(令和6年4月14日その3)
千葉寺十善講八十八ヶ所巡拝、六崎組十善講八十八ヶ所巡拝、鹿渡の善光寺(千68番&六72番)の次は、鹿渡の香取神社に寄り道した後、和良比(わらび)三才の大師堂(千葉寺番外)に参ります。
善光寺からは、本堂、石柱門を出て左、左で坂を上って、石塔石仏群のある丁字路を左折します。すぐに道が左に折れた後、少し進むと右手に香取神社です。
鹿渡の香取神社
香取神社、四街道市鹿渡486番地1。(千葉県の宗教法人名簿より)道路から参道入ってすぐ左に説明板、参道は鳥居、その先に常夜灯そして拝殿、参道途中左に疱瘡神、拝殿の右に子安神社、境内左に天照皇太神神社、境内道路際左隅に道祖神社があり、境内左後方には鹿渡区自治会館があります。大師堂は有りません。
説明板
これに拠れば、ご祭神は経津主大神(ふつぬしのおおかみ)、江戸時代までは香取大明神、その別当に福寿院。この福寿院は、六崎組十善講八十八ヶ所72番( 現在は善光寺にある )にも名を残しています。
鳥居
扁額は「香取大明神」。
常夜灯
常夜灯の正面「御神燈」、参道側「太々講中」、右常夜灯の背面「文政十一子九月吉日」。(文政11年=1828年)
拝殿
子安神社
子安神社の前には、神仏混淆の名残があります。
スギの古木
本殿
疱瘡神
天照皇太神神社
先の説明板に拠れば、元は鹿渡字遠水上にあったが、さちが丘の造成のため、昭和44年(1969年)遷宮。
道祖神社
消去法的にこれが道祖神社だと思う。
鹿渡区自治会館
それでは、次へ参ります。神社から道路に出て右(南南西)へ進みます。古くからの集落を抜け、新興住宅地に近づくと、新道と旧道の(二股)三叉路がありますので、ここは右の旧道へ。その先の信号十字路、直進します。この道が千葉県道66号浜野四街道長沼線に合流する二股三叉路、その股の所が目的地です。
和良比三才の大師堂
千葉寺十善講八十八ヶ所番外。
六崎組十善講八十八ヶ所番外候補。六崎組の番外札所が三才地区のどこかにある/あったそうです。
大師堂背後のセブンイレブン四街道和良比店の住所は、千葉県四街道市和良比264-17です。
大師堂
扁額は、御詠歌額ではありません。「視察記念 昭和二十〓〓四月 印旛郡〓村三才 日暮正〓 寄贈」。
入口部分
新しい石塔、写真左のものは「昭和六十二年(一九八七)三月六日建之」、中央のものは「三才区霊地保存工事建設委員…」、右は赤字で「先代千葉寺十善講視察日暮正〓」。たぶん、この日暮さんは、前述の扁額寄贈者でしょう。
さて、この一角、大師堂の他にも古い石塔がいくつかあります。
古石塔群
この秩父観音供養塔は、正面「秩父三十四番觀世音菩薩」、右面「右 犢橋村道」、左面「左 馬渡道」で道標を兼ねています。この百観音供養塔は、正面中央「西國觀世音菩薩供養」、その左右上部「坂東 秩父」、右下「元治元甲子年八月吉日立」、左下「西 こてはし 江〓」(〓は戸?)、左面「左」の下は何か読めず、右面「右 さ〓 岩とみ町」でこれも道標を兼ねています。(元治元年=1864年)なるほど、県道は四和小学校入口交差点の西側なのですね。
次回は、鹿渡二区の香取神社&旭四街道(鹿渡二区)の不動堂(千葉寺番外)
次回は、鹿渡二区の香取神社に寄り道して、同じ鹿渡二区の不動堂に参ります。来た道をほんの少しだけ戻って丁字路を左折します。