2023年遍路第7日その2、佛崎を出たところから。
遍路第7日(平坦ステージ)
日付 : 2023年10月23日
佛崎から国道55号を南へ走り、次の集落の入木にて、国道から右(山側)の旧道に入る。川を渡って少し行くと、右手にお堂がある。
佛海庵
四国八十八ヶ所番外霊場。
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扁額は「仏海庵」。
庵の左前に説明板がある。道路から見て庵の裏に宝篋印塔がある。さて出発、すぐに国道に合流。次の集落の佐喜浜では、旧道との分岐には入らず、分岐を過ぎてすぐのところの自販機でドリンク購入。
この次の集落である尾崎を過ぎると、鹿岡鼻の夫婦岩が見えてくる。
鹿岡鼻の夫婦岩
接近する。この写真の左側に、夫婦岩がある。南側へ進む。夫婦岩に近づく道は、国道とはガードレールで区切られている。出発する。この先は基本国道だが集落を通る旧道も積極的に利用する。
しばらくして、巨大な白い大師像が見えてくると、岬の先端はもうすぐである。
室戸青年大師像
(新しい)四国八十八ヶ所番外霊場。今回は国道から見るだけにした。
この大師像から南に約0.25km行くと、国道右手に洞窟入口がふたつ現れる。
みくろ洞
四国八十八ヶ所番外霊場。
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さて、太龍寺(21番)の項でも述べたが、弘法大師空海の修行・巡錫伝説は数多あるが、空海自身が明記した修行の地は少ない。そのひとつが「土州室戸崎」、つまり室戸岬である。室戸岬のどの辺りかまでは記されていないが、ここ「みくろ洞」で修行と伝えられている。左の石塔には「弘法大師御修行の地 御厨人窟(みくろど)」とある。その隣の建物には「みくろど納経所」の看板があるが、寄ってみると、案内所を開けるのは金土日曜と祝日だけ、管理者らしいのは先程の室戸青年大師像(明星来影寺)だそうな。今日は平日の月曜日。
一方、右手に石碑がある。これには、「東の窟を神明窟 西の窟を御蔵洞」とある。
洞窟の前には柵があり、柵には案内板が2枚ある。こちらの青い説明板は、文化財の説明板で、空海は右の「神明窟(しんめいくつ)」で修行し、左の「御厨人窟(みくろど)」で生活、その2窟を総称して「みくら洞」または「みくろ洞(みくろどう)」というらしい。こちらの白い説明板には、御蔵洞(Mikurado)入洞に際しての注意事項が記されている。
自転車ヘルメットを着けて入柵する。右が神明窟。神明窟は神社神明宮の扱いらしい。御祭神は大日孁貴( 天照皇大神 )。
左の御厨人窟に入る。そして出発、南へ走って、遂に室戸岬に至る。入口右の石塔には「日本八景 室戸岬」とある。[日本新八景 - Wikipedia]案内標識は「室戸阿南海岸国定公園 室戸岬 月見ヶ浜」。
また、室戸岬は、国指定の名勝である。その指定範囲には、みくろ洞や最御崎寺(24番)境内も含まれる。
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次回は、遍路第7日、最御崎寺(24番)
次回は、最御崎寺に参ります。