(令和6年4月10日その6)(令和6年4月14日その1)
千葉寺十善講八十八ヶ所巡拝、六崎組十善講八十八ヶ所巡拝、物井の天照皇大神社&栗山の香取神社に寄り道の次は、栗山の蓮花寺(千67番&六85番)に参ります。
栗山の香取神社を出て右へ、道なりで右に曲がると、右手に蓮花寺が現れます。が、クレーン車が入ってますよ。
栗山の蓮花寺
真言宗豊山派、蓮花寺、四街道市栗山450番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
千葉寺十善講八十八ヶ所67番。
六崎組十善講八十八ヶ所85番。
香取神社から来た場合、も少し進むと右に蓮花寺境内への出入口がありますが、さらに進んでから反転すると境内東側の山門があります。山門の左に享和元年馬頭観音とその説明板、山門から境内に入って奥に本堂、山門・本堂の南側が墓地で、その前に大師堂があります。
山門
山号は東光山。
享和元年馬頭観音
これに拠れば、元は栗山(字)馬洗地区にあった、「享和元年辛酉十一月吉日」(享和元年=1801年)と彫られている、四街道市の指定文化財である。実物だと、「十一月吉日」位しか確認できない。
クレーン車の作業範囲を回避して、墓地側から回り込みました。
境内
どうやらクレーン車は、イチョウの剪定作業中らしい。
大師堂
堂内右側が千葉寺十善講67番、左側が六崎組十善講85番です。右側大師像台座には「六十七番」、その前に千葉寺の紙あり。左側大師像台座の正面「八十五番」、右面「文政十三〓 寅二月吉日」、その前に六崎組の紙あり。(文政13年=1830年)
なお、六崎組十善講の古い記録には、栗山の67番が、かけ番と記されているものもあります。
本堂
帰宅
10日は、ここまでとしました。この日は、千62番&六41番&六71番、千63番、千64番&千65番&千66番、千67番&六85番、それに神社3ヶ所などに参りました。
再訪の蓮花寺
そして14日ですが、蓮花寺からスタートします。クレーン車はいませんので、追加撮影をしました。
石塔石仏群
前回、クレーン車が停まっていたところの隣に、石塔石仏群がありました。この中から、群の前列左の石仏、正面は「奉納 秩〓 三十四番」、左面「弘化四丁未年 〓月吉日」。(弘化4年=1847年)
その後方にある月待塔らしき石仏2基、前の石仏は右「寛保三癸亥年」、後ろの石仏は右「天明二壬寅 十一月十九日」。(寛保3年=1742年、天明2年=1782年)
それでは、次へ参ります。蓮花寺から北の道路に出て右(東)へ、山門を右に見てそのまま東に進みます。坂を下りて道なりでJR総武本線栗山踏切へ、この踏切を渡ってすぐ右折、線路沿いに進んで次のK字路、10時の方向(南やや東寄り)に折れて、鹿渡地区の北端から東側、谷津田の西縁の道を南へ進みます。
次回は、鹿渡の善光寺(千68番&六72番)
次回は、鹿渡の善光寺に参ります。