千葉寺十善講&六崎組十善講八十八ヶ所巡拝 小名木の吉祥寺(千70番&六50番)

(令和6年4月19日その2)
千葉寺十善講八十八ヶ所巡拝、六崎組十善講八十八ヶ所巡拝、小名木(現めいわ)の春日神社に寄り道の次は、小名木の吉祥寺(千70番&六50番)に参ります。
春日神社から南、

小名木春日神社から南
小名木春日神社から南
鳥居の前の丁字路を南へ、次の一時停止のある十字路を横断し、その次の十字路で左折します。右に鎮守の森児童公園という、もしかすると春日神社の旧所在地かもしれない公園を見た後、突き当たった所で、
四街道市めいわ2丁目東の曲がり角
四街道市めいわ2丁目東の曲がり角
右に曲がって、すぐの丁字路、
四街道市めいわ2丁目から小名木へ丁字路
四街道市めいわ2丁目から小名木へ丁字路
左折します。そこから、
小名木の谷津田への坂
小名木の谷津田への坂
坂を下って十字路直進、谷津田の反対側の突き当たり丁字路、
四街道ゴルフ倶楽部入口手前の丁字路
四街道ゴルフ倶楽部入口手前の丁字路
左折後、すぐの三叉路で右に切り返します。そうすると、左に階段の入口があります。
小名木吉祥寺前
小名木吉祥寺前
この階段から入りました。

小名木の吉祥寺

真言宗豊山派、吉祥寺、四街道市小名木159番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
千葉寺十善講八十八ヶ所70番。
六崎組十善講八十八ヶ所50番。
階段から入ってすぐ左に大師堂、大師堂の背後に石仏群、階段から右の道路沿いにイチョウ、そして石塔群、階段から境内の対角左に小名木青年館です。いかにもお寺の本堂という感じの建物は無いので、青年館が本堂を兼ねているのでしょうか。

階段まわり

小名木吉祥寺階段まわり
小名木吉祥寺階段まわり

大師堂

小名木吉祥寺大師堂
小名木吉祥寺大師堂
小名木吉祥寺大師堂内右前大師像台座
小名木吉祥寺大師堂内右前大師像台座
堂内右前の大師像台座には、正面左「明治三十五年 二月十日」。(明治35年=1902年)
小名木吉祥寺大師堂内奥御詠歌額
小名木吉祥寺大師堂内奥御詠歌額
堂内奥にある御詠歌額は、歌の部分は読めませんが、右端に「第五十ハン」とあります。
小名木吉祥寺大師堂内左端
小名木吉祥寺大師堂内左端
堂内左側、奥にも御詠歌額があり、「五十番」、50番御詠歌となっています。御詠歌額は両方とも六崎組50番のものです。
なお、六崎組の古い史料には、小名木の50番は「ぜんたく寺」あるいは「せんたん寺」となっています。

大師堂裏石仏群

小名木吉祥寺大師堂裏石仏群
小名木吉祥寺大師堂裏石仏群
写真の左前の石仏は、右「永四乙未十月吉日」、右後の石仏は、右「〓如意輪尊」、左「宝暦十庚辰年 十月十九日」。(〓永4乙未年=安永4年=1775年、宝暦10年=1760年)

境内南側

小名木吉祥寺境内南側
小名木吉祥寺境内南側
小名木吉祥寺イチョウ説明板
小名木吉祥寺イチョウ説明板

境内南側石塔群

小名木吉祥寺境内南側石塔群
小名木吉祥寺境内南側石塔群
この中から、
小名木吉祥寺境内南側石塔群左後方
小名木吉祥寺境内南側石塔群左後方
左端後から2番目( 写真の右前 )の石塔は、中央は種字に「大日如来…」、その右に「宝暦六〓子 〓主」、左に「十一月〓日」。
小名木吉祥寺境内南側石塔群後方2列目右側
小名木吉祥寺境内南側石塔群後方2列目右側
後方2列目右端( 写真の右前 )の石塔は、中央「奉納大乘妙典六十六部日本廻国」、その左右上部「天下和〓 日月清明」、左右中部「安永九子天 〓月十三日」、左右下部「下〓国印〓郡 小〓木村」で六十六部供養塔、その左の石塔は、正面( 写真では左面 )中央「光明眞言三百五萬遍供養塔」、その左右「弘化四丁未〓 八月吉日」。(安永9年=1780年、弘化4年=1847年)
小名木吉祥寺境内南側石塔群最後列右側
小名木吉祥寺境内南側石塔群最後列右側
最後列の右端の石塔は、中央は種字に「奉勧請御湯殿山」、その左右上部「宝暦十年 辰十一月十一日」で、月山と羽黒山は刻まれず、その左の石塔は、正面中央「湯殿山 供養塔」、その左右「月山 羽黒山」で、湯殿山を高く置き、右面「安政六己未三月三日」。(安政6年=1859年)

小名木青年館

小名木青年館
小名木青年館

八重桜

小名木吉祥寺八重桜
小名木吉祥寺八重桜

次回は、小名木の全宅寺(六崎組50番関連?)

次回は、山梨の大隆寺(千葉寺71番)目指して移動中、小名木の全宅寺に参ります。階段を下りて三叉路まで戻り、三叉路は右に出ます。

更新履歴

2024年05月18日18時30分、初版公開
2024年05月18日18時40分頃、「安政,6年」→「安政6年」