六崎組十善講八十八ヶ所巡拝 下志津の報恩寺(かけ番)

(令和6年5月24日その7)
六崎組十善講八十八ヶ所巡拝、上座の小さな熊野神社&下志津の春日神社に寄り道の次は、下志津の報恩寺(かけ番)へ参ります。
春日神社本殿の斜め左後方、境内社子安神社の右から道路に出て左へ、すぐの二股三叉路はそのまま右(南)へ進みます。するとすぐ、右手に報恩寺です。

下志津報恩寺北東角
下志津報恩寺北東角
ここには石柱門がありますが、ここからは入らず、道をも少しだけ進んでの十字路、
下志津報恩寺南東角十字路
下志津報恩寺南東角十字路
寺側に小さな駐車スペースがあり、右折しますと、右手に報恩寺山門となります。

下志津の報恩寺

臨済宗妙心寺派、報恩寺、佐倉市下志津841番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
六崎組十善講八十八ヶ所かけ番。
境内南端道路際に山門、そこから参道が北に真っ直ぐ伸びて、途中左に六地蔵をはじめとする石仏群、右に大師堂、参道奥に本堂です。

山門

下志津報恩寺山門
下志津報恩寺山門
下志津報恩寺山門扁額
下志津報恩寺山門扁額
扁額は「大雄山」?
山門右に、石柱門の片割れがあります。
下志津報恩寺山門右石柱門
下志津報恩寺山門右石柱門
こちらにははっきり「大雄山報恩寺」とあります。

境内

下志津報恩寺山門から境内
下志津報恩寺山門から境内

六地蔵等石仏群

下志津報恩寺六地蔵等石仏群
下志津報恩寺六地蔵等石仏群
まず、中央の六地蔵、
下志津報恩寺六地蔵
下志津報恩寺六地蔵
台座には大きく「當村善男女中」、その左右「嘉永七 寅年 十月 奉彫刻」。(嘉永7年=1854年)
六地蔵の左右に十九夜塔がひとつずつ、
下志津報恩寺六地蔵左十九夜塔下志津報恩寺六地蔵右十九夜塔
下志津報恩寺六地蔵左右の十九夜塔
左の十九夜塔は、中央最上部に「奉造立」?、右「如意輪観世音菩薩」、左「寛政四壬子十一月十九日」?、台座「施主 當村 善女人」、右の十九夜塔は、右「善女人念佛供養造立如意輪…也 下志〓村」、左「…十月十九日」。(寛政4年=1792年)
六地蔵手前左側に石仏が5つ、
下志津報恩寺六地蔵左前石仏六地蔵側
下志津報恩寺六地蔵左前石仏六地蔵側
下志津報恩寺六地蔵左前石仏参道側
下志津報恩寺六地蔵左前石仏参道側
六地蔵から近い順に、1番目の石仏は上「秩父」、右「三拾四番」、2番目も右「秩父三十四番」、3番目の石仏は、右「奉納秩父三拾四所」、左「…十一月吉日」、4番目の石仏は、上「奉納」、右「秩父三十四ヶ所」、左「天保三壬辰 十一月吉日」、5番目の石仏の正面には字はなさそう。(天保3年=1832年)

大師堂

下志津報恩寺大師堂
下志津報恩寺大師堂
下志津報恩寺大師堂御詠歌額
下志津報恩寺大師堂御詠歌額
御詠歌額は、「かけ番下志津 報恩寺」、「ほうおんじ」を詠み込んだ御詠歌、奉納年月日、「下志津十善講」。

本堂

下志津報恩寺本堂
下志津報恩寺本堂
下志津報恩寺本堂扁額
下志津報恩寺本堂扁額
扁額は「報恩寺」。

帰宅

今日はここまでとしました。本日は、29番、88番、25番、82番、かけ番候補の宝樹院、かけ番報恩寺、それと神社4ヶ所に参りました。