2023年遍路第11日その2、高知県道27号で足摺岬に着いたところから。
遍路第11日(丘陵ステージ)
日付 : 2023年10月27日
高知県道27号足摺岬公園線で足摺半島の東側を通って、足摺岬に着いた。この写真の右方向に県道が曲がると、右手(北側)の白壁が、金剛福寺(38番)になる。さて、停める場所に迷ったが、左手(南側)の駐車場ではなく、右の白壁の先にある駐車場に駐輪した。10時05分。
金剛福寺
真言宗豊山派、金剛福寺、高知県土佐清水市足摺岬214-1。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所38番。
88shikokuhenro.jp
ja.wikipedia.org
金剛福寺の読みは「こんごうふくじ」。
駐輪した駐車場から県道を東に戻る途中の左に修行大師像、その先で左に折れて入口、そして山門がある。山門の先は参道を少し登って、左に海亀の像に修行大師像、少し進んで左に池、右に不動堂?、そこから右に多宝塔、参道は真っ直ぐ行くと本堂、本堂左に愛染堂、本堂前で左に折れた先が権現堂、権現堂の左奥に大師堂で、さらに愛染堂から池を挟んだ向かいに鐘楼堂や釈迦堂がある。
修行大師像(県道側)
参道入口
山号は足摺山( 後述を待て )。入口の左に石塔が纏めてある。写真左の石塔は、種字と大師像の下に「是ヨリ 寺山迠十二里」、写真中央手前の石塔は「従是寺山〓〓〓十三里 月山ヘ九リ」、写真右の石塔は「四國靈場 第三十八番 足摺山」とある。寺山は39番札所の寺山院延光寺を指し、月山は現在の月山神社の事である。
山門
手前の扁額は「補陀洛東門」。奥にある扁額(山号)は「蹉跎山」。うん?、入口の石塔にある足摺山とは違う。どうやら蹉跎山が正しい山号のようだ。
海亀像
口に五円玉が挟み込まれている。
多宝塔
不動堂?
本堂
扁額は、中央「本尊千手觀世音」、右側「四國第三十八番 足摺山金剛福寺」。ここでは足摺山とある。本尊の木造千手観音立像及び両脇侍立像は、高知県指定の保護文化財である。
www.city.tosashimizu.kochi.jp
なお、金剛福寺には、他にも高知県や土佐清水市の指定する文化財が多数ある。
それでは、本堂でお勤め、続いて大師堂でお勤めし、納経所へ。朱印には「足摺山」、青い記念印には「蹉跎山」とある。なるほど。
それでは撮影再開で、大師堂前まで戻る。
大師堂
扁額は定番の「弘法」。扁額だけの写真を撮り忘れた。大師堂前にある古い手水鉢は、正面中央「奉献」、その左右「安政七申年 三月吉辰」とある。(安政7年=1860年、なおこの年3月18日に万延に改元)同じく大師堂前にある古い石灯篭は、正面「常夜燈」、左面「天保三〓〓〓月」とある。(天保3年=1832年)
権現堂
神額には「熊野 三所權現」とある。
愛染堂
鐘楼堂
扁額は「鐘楼堂」。
釈迦堂
扁額は「釈迦堂」。
池
池の向こうは、左から、愛染堂、本堂、不動堂?、奥に多宝塔で手前に納経所である。
修行大師像(境内)
この後は山門を出て、県道向いにある足摺グランドレストに入り、早くも昼食。駐車場に戻って、11時07分出発。滞在時間は約62分。県道を西へ走り出した。
次回は、遍路第11日、白山神社参拝&月山神社への道
次回は、すぐ近くの白山神社に参った後、月山神社めざして走ります。