2023年遍路第6日その3、太龍寺(21番)参拝を終えたところから。
遍路第6日(山岳ステージ)
日付 : 2023年10月22日
太龍寺の参拝、納経を終えて、11時40分発の太龍寺ロープウェイ(下り)に乗った。
太龍寺ロープウェイ(下り)
ゴンドラ内では太龍寺駅側に立つ。進行方向に対して7時から8時の方向、手前の山で木の無いところは、元は鉱山で今は建設残土処理場、その向こうには海が見える。調べたところ、煙突に白い円筒状の建物は四国電力橘湾発電所、その先の島は橘湾に浮かぶ高島、遠くに伊島、さらに遠方に霞むのは紀伊半島らしい。
少し進むと、太龍寺駅方向の遠方が見えてくる。こちらも海が見える。これも調べたところ、平地に丘陵が延びている辺りが阿南市羽ノ浦町、海に出て、写真の左端に淡路島、海の向こうはやはり紀伊半島である。
ロープウェイが太龍寺山の尾根を越えると海は見えなくなる。そして中間点で、ゴンドラがすれ違う。一方で、4時から5時の方向に、鶴林寺(20番)が見えてくる。写真中央やや右の白い物体が電波の中継塔か何かで、その右に鶴林寺の三重塔が見える。
最後の鉄塔を通過。ここからゴンドラは急降下して、山麓駅( 鷲の里駅 )に到着する。
駅に併設の食堂で昼食とする。この先しばらくは食堂的なものは無さそうなので。またも、天ぷら冷やしうどん的なものを注文した。食後に屋外のトイレを使い、12時18分出発。駐車場に入ってから出るまでの経過時間は約1時間47分。
駐車場前の徳島県道19号阿南鷲敷日和佐線を左に、すぐの右カーブにある丁字路を左折して、田野橋で那賀川を渡る。そのまま道なりに南へ進むが、国道195号との信号交差点はタイミングが合わずに旧道っぽい道を行く。その後、山中に入る前に、歩道に停まって今晩の宿を手配することにした。
本日は順調に進んでいるので、牟岐あたりの宿をと思ったが、これがまた、複数の宿に電話して全滅、諦めて日和佐までとし、「ホテル白い燈台」に電話で予約を取り付けた。
ここから南川沿いの道を進む。緩い坂を登って喜来トンネルを抜けて、県道35号阿南相生線に出て左折、県道を北東から東へ、桑野川沿いを下流方向に走る。
しばらくしてから、新野の街に入る前に川の左岸の道に移ると、左手に平等寺が現れる。寺の向かいにある駐車場に到着。13時16分。
平等寺
高野山真言宗、平等寺、徳島県阿南市新野町秋山177番地。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所22番。
byodoji.jp
ja.wikipedia.org
平等寺の読みは「びょうどうじ」。
山門から参道が真っ直ぐ延びて、まず右に修行大師像、左に大師堂、参道が登り階段になって、その先に本堂、本堂の左に不動堂、不動堂から大師堂へも行き来できる。
また、平等寺境内は、国指定の史跡、阿波遍路道の構成要素でもある。
道標
山門前の道路左に道標があった。道標の正面は大師像の下に「これより薬王寺迄〓〓」かな。
山門
山号は白水山、院号は医王院、本尊は薬師如来。
境内
境内には本堂から五色の布(綱)が延々と山門まで張られている。これらは山門で、一纏めにされた後、下に綱が垂れ下がっているはずなのだが、切れている。もしかすると新型コロナ対策なのかも。
修行大師像
参道階段
本堂
それでは、本堂でのお勤めを行う。
撮影再開。五色の布(綱)は、本堂から階段の一番上の手摺までは1本の綱になっている。
不動堂
不動堂から大師堂に降りてお勤め、そして納経所ヘ。でまた撮影再開。
大師堂
中央( 写真の右 )の扁額は定番の「弘法」。
五色の綱
山門入って右に出ていた屋台でアイスクリンを購入、すぐ食す。
駐車場に戻って14時00分出発。滞在時間は約44分。ただ、直後に山門前左の自販機でドリンクを調達、14時02分に南へ向かう。
次回は、遍路第6日、月夜御水大師&弥谷観音堂
次回は、薬王寺(23番)への道中、月夜御水大師と弥谷観音堂に参ります。