2022年遍路第0日 田村神社(元83番)から善通寺(75番)へ

遍路第0日プロローグ(平坦ステージ)

日付 : 2022年10月18日

田村神社

田村神社、高松市一宮町286。(香川県の宗教法人名簿より)
式内社。(名神大社)
讃岐国一宮。
国幣中社。
四国八十八ヶ所83番関連地。
tamurajinja.com
ja.wikipedia.org
田村神社への参拝を終えて、14時11分に駐車場から出発しました。大鳥居から左(西)に進み、突き当りを左折して、南下します。途中、右に83番一宮寺の山門がありますが、こちらへの納経は後日に予定していますので、そのまま進みます。道路に突き当たって左に、田村神社の参道・鳥居がありますので、そこから本殿の方を観てみます。

田村神社南の鳥居・参道
田村神社南の鳥居・参道
写真の左、今進んできた道の角に、遍路の道標があります。
一宮寺南の遍路道標
一宮寺南の遍路道標
この道標、東面には「(右)四國八十三番一宮寺一丁」、南面の右側には「(右)八十四番屋島寺四里」「(右)高野山出張所一里丗丁」、左側には「(左)八十番國分寺二里」「(右)佛生山法然寺十八丁」とあります。調べてみると、高野山出張所は明治16年(1883年)に創設、大正8年(1919年)には高野山讃岐別院に改められたそうで、この道標も明治・大正期のものなのでしょう。
さて、田村神社の参道(の跡?)は、ここよりもさらに南に、高松琴平電気鉄道(ことでん)琴平線の踏切前まで伸びています。
ことでん一宮駅東第一踏切
ことでん一宮駅東第一踏切
踏切からの田村神社参道
踏切からの田村神社参道
これで田村神社関連を終えまして、14時19分、善通寺目指して移動を開始します。

田村神社から善通寺まで

踏切の北の所から西に進み、すぐに右(北)に折れて、そのまま直進して、先ほどの道標の近くで左折します。そのまま西に真直ぐ進むとやがて、新道が右にカーブし、細い道が真直ぐ伸びている三叉路に出ます。この分岐点に小さな祠があり、中には大師像がありました。写真を撮ろうかとも思いましたが、遍路では小さな大師堂は沢山あるので、カメラのメモリ容量を気にして、撮りませんでした。今調べてみると、このお堂の側に、中務茂兵衛義教氏の建てた遍路道標があったようです。
ここの三叉路は新道を通り、香東川に架かる円座橋を渡って、なお直進すると、国道32号に到達する前に、香川県道282号との交差点に出ます。事前のルート設定では、狭い県道282号を嫌って国道32号を、場合によっては歩道走行で予定していたのですが、県道282号の交通量が少ないのを確認して、予定を変更して、左折して県道282号を走ります。(14時27分)
しばらく県道282号を、時には外れながらも、ずっと走りますが、最後には、綾川町小野にて国道32号に合流します。綾歌町栗熊西の西側で左の脇道に分岐して、綾歌町岡田東の鴻ノ池公園で小休憩( 15時19分‐15時24分 )を取りました。その後、公園の南の道を西に直進すると、いつのまにか香川県道47号を走っています。
延々と県道47号を走り、ついにJR土讃線中土居踏切を渡ります。渡ったところで右折して、土讃線沿いの道( たぶん琴平参宮電鉄琴平線廃線跡 )を北に進みます。この道が斜め左に折れた後、再度県道47号に合流したら、後は適当に走っても、善通寺にたどり着きます。

善通寺

真言宗善通寺派、善通寺、善通寺市善通寺町3-3-1。(香川県の宗教法人名簿より)
四国八十八ヶ所75番。
zentsuji.com
ja.wikipedia.org

南大門

善通寺南大門1stShot
善通寺南大門1stShot
善通寺南大門正面から
善通寺南大門正面から
撮影時刻は15時53分。山号は五岳山。
この後、本日の宿である、善通寺の宿坊いろは会館に向かい、手続きをして部屋に入ったのち、再び外に出て、売店で物品購入、その後は写真撮影です。納経は明朝を予定しています。

物品購入

実は事前に、善通寺さんの通販にて、納経帳、経本、納札、賽銭入れは購入済みで、あとは自前で、ろうそく、線香、ライター、(100均の)数珠を持ってきていました。納経帳は絶対に必要で、その大きさを事前に把握しておきたかったからで、残りは軽くて嵩張らないので現地調達でなくても良いと判断したからです。
現地で最初に購入するのは、白衣と輪袈裟で、あとは、それなりの数珠も、と考えていました。白衣はサイズ、輪袈裟と数珠は色合いやら何やらで現物を見ないと、と思っていたからです。結局、この3種を購入しました。
なお、自転車ですので、菅笠と金剛杖は使用しません。白衣も袖なし(笈摺)で、空気抵抗を減らします。

本日の走行・歩行データ


自転車走行と歩行を区別していません。

次回は、善通寺(75番)撮影

次回は、善通寺の写真撮影となります。

更新履歴

2022年11月20日18時30分、初版公開
2024年02月10日11時40分頃、「国幣中社」を追記。