2023年遍路第6日その2、鶴林寺(20番)から下山したところから。
遍路第6日(山岳ステージ)
日付 : 2023年10月22日
鶴林寺から徳島県道19号阿南鷲敷日和佐線まで降りて右折、県道19号で那賀川の左岸を上流方向に走る。川沿いは平坦である。
太龍寺ロープウェイの駐車場に突入したのは10時31分。ここのロープウェイは、確か毎時00分、20分、40分発だったはず。良い頃合いか。
と思ったが、ロープウェイ乗り場に近い駐車場の奥に駐輪したのに、建物自体の入口が離れていて、意外と時間を食ってしまう。なんとか間に合って10時40分の回に乗車。
太龍寺ロープウェイ(上り)
上りのゴンドラは、山麓駅( 鷲の里駅 )側に陣取る。約10分で太龍寺駅に到着。
太龍寺
高野山真言宗、太龍寺、徳島県阿南市加茂町龍山2。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所21番。
88shikokuhenro.jp
ja.wikipedia.org
太龍寺の読みは「たいりゅうじ」。
弘法大師空海の修行・巡錫伝説は、四国八十八ヶ所のみならず、全国各地に分布し伝わっているが、空海自身が明記している修行地は少ない。そのひとつが「阿國大瀧嶽」であり、これは太龍寺山だとされている。その太龍寺山の山中高所に在るのが太龍寺である。
また、太龍寺境内は、国指定の史跡、阿波遍路道の構成要素でもある。
ロープウェイ駅を出ると黒い柱門から長い登り階段があり、その上に本堂、本堂の右やや後方に多宝塔、本堂や多宝塔の後方に大師堂だが、本堂から多宝塔や大師堂に行くには、いったん本堂から右に進んでから左に切り返す。切り返し地点そばに修行大師像、大師堂の手前左に中興堂、本堂から右の道を突き進むと、降り階段があって途中に鐘楼門、階段下の先には納経所、護摩堂、六角経堂、朱塗の柱門がある。
黒い柱門
山号は舎心山。
本堂下階段
本堂
本尊は虚空蔵菩薩。
ここで、本堂前でのお勤めを行う。
そして撮影再開。本堂の右前に説明板がある。
多宝塔
この写真の左が本堂、右上が多宝塔。多宝塔は五大虚空蔵菩薩を祀る。
修行大師像
大師堂往路
大師堂への参道途中に橋がある。これは高野山奥の院と同じである。
中興堂
平安後期の第4世長範僧正、江戸前期の第22世亮山僧正を祀る。
大師堂
ここで、大師堂でのお勤め。
また、撮影再開。扁額は「弘法大師」。
大師堂復路
復路といっても往路を逆に歩いているだけ。ここから鶴林寺が見えるのだが、まだピント合わせを機械任せにしていたので、残念な写真に。常夜灯の正面「奉獻」、左常夜灯の右面「文化三年」、右常夜灯の左面「二月吉辰日」。(文化3年=1806年)
鐘楼門階段上
鐘楼門
よく観ると、門の中央に紐が降りている。
説明板
そして納経所へ。また撮影再開。
龍天井
護摩堂
不動明王を祀る。
六角経堂
朱塗りの柱門
ここから撮影者の背後へ行くと山門があるらしいが、ちょっと距離がありそうなので、ここまで。
ロープウェイへの近道
ここから戻るも、鐘楼門階段は登らず、左の道を通ると、ここを経て、階段を昇降せずにロープウェイ駅に行ける。ロープウェイは11時40分の回に乗車、滞在時間は約50分。
次回は、遍路第6日、太龍寺ロープウェイ(下り)&平等寺(22番)
次回は、平等寺に参ります。