六崎組十善講八十八ヶ所 マップ

六崎組十善講八十八ヶ所を、Googleマイマップにまとめたので、公開します。(マイマップ公開第六弾です。)

但し、2024年4月現在でも、暫定版なのです。

暫定版とするのは、第一に成山の46番地蔵堂が未発見であること、第二に旦山の67番薬師堂の旧所在地は確認できるものの現在の所在がつかめていないこと、第三に番外札所を網羅しきれていないこと、以上のためです。

六崎組十善講 概略

六崎組十善講八十八ヶ所というのは、いわゆる地四国[Wikipedia]のひとつです。佐倉市六崎にある鏡宝寺が主導して、講形式で行われています。十善という名称は、仏教に由来するそうです。

青柳1979に拠れば、文政年間に鏡宝寺の住僧が始め、明治33年(1900年)に組織化されて十善講と命名されたそうです。

札所の状況からして、「千葉寺十善講」に遠慮している感じがします。

六崎組十善講 札所分布

現在の六崎組十善講の札所分布は、

  1. 佐倉市の大部分。除かれるのは、西側は小竹・井野・上志津から西、北側はちょうど京成本線より北、南は岩富・坂戸から南。
  2. 四街道市。但し、市の西部と、国道51号線より南は除く。
  3. 酒々井町では佐倉市に隣接する本佐倉地区。
  4. 千葉市若葉区旦谷町。

となっています。旦谷町のみ旧下総国千葉郡、他は全て旧下総国印旛郡所属です。

佐倉市の西から南、四街道市、千葉市では、「千葉寺十善講」の札所分布と重なったり、入りくんだりしており、千葉寺十善講の番付札所を、六崎組十善講側でも番付札所または番外札所としています。

佐倉市の北東側、酒々井町では、「佐倉組十善護国講(内郷組)」の札所分布と重なっているようですが、内郷組については未調査のため、よくわかりません。

佐倉市の南東方向、八街市などについては、調査していません。

札所の並びはもうバラバラです。

マイマップ作成の参考資料

今回のマイマップ作成に際しての、参考資料です。(敬称略)

  • 青柳嘉忠「六崎組十善講」佐倉地方文化財 第11号 1979
  • 村上昭彦「六崎組十善講―二冊の御詠歌帳について―」佐倉市史研究 第30号 2017
  • 佐倉市民ハイキングクラブ

    sakura-hiking.club

  • 猫の足あと

    tesshow.jp

  • ニッポンの霊場

    nippon-reijo.jimdofree.com