2023年遍路第12日その4、延光寺(39番)駐車場を出るところから。
遍路第12日(丘陵ステージ)
日付 : 2023年10月28日
延光寺の駐車場の南側から左(東)に出る。道が緩やかに右(南)にカーブしつつ降って、国道56号に突き当たったら左へ。ここからは当初予定していなかったルートで真念庵に向かう。
高知県道21号土佐清水宿毛線との丁字路交差点を右折し、県道少し先の左手にある定食屋さんにアプローチするが、いい時間だけど閉まっている。土曜日だからか? 仕方ないので先の丁字路まで戻ってコンビニで調達。再度県道を南へ走って、まずは中筋川沿いの並木で少し食べる。
その後、県道は山の中、中筋川の谷に沿って進むと、突然斜度が大きくなる。
4級山岳中筋川ダム
自転車NAVITIMEで調べると、距離1.1km、獲得標高72m、標高差68m、平均勾配6.18%。ダムの堤体を下流側からアプローチする付け替え道路的な急坂である。
県道がトンネルに入る手前で右の分岐に進むと、休憩所がある。休憩所からダム堤体が望める。ここでまた食べて、それから出発。ダムの横を通って県道に復帰する。
県道344号宗呂中村線との新しい十字路を左折後、すぐ次を右へ、南東方向の集落を抜けて、突き当たり丁字路を左へ、宮ノ川トンネルを通過後、突き当たりの県道46号中村宿毛線を左折する。長谷川沿い谷田の右岸を北東方向に走ると、左手に石塔と説明板がある。
三原村上長谷の真念法師道標
説明板が読めるように回り込む。この写真の奥から来ている。このうち一番大きな石塔は、これは真念の道標ではないが、正面に「へんろ道 右寺山寺 左足摺山 施主…」とある。寺山寺は寺山院延光寺、足摺山は金剛福寺(38番)を指す。
さて県道をそのまま進んで、いよいよ山の中に入るといつの間にか県道346号中村下ノ加江線になって標高約189m、ここからは一気に降る。
降った先の突き当たり丁字路右にも丁石がある。
土佐清水市市野瀬の丁石
この写真の奥(西)から来ている。写真右(北)は伊豆田を越えて四万十川河口に至る。この丁字路は南へ折れると、程なく右手に「あしずり遍路道」入口となる。ここを入って行くと、撮影時刻は14時15分。真念庵の説明板があって、そこから遍路道が階段ありになっている。
真念庵
四国八十八ヶ所番外霊場。
www.city.tosashimizu.kochi.jp
ja.wikipedia.org
真念庵の読みは「しんねんあん」。土佐清水市指定の史跡である。真念が建てた地蔵大師堂、それが真念庵と呼ばれたとある。自転車はここに置いて、この上登ると、平らになった所、左手に石仏群、右手に説明板2枚、説明板の奥にお堂がある。
四国八十八ヶ所写し霊場石仏
真念庵と足摺遍路道
ここから足摺岬への道は、市野瀬川沿いではなく、山の中を通るのか。
真念庵
自転車まで戻って、14時24分出発。滞在時間は約9分。
県道に戻って、先ほどの入口より少し南の民家で、納経印を頂く。ここの納経印は、本来は、足摺岬への往路時に左の印、復路( 打戻 )時に右の印を頂くのだが、一度に両方頂いた。まあ、実際打ち戻ってきたのですが。
民家前にいらした方にも声をかけられる。「こころ旅」みたいだとか。こちらも自転車を片手持ちで応じた。
その後、県道を南へ、すぐの国道321号に合流する三叉路は左に折り返す。直後の市野瀬川に架かる橋にて、国道丁字路に真念庵の看板もあった。真念庵自体は、森の中で見えない。
このまま国道を北へ、伊豆田トンネルを抜けて四万十市に再入する。
次回は、遍路第12-13日、四万十川下流沈下橋巡り
次回は、四万十市中村に泊まって、四万十川下流の沈下橋を巡ります。