2022年遍路第0日 田村神社(元83番)

この秋の遍路は、アキレス腱断裂により、1泊2日で撤退しました。その旅行記を、今からローテンションでゆっくりと書いていきます。

遍路第0日プロローグ(平坦ステージ)

日付 : 2022年10月18日

輪行の部

まず輪行で東京駅まで移動、正確には東京メトロ東西線日本橋駅まで電車移動後、JR東海の新幹線改札口まで歩きました。
ここからは、岡山止まりの新幹線を狙って、ひかり501号( 東京07時03分発、岡山11時16分着 )に乗車します。

東京駅ひかり501号最後尾
東京駅ひかり501号最後尾
のぞみ号の方が所要時間は約1時間短くなりますが、岡山止まりであれば、ゆっくり下車できますし、また、遅い分だけ、車内の混雑も少ないでしょう。実際、指定席の最大乗車率は80%といったところでした。
岡山駅から坂出駅までは、快速マリンライナー27号( 岡山11時42分発、坂出12時20分発 ) 、坂出駅から端岡駅までは各駅停車( 坂出12時24分発、端岡12時39分発 )で移動して、端岡駅で輪行解除します。
端岡駅
端岡駅
撮影時刻は13時02分。出発時刻は13時05分。

田村神社へ

当初、自転車ルートとしては高松駅→田村神社→善通寺を考えていたため、端岡駅から田村神社までは、うろ覚えの道を進みます。
駅前から香川県道179号を北に進み、すぐの信号を左折、次の角を左折して、端岡踏切を渡って左折、駅の南側に出ます。それから東へ進んで、国道11号にぶつかり、東下所交差点を渡って国道の右(南)側歩道を東に走ります。しばらくすると、斜め右に別れる道があり、この香川県道171号に分岐します。これを進むと、信号のある交差点の次にごちゃごちゃした交差点があって、これを斜め右に、香川県道177号を進みます。やがて、香川県道12号にぶつかるので斜め左に折れて、国道32号を横断して、県道12号を東に走ると、田村神社(、それと83番一宮寺 )の案内看板が見えてきます。

香川県道12号田村神社案内標識
香川県道12号田村神社案内標識
香川県道172号との信号交差点の手前で右に折れると、その先に大鳥居が見えます。
田村神社北の大鳥居
田村神社北の大鳥居
撮影時刻は、13時36分。

田村神社

田村神社、高松市一宮町286。(香川県の宗教法人名簿より)
式内社。(名神大社)
讃岐国一宮。
国幣中社。
四国八十八ヶ所83番関連地。
tamurajinja.com
ja.wikipedia.org

鐘楼門

大鳥居の左(東)側から駐車場に進むと、右手に、鐘楼門と題した鳥居と、その先に鐘楼があります。

田村神社鐘楼門
田村神社鐘楼門
新しい建築ですが、古い神社では、あまり見かけないデザインです。
さて駐車場の一番南東側まで進んで、自転車を停めます。

境内図

駐車場の南端に、境内図があります。

田村神社境内図
田村神社境内図
この図でいう裏参道を南に進み、右に折れると、大きな社殿をもつ境内社が並びます。

一宮天満宮

田村神社一宮天満宮
田村神社一宮天満宮

素婆倶羅社(そばくら社)

田村神社素婆倶羅社
田村神社素婆倶羅社
ご祭神は少名毘古那神。境内図や社額では「素婆倶羅社」、社殿右の石塔には「素波倶羅大明神」とあります。
素婆倶羅社の常香炉
素婆倶羅社の常香炉
社殿前には、常香炉などがあります。社殿左には、なにがあります。

宇都伎社(うつき社)

田村神社宇都伎社
田村神社宇都伎社
ご祭神は、大地主神、倉稲魂神。新四国曼荼羅霊場第十一番の納札入があります。

田村神社本殿

田村神社本殿
田村神社本殿
ご祭神は、倭迹迹日百襲姫命、五十狭芹彦命、猿田彦大神、天隠山命、天五田根命。こちらの社額には「田邨神社」とあります。
本殿に参拝後、授与所にて、御朱印帳を購入の上、御朱印を頂きます。
なお、田村神社は、江戸時代前期に隣の83番一宮寺と分離するまでは、四国八十八ヶ所の83番札所であった、と言ってもいいでしょう。
そもそも、今回の遍路に際して、全ての札所に先んじて田村神社に参拝したのは何故か。それは、(1).現行の札所八十八ヶ所への納経に併せて、神仏分離によって札所から分離した神社にも参拝して御朱印を頂くつもりである。(2).そのための御朱印帳、できればオリジナルな御朱印帳を新規に購入したい。(3).今回のルート、75番善通寺から始めて右回りの遍路では、最初の元札所神社は白峰宮( 79番天皇寺隣 )になるが、白峰宮で御朱印帳を販売しているか、確実にgetできるか不明。(4).その次の元札所神社である田村神社なら、社格も高いし、御朱印帳もgetできるであろう。という理由で、白峰宮参拝前に、田村神社への参拝となり、(5).善通寺からの遍路開始後に田村神社&一宮寺から白峰宮&天皇寺に戻るのも…、というので、善通寺スタート前に田村神社に参拝することとしました。
なお、今考えれば、琴弾八幡宮( 68番神恵院&69番観音寺隣 )の方が善通寺に近いのですが、それには思い至りませんでした。
それでは、本殿から南に延びる参道を進んでみます。

本殿前大鳥居

田村神社本殿前大鳥居
田村神社本殿前大鳥居

随神門

田村神社随神門正面
田村神社随神門正面
田村神社随神門横
田村神社随神門横
随神門を出て右(西)に進むと、すぐに一宮寺ですが、こちらへの納経は後日の予定です。
参道を戻り、大鳥居の前で右に曲がって、別の境内社に参ります。

境内社鳥居と十二支像

田村神社境内社鳥居と十二支像
田村神社境内社鳥居と十二支像
写真左には小さな境内社・石祠、右には鳥居と、十二支像が並びます。

宮島社(厳島社)

田村神社宮島社
田村神社宮島社
ご祭神は、市杵嶋姫命。

一宮稲荷大明神

田村神社一宮稲荷大明神
田村神社一宮稲荷大明神
田村神社一宮稲荷大明神鳥居群
田村神社一宮稲荷大明神鳥居群
こちらのご祭神も、倉稲魂神だと思います。
そして、駐車場に戻って、自転車に再騎乗します。出発時刻は、14時11分。ということは、約35分の滞在か。

次回は、田村神社(元83番)から善通寺(75番)まで

次回は、田村神社の随神門より南の参道を観てから、善通寺に参ります。

更新履歴

2022年11月19日18時30分、初版公開
2024年02月10日11時35分頃、「国幣中社」を追記。