2023年遍路第17日 南光坊(55番)

2023年遍路第17日その3、別宮大山祇神社(元55番)から南光坊(55番)に移動したところから。

遍路第17日(平坦ステージ)

日付 : 2023年11月2日
別宮大山祇神社の参拝を終えて、駐車場から隣(南東側)の南光坊の駐車場に移動した。10時39分。

南光坊

真言宗御室派、南光坊、愛媛県今治市別宮町3丁目1番地。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所55番。
88shikokuhenro.jp
ja.wikipedia.org
南光坊の読みは「なんこうぼう」。
駐車場から入って左(北東)に大師堂、駐車場の南東側に参道が北東から南西に延びていて、参道北東の国道317号側に山門、山門出て左に弁財天祠、参道南西側に本堂、本堂の右に修行大師像、本堂の右前に薬師堂、薬師堂と駐車場の間に金毘羅堂、本堂の左前少し離れて中門がある。
駐車場に駐輪して早速、本堂、大師堂とお勤めして納経印を頂く。

南光坊納経印(後日撮影)
南光坊納経印(後日撮影)

静道道標

中門のさらに手前(北東側)にへんろ道標があった。

南光坊境内へんろ道標
南光坊境内へんろ道標
道標の正面( 写真の右側 )は大師像に「従是泰山寺 十八丁」、左面は左を指す右手の下に御詠歌ではなく俳句、そして「光風亭靜道」とある。

中門

南光坊中門
南光坊中門

本堂

南光坊本堂
南光坊本堂
山号は別宮山、本尊は大通智勝如来。
南光坊本堂扁額
南光坊本堂扁額
中央( 写真の右 )の扁額は「別宮山」、左の扁額は中央「本尊大通智勝佛」、右「第五十五番別宮山南光坊」。

薬師堂

南光坊薬師堂
南光坊薬師堂

修行大師像

南光坊修行大師像
南光坊修行大師像

金毘羅堂

南光坊金毘羅堂
南光坊金毘羅堂
金毘羅堂の左前に手水鉢がある。
南光坊金毘羅堂手水鉢
南光坊金毘羅堂手水鉢
手水鉢の正面は、中央に大きく「金」、その左右に「文化戊辰〓 十二月吉〓」とあるが、これは一部が地中に隠れているのだろう。(文化戊辰年=文化5年=1808年)

大師堂

南光坊大師堂
南光坊大師堂
南光坊大師堂扁額
南光坊大師堂扁額
扁額は「遍照〓」、最後1字が読めませぬ。

大師堂左前常夜灯

大師堂の左前、木の陰一段高い所に常夜灯があった。

南光坊大師堂左前常夜灯
南光坊大師堂左前常夜灯
常夜灯の正面(南西側・写真の左側)は「常夜燈」、右面(南東側)は「嘉永七甲寅」とある。(嘉永7年=1854年)

山門

南光坊山門境内側
南光坊山門境内側
寺号は光明寺、院号は金剛院。この門は鐘楼をかねてますな。鐘木が見える。
南光坊山門から境内
南光坊山門から境内
南光坊山門
南光坊山門
この門は四天王門ですな。
南光坊山門扁額
南光坊山門扁額
扁額は「日本総鎮守 三島地御前」。これは別宮大山祇神社の鳥居神額に同じ。

弁財天祠

南光坊弁財天祠
南光坊弁財天祠

大仙寺道標

山門の右前にある石塔は、今治市内の大仙寺への道標である。

南光坊山門前大仙寺道標背面左面南光坊山門前大仙寺道標正面右面
南光坊山門前大仙寺道標
道標の正面はよう読めんが「…地蔵尊…三丁」は判る、左面「寺町 大仙寺」、背面「嘉永二酉歳季秋日」とある。
さて、明治の神仏分離までは55番札所は別宮大山積神社で、南光坊はその別当寺であった。南光坊本尊の大通智勝如来は、大山積神の本地仏であるが、大山積神関連以外ではほぼ見ない。
それでは、駐車場から自転車を出して、境内を横切る道で南東側に出る。11時13分。滞在時間は約34分。すぐの十字路を右折(南西行)する。

次回は、遍路第17日、泰山寺(56番)

次回は、泰山寺に参ります。