝時の記事:善通寺納経後に曼荼羅寺へ

曼荼羅寺山門(再訪)
曼荼羅寺山門(再訪)
曼荼羅寺本堂(再訪)
曼荼羅寺本堂(再訪)
曼荼羅寺大師堂(再訪)
曼荼羅寺大師堂(再訪)
本堂と大師堂で各々お勤め後、納経所へ。
曼荼羅寺納経印(後日撮影)
曼荼羅寺納経印(後日撮影)
14時35分出発。滞在時間は約23分。
出釈迦寺への道は、西側のやや緩い道を登って、駐車場には14時38分に到着。

出釈迦寺(再々訪)

四国八十八ヶ所73番。(他は略)
[2022年参拝時の記事:出釈迦寺、2023年初日参拝時の記事:出釈迦寺(再訪)

出釈迦寺参道入口(再々訪)
出釈迦寺参道入口(再々訪)
出釈迦寺山門(再々訪)
出釈迦寺山門(再々訪)
出釈迦寺本堂(再々訪)
出釈迦寺本堂(再々訪)
出釈迦寺大師堂(再々訪)
出釈迦寺大師堂(再々訪)
まず本堂でお勤め、大師堂で最後のお勤めをして、納経印を頂いた。
出釈迦寺納経印(後日撮影)
出釈迦寺納経印(後日撮影)
これで、今回2023年の遍路でも、全札所を廻っての一周を成し遂げたことになった。
荷物をしまっていると、境内にいらした白人系3人、たぶん夫婦と娘さんという組み合わせの会話などが聞こえてくる。スリムな娘さんはニコニコで納経所へ。境内中庭で父親は立ち、太めな母親は座って最後に「I'm tired」。お疲れ様。
出釈迦寺からの眺望(再々訪)
出釈迦寺からの眺望(再々訪)
駐車場に戻って下山開始。15時05分。滞在時間は約27分。
駐車場から真っ直ぐ北へ、突き当たり丁字路右折後左折で曼荼羅寺山門前を通過、降りの勢いのまま県道48号との十字路に出て右折、県道が少し右に曲がった後、右手の郵便局ATM に寄る。次の信号丁字路を左折すると、この道は途中から県道217号西白方善通寺線になる。途中ショートカットして県道205号多度津丸亀線から県道216号山階多度津線で、JR予讃線の踏切を渡る。その後は真っ直ぐ進んで県道離脱、県道25号善通寺多度津線のJR予讃線跨線橋を潜って、多度津駅に至った。15時35分。

本日(第21日)の走行記録


トータル43.66km、移動平均時速13.4km/h、総活動時間08時間52分03秒、これらには境内など歩行部分を含む。

JR帰路

もう一度、今夜のサンライズ瀬戸・出雲の空席を確認したが、瀬戸には所望の席は無く、出雲は完売。四国でもう1泊する気はしなかったので、本日中に新幹線で帰ることにした。輪行セット。

JR多度津駅に特急南風到着
JR多度津駅に特急南風到着
撮影時刻は16時05分。土讃線からの特急、時刻表では南風18号が15時59分発だが、この日は少し遅れた。
JR瀬戸大橋線からの眺め
JR瀬戸大橋線からの眺め
岡山駅では駅弁を購入し、当駅始発の、ひかり520号の自由席に乗車。17時36分出発。最後尾南側の席にて、発車後すぐに駅弁を食べた。乗車率は最後まで半分以下、窓側は両側とも埋まるが、真ん中の列は全ては埋まらず。このご時世、乗車率は低い方が良い。怪しい奴がいたら席を、場合によっては列車を変える心づもりだったがそんなことはなかった。
東京駅は21時36分到着予定、実際は品川駅で乗り換えて総武快速線で帰宅。
2023年遍路は無事に終了しました。

次回は、遍路のあれこれ

次回は、遍路について少し書いてみます。

2023年遍路第21日 続・弥谷寺(71番)結願

2023年遍路第21日その6、弥谷寺(71番)の続きから。

遍路第21日(平坦ステージ)

日付 : 2023年11月6日
弥谷寺の境内を移動して、観音堂と十王堂のあたりまで来た。

弥谷寺

真言宗善通寺派、弥谷寺、三豊市三野町大見乙70。(香川県の宗教法人名簿より)
四国八十八ヶ所71番。
iyadanizi.xsrv.jp
ja.wikipedia.org
弥谷寺の読みは「いやだにじ」。

弥谷寺案内図
弥谷寺案内図
(以上再掲)

参道観音堂前から

弥谷寺参道観音堂前
弥谷寺参道観音堂前
また階段を登って、
弥谷寺参道護摩堂前
弥谷寺参道護摩堂前
階段上で右に行くと天霧城跡、左が本堂である。左へ。

護摩堂

弥谷寺護摩堂
弥谷寺護摩堂

参道水場薬師堂下

弥谷寺参道水場薬師堂下
弥谷寺参道水場薬師堂下
また階段登る。その先右に水場之洞窟、左に薬師堂。

水場之洞窟

弥谷寺水場之洞窟
弥谷寺水場之洞窟

薬師堂

弥谷寺薬師堂
弥谷寺薬師堂

参道本堂下

弥谷寺参道水場之洞窟前
弥谷寺参道水場之洞窟前
水場之洞窟側の参道階段を登る。
弥谷寺参道本堂下
弥谷寺参道本堂下

摩崖仏

右の岩壁に摩崖仏がある。

弥谷寺摩崖仏全体
弥谷寺摩崖仏全体
弥谷寺摩崖仏
弥谷寺摩崖仏

本堂

ようやっと本堂に着いた。

弥谷寺本堂からの眺望
弥谷寺本堂からの眺望
撮影時刻は11時43分。下の参道に入ってから約27分。
弥谷寺本堂
弥谷寺本堂
本尊は千手観世音菩薩。
弥谷寺本堂扁額
弥谷寺本堂扁額
扁額は読めないが、本尊から推理すると「大悲殿」かな。
そして本堂でのお勤めをして、戻る。
弥谷寺本堂参道階段上
弥谷寺本堂参道階段上
どんどこ戻って、境内図の左隣の手水鉢まできた。

大師堂前手水鉢

弥谷寺大師堂前手水鉢
弥谷寺大師堂前手水鉢
手水鉢には「寳曆四甲戌年 六月吉日」とある。(宝暦4年=1754年)

大師堂(兼納経所)

弥谷寺大師堂入口
弥谷寺大師堂入口
土足禁止の堂内に入ってお勤めし、納経印を頂いた。
弥谷寺納経印(後日撮影)
弥谷寺納経印(後日撮影)
これにより、2022年から2023年にかけての遍路で、全ての札所の納経印を頂いたことになる。結願である。
そして下山に移る。
弥谷寺大師堂階段下
弥谷寺大師堂階段下

降り参道

弥谷寺百八階段上
弥谷寺百八階段上
弥谷寺参道途中のレリーフ
弥谷寺参道途中のレリーフ
弥谷寺参道麓付近の修行大師像
弥谷寺参道麓付近の修行大師像
「道の駅ふれあいパークみの」の駐車場に戻ったのは、12時23分頃。参道から先の滞在時間は約67分。
そのまま、道の駅で昼食とした。

今後の予定

結願後の予定である。
ここまでの経緯は、先ず2022年に、善通寺(75番)から新規に打ち始め、曼荼羅寺(72番)出釈迦寺(73番)と廻って、次への移動途中に怪我のため中断。
そして今回の3週間遍路では、出釈迦寺(73番)から始めて、甲山寺(74番)金倉寺(76番)と廻ってから、あとはだいたい順打ちで、弥谷寺(71番)まで来た。
なので、次は善通寺(75番)を打てば、2022年来の遍路が一周となる。そして、曼荼羅寺(72番)から出釈迦寺(73番)まで打てば、今回の遍路だけで一周したことになる。
という訳で、この後は、善通寺(75番)、曼荼羅寺(72番)、出釈迦寺(73番)の順に廻る。
駐車場を12時48分に出て、道の駅の北東角の十字路を右(南)に折れる。少し降って合流後、次の三叉路を斜め左へ、十字路を左折、香川県道48号善通寺詫間線に合流して左(東)へ、国道11号に合流して左(東)へ、国道11号&県道48号重複区間を走る。
重複区間の終わる十字路を右折、県道48号を走り、甲山の南で県道が右カーブ、少し左カーブ、ストレートの次の左カーブで、右折直進する。その先に善通寺の駐車場がある。

次回は、遍路第21日その7、完結編、善通寺(75番)&曼荼羅寺(72番)&出釈迦寺(73番)

次回は、善通寺(75番)、曼荼羅寺(72番)、出釈迦寺(73番)の順に参ります。 

2023年遍路第21日 弥谷寺(71番)

2023年遍路第21日その5、本山寺(70番)駐車場を出たところから。

遍路第21日(平坦ステージ)

日付 : 2023年11月6日
本山寺の参拝・納経を終え、境内南南西にある駐車場を出て左(西北西)に進む。国道11号には出ない。
この道は右にカーブして北北東へ、自販機に寄った後、香川県道229号本山停車場線を横断、豊中中学校の傍を通って北へ、県道49号観音寺善通寺線との十字路で右折する。
左から県道35号豊中三野線が合流し、県道が右に折れる十字路を直進、その県道35号の旧道に相当する道との十字路左折後すぐ右折、道なりに進む。突き当たり丁字路右折から、勝田池の南東端に出る。

三豊市高瀬町勝田池から爺神山
三豊市高瀬町勝田池から爺神山
勝田池の東側から、隣の国市池の北西側、そしてJR予讃線は渡らずに高瀬駅の南東側を通り、駅前から県道218号財田上高瀬線、県道221号宮尾高瀬線に移行する。
右から県道220号大見吉津仁尾線が合流し、県道が左に折れる十字路は直進する。これは県道221号の旧道に当たる道だろう。それから三豊市三野町大見の落合地区、小川(用水路)を渡って十字路の次の十字路で右折すると、またしばらく道なりに走る。
その道なりの途中、ちょっと左にずれて北の方を撮影。
三豊市三野町大見大屋敷から弥谷山
三豊市三野町大見大屋敷から弥谷山
三豊市三野町大見大屋敷から弥谷山ズーム
三豊市三野町大見大屋敷から弥谷山ズーム
山の下の方に「道の駅ふれあいパークみの」の隣にある老人向け施設の建物が見える。その右に、弥谷寺(71番)への車道が少しだけ見えるが、寺の建物は見えない。
道に戻って北へ、県道48号善通寺詫間線の旧道っぽい道との十字路を直進すると、弥谷寺の石柱門が現れる。

弥谷寺石柱門

弥谷寺石柱門
弥谷寺石柱門
そのまま通過して、県道48号との十字路に出る。ここから真っ直ぐ行くのが近いのだが、急な登り坂になるので、ここは左折する。
県道が緩く左にカーブして、ストレートに戻ろうかという所での十字路右折、峠池の東側を北に進み、県道221号に合流して、すぐ次の丁字路で右に折り返す。

4級山岳弥谷寺西

この丁字路から、「道の駅ふれあいパークみの」北西の丁字路まで、自転車NAVITIMEで調べると、距離873m、獲得標高51m(=標高差)、平均勾配5.84%。遠回りして緩めの坂にした。
そうして右手の道の駅の駐車場に入ったのは11時08分。だが駐輪場所に迷ってしまい、道路の反対側にある参道に向かったのは11時16分。

弥谷寺

真言宗善通寺派、弥谷寺、三豊市三野町大見乙70。(香川県の宗教法人名簿より)
四国八十八ヶ所71番。
iyadanizi.xsrv.jp
ja.wikipedia.org
弥谷寺の読みは「いやだにじ」。
「道の駅ふれあいパークみの」敷地北東角の十字路を北東に入る、その十字路右脇に境内図がある。

境内図

弥谷寺境内図
弥谷寺境内図
ここから少し進んで、車道は左に切り返し、歩きの道はそのまま進んで天霧城跡説明板、次に登り階段の先で突き当たり左右に別れる。右は次の札所への遍路道、左が弥谷寺への参道である。
参道はまず右に穴薬師、続いて階段を登って山門、しばらく谷に沿った緩い登りが続く。 それから谷の左方向に進路を変えて、百八階段となる。その先は後述。

天霧城跡説明板

弥谷寺天霧城跡説明板
弥谷寺天霧城跡説明板
弥谷寺境内よりもさらに上、北東方向の天霧山山頂付近に、国指定の史跡、天霧城跡がある。

参道山門まで

弥谷寺参道最初の階段
弥谷寺参道最初の階段
この階段を登っての右から、曼荼羅寺(72番)と出釈迦寺(73番)への遍路道が始まる。
国指定史跡讃岐遍路道曼荼羅寺道起点
国指定史跡讃岐遍路道曼荼羅寺道起点
この遍路道は、国指定の史跡、讃岐遍路道の構成要素のひとつである。
www.city.zentsuji.kagawa.jp
今は階段の左に歩く。
弥谷寺参道穴薬師前
弥谷寺参道穴薬師前
写真右に穴薬師。
弥谷寺参道山門下階段
弥谷寺参道山門下階段

山門

弥谷寺山門
弥谷寺山門
弥谷寺山門扁額
弥谷寺山門扁額
山号は剣五山。

参道山門から

弥谷寺参道山門の先
弥谷寺参道山門の先
弥谷寺岩の間の参道
弥谷寺岩の間の参道

百八階段(登り)

弥谷寺百八階段下
弥谷寺百八階段下
この階段は、途中に踊り場の無い108段の階段で、疲労の溜まった脚には堪えるのだ。
百八階段を登った先に案内図がある。

案内図

弥谷寺案内図
弥谷寺案内図
案合図の左に大師堂兼納経所への登り階段、案合図の右に進むと、先ず左に多宝塔への古い登り階段、次に左に修行大師像、修行大師像の後方に香川家代々の墓、参道は鐘楼の所で左に折れて登り階段となる。階段の途中、右に観音堂、左に十王堂、階段の上は護摩堂、護摩堂前から右に進むと天霧城跡に至る。護摩堂前から左に進んでまた登り階段、そして右の岩壁に水場之洞窟、左に薬師堂、ここから階段は複線になるが、登った先はいずれも本堂となる。この最後の階段右の岩壁に摩崖仏が彫られている。
弥谷寺案内図左大師堂前
弥谷寺案内図左大師堂前
写真の右が大師堂兼納経所である。先に本堂に参る。
弥谷寺案内図右
弥谷寺案内図右
弥谷寺本堂参道から百八階段
弥谷寺本堂参道から百八階段

多宝塔

弥谷寺多宝塔参道階段弥谷寺多宝塔
弥谷寺多宝塔
ちょっとこの階段は登れないな。

修行大師像

弥谷寺修行大師像
弥谷寺修行大師像

天霧城主香川家代々の墓

弥谷寺天霧城主香川家代々の墓説明板
弥谷寺天霧城主香川家代々の墓説明板
これに拠れば、天正13年8月の秀吉の四国攻めで滅んだ香川氏一族の墓で、昭和59年に移したものだという。(天正13年=1585年、昭和59年=1984年)(香川氏 - Wikipedia)
弥谷寺天霧城主香川家代々の墓左から
弥谷寺天霧城主香川家代々の墓左から
弥谷寺天霧城主香川家代々の墓右から
弥谷寺天霧城主香川家代々の墓右から

参道鐘楼前

弥谷寺参道鐘楼前
弥谷寺参道鐘楼前
ここで左に折れる。

観音堂

弥谷寺観音堂
弥谷寺観音堂
扁額は「観音堂」。

十王堂

弥谷寺十王堂
弥谷寺十王堂
扁額は「十王堂」。
ここで記事を切ります。

次回は、遍路第21日その6、続・弥谷寺(71番)結願

次回は、弥谷寺の続きです。 

2023年遍路第21日 本山寺(70番)

2023年遍路第21日その4、琴弾八幡宮(元68番)を出て財田川左岸を遡上するところから。

遍路第21日(平坦ステージ)

日付 : 2023年11月6日
琴弾八幡宮の一の鳥居を出て右折、香川県道21号丸亀詫間豊浜線三架橋を南に渡ってすぐ左折、財田川の左岸を上流方向に走る。この間、少し雨がぱらつくが、問題ない。
どんどん進んで、JR予讃線の下を潜って、次の本山寺橋、

本山寺南の本山寺橋
本山寺南の本山寺橋
橋の前方に本山寺(70番)五重塔が見える。ここを左折して渡る。その先また小さな橋を渡っての交差点を左折すると、左に駐車場、右に仁王門となる。09時39分に駐車場に着いた。
駐車場からの本山寺
駐車場からの本山寺

本山寺

高野山真言宗、本山寺、三豊市豊中町本山甲1445。(香川県の宗教法人名簿より)
四国八十八ヶ所70番。
88shikokuhenro.jp
ja.wikipedia.org
本山寺の読みは「もとやまじ」。
仁王門から北北東に参道真っ直ぐに本堂、参道右手に大門、大師堂、参道左手に鎮守堂、阿弥陀堂、十王堂、十王堂は大師堂と相対している。本堂の左に大日堂( 赤殿 )、五重塔、中興大僧正實毅像。大師堂の左前に修行大師像、十王堂の左後方にも修行大師像、阿弥陀堂の左後方に一畑薬師堂がある。
撮影順は最後だが、駐車場にあった境内案内図を先に示す。

境内案内図

本山寺境内案内図
本山寺境内案内図

仁王門( 二王門 )

仁王門は境内南南西にある。国指定の重要文化財二王門。

本山寺仁王門
本山寺仁王門
本山寺仁王門から境内
本山寺仁王門から境内
この他にも本山寺には、国、香川県、三豊市(旧豊中町)指定の文化財が多い。
www.city.mitoyo.lg.jp
木造金剛力士立像は県指定の有形文化財だが、中にいらしたかな?

大門( 山門 )

大門は境内東南東、旧街道っぽい道の側にある。

本山寺大門境内側
本山寺大門境内側
本山寺大門前
本山寺大門前
山号は七寶山( 七宝山 )、これは神恵院観音寺(68番&69番)と同じ。
本山寺大門
本山寺大門
中には大草鞋が見える。

道標

大門門前に道標が2基ある。

本山寺大門右前道標
本山寺大門右前道標
門前右側の道標は、道路側( 写真の右側 )を正面として、これはたぶん「右辺路道」、左面「左うら門〓寺内入納經〓あり」。
本山寺大門左前道標
本山寺大門左前道標
門前左側の道標は、正面( 写真の右側 )は右を指す左手の下に「七十一番 彌谷寺里程〓里」、左面は右を指す左手の下に「六十八番九番 觀音寺里程壹里」。

境内

本山寺大門から境内
本山寺大門から境内
本堂前の赤い幟には「馬頭觀世音菩薩」とある。

大師堂

本山寺大師堂
本山寺大師堂
本山寺大師堂扁額
本山寺大師堂扁額
扁額は「弘法大師」。

修行大師像(大師堂左前)

本山寺大師堂前修行大師像
本山寺大師堂前修行大師像

本堂

本堂の説明板は境内中央にある。

本山寺本堂説明板
本山寺本堂説明板
これに依れば、正応4年(1291年)に佐々木氏信が寄進し、正安2年(1300年)建立。国宝。
bunka.nii.ac.jp
佐々木氏信は、近江北部に所領を持つ鎌倉の御家人で、京極氏祖でもある。 (佐々木氏信 - Wikipedia) 京極氏は江北の地を失うが、義昭→信長→光秀→勝家→秀吉と絶妙に寄り親・主君を変えて、上杉征伐関ヶ原でも絶妙に勝利に貢献し、その嫡流は万治元年(1658年)よりこの地を含む丸亀藩主となった。
本山寺本堂
本山寺本堂
そして、本堂でお勤めし、大師堂に戻ってお勤め、それから納経所へ。
本山寺納経印(後日撮影)
本山寺納経印(後日撮影)
また撮影再開。
本山寺本堂斜め左から
本山寺本堂斜め左から

五重塔

三豊市指定有形文化財。ちょうど前日に、平成令和之大修理落慶大法会が行われたらしい。

本山寺五重塔南側
本山寺五重塔南側
本山寺五重塔南西側本山寺五重塔北東側
本山寺五重塔

中興大僧正實毅像

本山寺中興大僧正實毅像
本山寺中興大僧正實毅像
写真中央奥の、新しめの胸像、タイトルは「當山中興 大僧正實毅像」とある。明治の五重塔建立時の御住職らしい。

大日堂( 赤殿 )

本山寺大日堂
本山寺大日堂

十王堂

本山寺十王堂
本山寺十王堂
奥殿は護摩堂。

修行大師像(十王堂左)

本山寺十王堂左修行大師像
本山寺十王堂左修行大師像

一畑薬師堂

本山寺一畑薬師堂
本山寺一畑薬師堂

阿弥陀堂( 満州開拓慰霊堂 )

境内図には阿弥陀堂とあるが、阿弥陀堂は奥殿らしい。この建物の右の看板「満州開拓資料館」、左の看板と手前の灯明台には「満州開拓慰霊堂」とある。

本山寺阿弥陀堂
本山寺阿弥陀堂

鎮守堂

県指定の有形文化財。

本山寺鎮守堂
本山寺鎮守堂
そして駐車場に戻る。10時16分出発。滞在時間は約37分。
駐車場からは左(西北西)に走り出す。

次回は、遍路第21日その5、弥谷寺(71番)

次回は、弥谷寺に参ります。

2023年遍路第21日 続・琴弾八幡宮(元68番)

2023年遍路第21日その3、琴弾八幡宮(元68番)境内社青丹神社まで参拝したところから。

遍路第21日(平坦ステージ)

日付 : 2023年11月6日
琴弾八幡宮拝殿への参道を登り、途中にある境内社の青丹神社まで参拝して、拝殿参道に戻った。

琴弾八幡宮

琴彈八幡宮、観音寺市八幡町1-1-1。(香川県の宗教法人名簿より)
四国八十八ヶ所元68番。
kagawakenjinjacho.or.jp
ja.wikipedia.org
(以上再掲)

琴弾八幡宮境内社青丹神社前から拝殿への参道
琴弾八幡宮境内社青丹神社前から拝殿への参道
この写真の撮影者の背後に青丹神社、左後方に下からの登りの参道、前方で右に曲がってまた登り階段の先に拝殿がある。

参道途中の道標

琴弾八幡宮参道途中の道標
琴弾八幡宮参道途中の道標

拝殿階段下鳥居

右に曲がって、鳥居の先から登り階段となる。

琴弾八幡宮拝殿階段下鳥居
琴弾八幡宮拝殿階段下鳥居
階段の先が拝殿である。

拝殿

琴弾八幡宮拝殿
琴弾八幡宮拝殿

本殿右側&住吉神社

本殿の右に境内社住吉神社がある。

琴弾八幡宮本殿右側&境内社住吉神社
琴弾八幡宮本殿右側&境内社住吉神社
住吉神社のご祭神は、底土神、赤土神、石土神の3柱。住吉三神は神功皇后と関わりが深い。

若宮

住吉神社のさらに奥に、若宮がある。

琴弾八幡宮若宮
琴弾八幡宮若宮
ご祭神は仁徳天皇、宇治皇子、宇礼姫、久礼姫の4柱。八幡神(応神天皇)の御子である(あろう)。
琴弾八幡宮若宮神額
琴弾八幡宮若宮神額
神額は「若宮」。

北側眺望

琴弾八幡宮北側眺望
琴弾八幡宮北側眺望
写真右の稲積山に高屋神社がある。

本殿左側&境内社武内神社

本殿の左側には、境内社武内神社もある。

琴弾八幡宮本殿左側&境内社武内神社
琴弾八幡宮本殿左側&境内社武内神社
武内神社のご祭神は武内宿祢(宿禰)。八幡神(応神天皇)の忠臣である。

観音寺道標

本殿左側、武内神社の左の参道脇に、神恵院観音寺(69番)への道標があった。

琴弾八幡宮本殿脇観音寺道標
琴弾八幡宮本殿脇観音寺道標
一番大きな道標には「左観音寺」、その右の道標は、下の字は読めないが上は大師像で、へんろ道標である。
観音寺の時にも述べたが、明治の神仏分離までは、ここ琴弾八幡宮が68番札所で、次が69番札所の観音寺であった。
こちらの道を進むと銭形砂絵の展望台にも行けるはずだが、今回は見合わせた。
拝殿前に戻る。

拝殿前

琴弾八幡宮拝殿前階段上
琴弾八幡宮拝殿前階段上
琴弾八幡宮拝殿前眺望
琴弾八幡宮拝殿前眺望
それでは改めて、拝殿にお参り。拍手をすると、猫が寄ってきた。
琴弾八幡宮拝殿前に現れた猫さん
琴弾八幡宮拝殿前に現れた猫さん
階段を降りる。

拝殿階段下常夜灯

拝殿階段下鳥居の、拝殿に向かって左奥の常夜灯、

琴弾八幡宮拝殿階段下左常夜灯
琴弾八幡宮拝殿階段下左常夜灯
正面「常夜燈」、右面「文化三丙寅」まで読めた。(文化3年=1806年)
参道を戻る。

参道階段下り

琴弾八幡宮参道階段下り
琴弾八幡宮参道階段下り
降っていくと、境内社須賀神社の向かいに境内社稲荷神社がある。登りの時は気が付かなかったか。

稲荷神社

琴弾八幡宮境内社稲荷神社
琴弾八幡宮境内社稲荷神社
ご祭神は倉稲魂神(うかのみたまのかみ)。左、参道側の常夜灯は、正面「常夜燈」、右面は「天明八」まで読める。(天明8年=1788)

参道常夜灯

さらに降りて別の常夜灯、

琴弾八幡宮参道常夜灯
琴弾八幡宮参道常夜灯
こちらは正面「常夜燈」、右面「丁寛政九年 巳正月吉日」。(寛政9丁巳年=1797年)
この先で右の分岐に入り、社務所の方へ行ってみる。

山之神神社

琴弾八幡宮境内社山之神神社
琴弾八幡宮境内社山之神神社

琴弾戎

琴弾八幡宮境内社琴弾戎
琴弾八幡宮境内社琴弾戎
そして社務所に戻ると、今度は開いていたので、御朱印をお願いした。
琴弾八幡宮御朱印(後日撮影)
琴弾八幡宮御朱印(後日撮影)
自転車に戻って、09時24分出発。滞在時間は約47分。
一の鳥居を出ての信号十字路を右折で、香川県道21号丸亀詫間豊浜線の三架橋で財田川を再度渡り、すぐ左折、財田川左岸の道を上流方向へ走る。

次回は、遍路第21日その4、本山寺(70番)

次回は、本山寺に参ります。

2023年遍路第21日 琴弾八幡宮(元68番)

2023年遍路第21日その2、神恵院観音寺(68番&69番)駐車場を出て参道を横切ったところから。

遍路第21日(平坦ステージ)

日付 : 2023年11月6日
神恵院観音寺(68番&69番)駐車場を出て右、次の十字路も右、次の十字路では写真撮影後直進した。そのまま進むと、琴弾八幡宮一の鳥居前に出る。

琴弾八幡宮一の鳥居(再掲)
琴弾八幡宮一の鳥居(再掲)
上の写真は、神恵院観音寺参拝前に撮影したもの。
琴弾八幡宮一の鳥居神額
琴弾八幡宮一の鳥居神額
神額は「琴彈八幡宮」。神額の撮影時刻は08時37分。

琴弾八幡宮

琴彈八幡宮、観音寺市八幡町1-1-1。(香川県の宗教法人名簿より)
四国八十八ヶ所元68番。
kagawakenjinjacho.or.jp
ja.wikipedia.org
一の鳥居から真っ直ぐ西に平坦部があって、左は道路に財田川、右には大鳥居から拝殿に至る登り参道がある。平坦部を進むと、右に庚申神社、山之神神社、琴弾戎、平坦部奥に社務所がある。拝殿までの参道は長く、途中に鳥居や境内社が多くある。

源平屋島合戦の由来説明板

琴弾八幡宮源平屋島合戦の由来説明板
琴弾八幡宮源平屋島合戦の由来説明板

大鳥居その1

琴弾八幡宮大鳥居
琴弾八幡宮大鳥居
先ずは平坦部の奥に進んで駐輪、社務所に向かうが閉じていた。引き返して大鳥居へ。

神馬像

琴弾八幡宮神馬像
琴弾八幡宮神馬像
琴弾八幡宮神馬像台座上の猫さん
琴弾八幡宮神馬像台座上の猫さん

庚申神社

琴弾八幡宮境内社庚申神社
琴弾八幡宮境内社庚申神社

大鳥居その2

琴弾八幡宮大鳥居神額
琴弾八幡宮大鳥居神額
神額は「琴弾八幡宮」。
琴弾八幡宮大鳥居の由来説明板
琴弾八幡宮大鳥居の由来説明板
これに依れば、大鳥居は承応2年(1653年)、丸亀藩主山崎虎之助治頼の寄進。(山崎治頼 - Wikipedia) ただし、治頼は慶安3年(1650年)の生まれで、後見人である叔父の山崎豊治らの意向などもあるのだろう。(山崎豊治 - Wikipedia)

随神門

琴弾八幡宮随神門
琴弾八幡宮随神門

参道階段

琴弾八幡宮参道階段その1
琴弾八幡宮参道階段その1
琴弾八幡宮参道階段その2
琴弾八幡宮参道階段その2
猫が多いな。
琴弾八幡宮参道階段その3
琴弾八幡宮参道階段その3

参道途中の石鳥居

琴弾八幡宮参道途中の石鳥居
琴弾八幡宮参道途中の石鳥居
琴弾八幡宮参道途中の石鳥居神額
琴弾八幡宮参道途中の石鳥居神額
神額は「琴弾八幡宮」。
この石鳥居の左手に境内社須賀神社がある。

須賀神社

琴弾八幡宮境内社須賀神社
琴弾八幡宮境内社須賀神社
ご祭神は素戔嗚尊(すさのをのみこと)。

木之鳥居

琴弾八幡宮木之鳥居
琴弾八幡宮木之鳥居
別に覆屋根のある鳥居。
琴弾八幡宮木之鳥居説明板
琴弾八幡宮木之鳥居説明板
琴弾八幡宮木之鳥居神額
琴弾八幡宮木之鳥居神額
神額は「三所霊神」。
木之鳥居を潜ってすぐ左に境内社宮阪天神がある。

宮阪天神

琴弾八幡宮境内社宮阪天神
琴弾八幡宮境内社宮阪天神
ご祭神は菅原道真命。尊称部分は写真に写っていない。
ここから境内社が多くなる。

松童神社&高良神社

琴弾八幡宮境内社松童神社&高良神社
琴弾八幡宮境内社松童神社&高良神社
写真の右が松童神社、ご祭神は真根子命。左奥が高良神社、ご祭神は高良玉垂(かはらたまたれ)命。真根子命は壱岐直の祖で、武内宿禰とも所縁のある人物。高良玉垂命は筑後に所縁の人物で、かつては武内宿禰に比定された。

参道玉垣の切れ目

撮影の意図を忘れた。

琴弾八幡宮参道玉垣の切れ目
琴弾八幡宮参道玉垣の切れ目

風之神社

琴弾八幡宮境内社風之神社
琴弾八幡宮境内社風之神社
ご祭神は志那津彦(しなつひこ)命と志那津姫命。

五所神社

琴弾八幡宮境内社五所神社
琴弾八幡宮境内社五所神社
ご祭神は、天照皇大神、天太玉命、天児屋根命、手力雄命、鈿女命の5柱。天岩戸に関係するご祭神である。

蔵谷神社

琴弾八幡宮境内社蔵谷神社
琴弾八幡宮境内社蔵谷神社
ご祭神は少彦名神(すくなひこなのかみ)。

参道屈曲部

ここまで緩やかな登り階段だった参道が、左に折れる。

琴弾八幡宮参道屈曲部
琴弾八幡宮参道屈曲部
右の鳥居の先には境内社青丹神社がある。

青丹神社

琴弾八幡宮境内社青丹神社
琴弾八幡宮境内社青丹神社
ご祭神は、豊玉姫命、少彦名神、潮涸瓊潮満瓊。海に関係しそうだが?
青丹神社から戻って反対側に進む。

次回は、遍路第21日その3、続・琴弾八幡宮(元68番)

次回は、琴弾八幡宮の続きです。

2023年遍路第21日 神恵院(68番)&七宝山観音寺(69番)

2023年遍路第21日その1、ホテル シェトワ 観音寺(2泊目)に泊まった翌朝から。
ホテル シェトワ 観音寺(2泊目)の翌朝から始める。

遍路第21日(平坦ステージ)

日付 : 2023年11月6日
弥谷寺(71番)でちょっと登るも、平坦なステージ。順調に行けば、本日で結願となる。

ホテル シェトワ 観音寺
ホテル シェトワ 観音寺
撮影時刻は07時31分。ホテル前の香川県道237号黒渕本大線を左(西)に、県道6号込野観音寺線との交差点を右折、JR予讃線の踏切を渡っての県道49号観音寺善通寺線との交差点左折、そこから観音寺駅北の街中をくねくね進んで、最後は県道21号丸亀詫間豊浜線に出て三架橋で財田川を渡る。
香川県道21号丸亀詫間豊浜線三架橋から琴弾山
香川県道21号丸亀詫間豊浜線三架橋から琴弾山
橋の左(西)に琴弾山、麓に琴弾八幡宮(元68番)の鳥居が見える。橋の北詰めの信号十字路を渡って左手、
琴弾八幡宮一の鳥居
琴弾八幡宮一の鳥居
この大鳥居を撮影して、十字路は直進(北行)する。次の信号十字路手前の丁字路にて左を覗くと、
神恵院観音寺参道入口
神恵院観音寺参道入口
その先は神恵院観音寺(68番&69番)である。この丁字路では曲がらず、信号十字路で左折、琴弾山の緑に接近すると、左に駐車場入口がある。07時47分到着。

七宝山神恵院観音寺

真言宗大覚寺派、観音寺、観音寺市八幡町1-2-7。(香川県の宗教法人名簿より)
四国八十八ヶ所68番。(神恵院)
四国八十八ヶ所69番。(観音寺)
www.shikoku88-6869.com
ja.wikipedia.org
ja.wikipedia.org
神恵院の読みは「じんねいん」、観音寺の読みは「かんのんじ」。
明治の神仏分離以前は、琴弾八幡宮が68番札所、神恵院観音寺は69番札所かつ琴弾八幡宮の別当寺であった。神仏分離によって68番札所は観音寺が引き継ぎ、68番神恵院、69番観音寺と使い分けている。
なお、所在地の観音寺市は「かんおんじ」市、同名札所の光燿山観音寺(16番)は「かんおんじ」、その所在地の徳島市国府町観音寺は「かんのんじ」と読む。
駐車場の横に山門、山門の前後は登り参道階段で、階段の上は、正面に愛染堂、右に折れた先に観音寺69番本堂、その途中左に薬師堂への登り階段、薬師堂の左に心経宝塔、愛染堂の左には観音寺69番大師堂、神恵院68番本堂、神恵院68番大師堂が並ぶ。

駐車場

神恵院観音寺駐車場と山門
神恵院観音寺駐車場と山門
神恵院観音寺駐車場サイクルラック
神恵院観音寺駐車場サイクルラック
ここに駐輪した。雨の可能性があるので屋根付きは有難い。

境内図

駐車場と山門の間、山門右前に境内図がある。

神恵院観音寺境内図
神恵院観音寺境内図

山門

神恵院観音寺山門
神恵院観音寺山門
山号は七宝山。

参道

神恵院観音寺参道山門から境外
神恵院観音寺参道山門から境外
神恵院観音寺参道階段
神恵院観音寺参道階段
神恵院観音寺参道階段から愛染堂など
神恵院観音寺参道階段から愛染堂など
先ずは、右の観音寺69番本堂でお勤め、次は観音寺69番大師堂、そして階段を登って神恵院68番本堂でお勤めして、一時撮影再開。

68番本堂(神恵院本堂)

神恵院68番本堂
神恵院68番本堂
本尊は八幡神の本地仏である阿弥陀如来。
神恵院観音寺68番本堂左庭園
神恵院観音寺68番本堂左庭園
階段を降りて、68番大師堂でお勤めして、納経印を頂く。
神恵院納経印(後日撮影)
神恵院納経印(後日撮影)
七宝山観音寺納経印(後日撮影)
七宝山観音寺納経印(後日撮影)
また撮影再開。

68番大師堂(神恵院大師堂)

神恵院68番大師堂
神恵院68番大師堂
神恵院68番大師堂扁額
神恵院68番大師堂扁額
扁額は定番の「弘法」。

68番本堂下

神恵院68番本堂下
神恵院68番本堂下
神恵院68番本堂下階段
神恵院68番本堂下階段

69番大師堂(観音寺大師堂)

観音寺69番大師堂
観音寺69番大師堂
観音寺69番大師堂扁額
観音寺69番大師堂扁額
手前( 写真の上 )の扁額は定番の「弘法」、奥の扁額は「微雲管」。

手水鉢

神恵院観音寺手水鉢
神恵院観音寺手水鉢
手水鉢の正面( 写真の右側 )「奉獻 聖觀音 御前」、左面「安永四乙未年 二月十八日」。(安永4年=1775年)

愛染堂

神恵院観音寺愛染堂
神恵院観音寺愛染堂

薬師堂

参道階段の下からです。

神恵院観音寺薬師堂
神恵院観音寺薬師堂

心経宝塔

神恵院観音寺心経宝塔
神恵院観音寺心経宝塔

69番本堂(観音寺本堂)

国指定の重要文化財。
www.city.kanonji.kagawa.jp

観音寺69番本堂
観音寺69番本堂
本尊は聖観世音菩薩。
観音寺69番本堂扁額
観音寺69番本堂扁額
扁額は「観音堂」。

常夜灯

69番本堂手前左の常夜灯、

観音寺69番本堂前常夜灯右面背面観音寺69番本堂前常夜灯正面左面
観音寺69番本堂前常夜灯
「南無觀世音菩薩」とある面を正面として、左面「奉獻石燈籠両基」、右面の中央「一千日参詣觀音寺本堂」、その右「當國木之郷村住」、背面「天明二壬寅年八月十九日」(十九日は違うかも)。(天明2年=1782年)
参道階段上の左の常夜灯、
神恵院観音寺参道階段上左常夜灯
神恵院観音寺参道階段上左常夜灯
写真の左側「常夜燈」、右側「寛政三〓〓歳八月…」。(寛政3年=1791年)

境内

神恵院観音寺参道階段上
神恵院観音寺参道階段上
神恵院68番大師堂から境内
神恵院68番大師堂から境内
駐車場に戻って出発。08時34分。滞在時間は約47分。道路に出て右、すぐの十字路右で、その次はまた参道と交差する十字路、
神恵院観音寺参道から山門方向
神恵院観音寺参道から山門方向
この写真左側の石塔には「四國第六十九番霊場」とあり、68番には触れていない。十字路はそのまま直進(南行)する。

次回は、遍路第21日その2、琴弾八幡宮(元68番)

次回は、琴弾八幡宮に参ります。

2023年遍路第20日 大興寺(67番)

2023年遍路第20日その4、雲辺寺ロープウェイ駐車場を出たところから。

遍路第20日(丘陵ステージ)

日付 : 2023年11月5日
雲辺寺(66番)から雲辺寺ロープウェイで下山し、駐車場を出て右(北)に折れた。この道は、来た道とは別であり、雲辺寺ロープウェイが案内している自動車経路とも別なので、交通量皆無である。
しばらく標高240m前後で進んでから、降り坂になって、標高172mの三叉路で左折、その先で香川県道240号粟井観音寺線になる。
岩鍋池を過ぎたら、斜め右の昔からある道に入って県道離脱、さらに進んで突き当たりのところで、右が近道だが登るので左へ。新道に出て右折、新道右カーブの後、前述の近道が合流する交差点で左折する。少し登っての十字路、

大興寺南西の十字路
大興寺南西の十字路
奥は大興寺(67番)通用口だが、そこからは入らず、十字路を右折する。次の丁字路、
大興寺南の丁字路
大興寺南の丁字路
これを左折、坂を降っての左が駐車場になる。16時08分到着。

大興寺

真言宗善通寺派、大興寺、三豊市山本町辻4209。(香川県の宗教法人名簿より)
四国八十八ヶ所67番。
www.jit-net.biz
ja.wikipedia.org
大興寺の読みは「だいこうじ」。
駐車場から道に戻って東側の小川を渡って左折、すぐ左の橋を渡って参道右に修行大師像、参道の先に山門、山門入ってから登り階段と平坦参道を繰り返す。その途中にカヤの古木がある。最後の階段から参道真っ直ぐに本堂、本堂の左に(弘法)大師堂、本堂の右に天台大師堂、本堂左前に県指定有形文化財説明板がある。

大興寺駐車場案内図
大興寺駐車場案内図

駐車場前へんろ道標群

駐車場から山門前に移る間の右(東)側に、へんろ道標がある。

大興寺駐車場前へんろ道標群
大興寺駐車場前へんろ道標群

入口

大興寺入口
大興寺入口

修行大師像

大興寺修行大師像
大興寺修行大師像

山門

大興寺山門
大興寺山門
大興寺山門扁額
大興寺山門扁額
山号は「小松尾山」。
大興寺山門入って境内
大興寺山門入って境内

カヤ

山門からの参道平坦部右、階段の手前にカヤの古木がある。

大興寺のカヤ説明板
大興寺のカヤ説明板
香川県指定の自然記念物である。[三豊市Web:三豊市山本町の県指定自然記念物
大興寺のカヤ
大興寺のカヤ

参道

大興寺参道中間部
大興寺参道中間部
大興寺参道階段上部
大興寺参道階段上部
大興寺参道本堂前
大興寺参道本堂前

境内へんろ道標

この境内にもへんろ道標があった。

大興寺境内へんろ道標
大興寺境内へんろ道標
道標「六十八番 くゎんおん〓 二里」だろうか。
それでは、本堂、(弘法)大師堂とお勤めして、納経印を頂く。
大興寺納経印(後日撮影)
大興寺納経印(後日撮影)
そして撮影再開。

本堂

大興寺本堂
大興寺本堂
大興寺本堂扁額
大興寺本堂扁額
扁額は、たぶん「瑠璃光」。

県指定有形文化財説明板

大興寺県指定有形文化財説明板
大興寺県指定有形文化財説明板
次の5件が県指定の有形文化財:本尊の木造薬師如来坐像、木造天台大師坐像、木造大興寺扁額、木造金剛力士立像、木造弘法大師坐像。[三豊市Web:三豊市山本町の県指定文化財

(弘法)大師堂

大興寺(弘法)大師堂
大興寺(弘法)大師堂
大興寺(弘法)大師堂扁額
大興寺(弘法)大師堂扁額
扁額は定番の「弘法」。
大興寺(弘法)大師堂前からの境内
大興寺(弘法)大師堂前からの境内

天台大師堂

大興寺天台大師堂
大興寺天台大師堂
大興寺天台大師堂看板
大興寺天台大師堂看板
天台大師とは、 中国の天台宗開祖、智顗の尊称。

帰りの撮影

大興寺本堂鴟尾
大興寺本堂鴟尾
大興寺参道階段上
大興寺参道階段上
駐車場に戻って出発。16時56分。滞在時間は約48分。
駐車場を出て左の山門前の道を北へ走り、最後に道が右に曲がった後の突き当たり丁字路を左折、国道377号との十字路右折も直後の二股三叉路を左に入る。右に池を見てからの十字路左折、次は左に池のあるところで日没。
三豊市山本町辻の菅生神社西側での日没
三豊市山本町辻の菅生神社西側での日没
その後はだいたい道なりに進んで、香川県道6号込野観音寺線に合流して西へ、途中で右折したが国道11号は間違いで元に戻って西へ、県道237号黒渕本大線との交差点右折で、再び「ホテル シェトワ 観音寺」に戻った。17時20分着。

本日(第20日)の走行記録


トータル58.42km、移動平均時速16.7km/h、総活動時間06時間10分36秒、これらには境内など歩行部分に、雲辺寺ロープウェイ乗車分を含む。

ホテル シェトワ 観音寺(2泊目)

2泊目の料金は7700円(税込)。前日は8140円(税込)なので、440円安い。これは連泊の効果だろう。なお、自転車は玄関内側に置く。
ひと休みしてから、今日は自転車で移動して観音寺駅に寄った後、夕食。まず駅では、明日のサンライズ瀬戸・出雲の空席を確認したが、こちらの条件を満たす席は無かった。夕食はジョイフル観音寺中央店で、唐揚げ定食(的なもの)にスパゲッティカルボナーラ。カルボナーラの方が量が少なくて高いのは何故か。この夕食外出のデータは、3.63km、11.8km/h、01時間07分45秒である。
で、ホテルに戻って寝る。

次回は、遍路第21日その1、神恵院(68番)&七宝山観音寺(69番)

次回は、神恵院観音寺に参ります。

2023年遍路第20日 雲辺寺ロープウェイ&雲辺寺(66番)

2023年遍路第20日その3、観音寺市大野原町井関の滝宮神社横を通過したところから。

遍路第20日(丘陵ステージ)

日付 : 2023年11月5日
三角寺(65番)から国道11号などを通り、香川県道8号観音寺佐野線から井関池を越えて、観音寺市大野原町井関の谷下上地区の十字路を左折、滝宮神社に沿って右に曲がった。14時12分。

3級山岳雲辺寺ロープウェイ山麓駅

滝宮神社の境内が終わる辺りから起算して、雲辺寺ロープウェイ山麓駅の駐車場入口まで、自転車NAVITIMEで調べると、距離2.7km、獲得標高158m、標高差156m、平均勾配5.77%。緩急のある勾配である。
大野原町内野々の内野々上地区の標高145m地点で左折、坂上で特別養護老人ホーム前の丁字路右折、その先の突き当たり丁字路を右折で、次の交差点で斜め左の駐車場に入った。14時28分。
この駐車場には自転車を停めにくいので、階段を登って上の駐車場に移動し、そこに駐輪した。

雲辺寺ロープウェイ上り

www.shikoku-cable.co.jp
上の駐車場の奥に、雲辺寺ロープウェイの山麓駅がある。

雲辺寺RW山麓駅
雲辺寺RW山麓駅
雲辺寺RW山麓駅にゴンドラ到着
雲辺寺RW山麓駅にゴンドラ到着
雲辺寺RW説明板
雲辺寺RW説明板
山麓駅標高259m、山頂駅標高916m、全長2594m、標高差657m、所要時間7分。たぶん14時40分発の便に乗った。
雲辺寺RWゴンドラすれ違い
雲辺寺RWゴンドラすれ違い
雲辺寺RWゴンドラの影
雲辺寺RWゴンドラの影
電波塔のある雲辺寺山系
電波塔のある雲辺寺山系
そして山頂駅に到着、駅を出てすぐの二股三叉路、
雲辺寺RW山頂駅出て直ぐの二股三叉路
雲辺寺RW山頂駅出て直ぐの二股三叉路
間に修行大師像が建っている。撮影時刻は14時47分。ここは左に、すると羅漢像が並んでいる。
雲辺寺五百羅漢像
雲辺寺五百羅漢像
明確な境界線は不明だが、おそらく二股三叉路のところから徳島県そして雲辺寺(66番)境内なのだろう。

雲辺寺

真言宗御室派、雲辺寺、徳島県三好市池田町白地ノロウチ763。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所66番。
88shikokuhenro.jp
ja.wikipedia.org
雲辺寺の読みは「うんぺんじ」。
羅漢像の参道を降りると、右からの道と合流する。そして右に大師堂が見えるが、右には入れない。そのまま参道を進むと右にカーブしての内側に山門、カーブの先は本堂に至る。山門入って登り階段の先真っ直ぐ進むと厄除不動像、その右後ろに大師堂、不動像前から左に折れ曲がって進むと、右手に本堂、護摩堂がある。

境内案内図

後から撮影した境内案内図を先に掲示する。

雲辺寺境内案内図
雲辺寺境内案内図

山門

雲辺寺山門
雲辺寺山門
雲辺寺山門扁額
雲辺寺山門扁額
山号は「巨鼇山」。

境内その1

雲辺寺山門入って参道
雲辺寺山門入って参道
雲辺寺境内大師堂前
雲辺寺境内大師堂前

雲辺寺の観音さま

雲辺寺の観音さま
雲辺寺の観音さま
「雲辺寺の観音さま」という昔話。

大師堂

雲辺寺大師堂
雲辺寺大師堂
雲辺寺大師堂扁額
雲辺寺大師堂扁額
扁額は定番の「弘法」。
ここで撮影を中断し、先に大師堂でお勤め、続いて本堂でもお勤めして、納経所へ。
雲辺寺納経印(後日撮影)
雲辺寺納経印(後日撮影)
それから撮影再開。

本堂

雲辺寺本堂
雲辺寺本堂

護摩堂

雲辺寺護摩堂
雲辺寺護摩堂

境内その2

雲辺寺境内本堂側
雲辺寺境内本堂側
雲辺寺から徳島県側の山並み
雲辺寺から徳島県側の山並み
山頂駅に戻る。
雲辺寺北側の紅葉
雲辺寺北側の紅葉

雲辺寺ロープウェイ下り

雲辺寺RW山頂駅
雲辺寺RW山頂駅
撮影時刻は15時17分。雲辺寺山頂での活動時間は約30分。駅に着いてもすぐには乗れない。
駅の壁に雲辺寺の説明板がある。
雲辺寺説明板
雲辺寺説明板
これに依れば、山号巨鼇山の読みは「きょごうざん」。空海と道元の和歌を記載している。
列に並んだ後に1便出て、その次の便は定刻までは待たずに乗車発車となった。紅葉シーズンの日曜日なので下山客が多いのだろう。
雲辺寺RW下山前方
雲辺寺RW下山前方
15時35分着。下山後、自転車に戻る。
雲辺寺RW駐車場
雲辺寺RW駐車場
駐車場を出たのは15時41分。駐車場からの滞在時間は約73分。駐車場出ての交差点は右折(北行)する。

次回は、遍路第20日その4、大興寺(67番)

次回は、大興寺に参ります。