2023年遍路第6日その1、HOTEL AZ徳島小松島店に泊まった翌朝から。
遍路第6日(山岳ステージ)
日付 : 2023年10月22日
本日は1級山岳鶴林寺がある。次の太龍寺(21番)はロープウェイで往復だが、それ以外も山中の谷筋を走るルートで、小さめの峠越えが複数ある。
HOTEL AZ徳島小松島店(続)
撮影時刻は07時10分。撮影したら即出発。
ホテル前の徳島県道120号徳島小松島線を南に、県道28号阿南小松島線に移って南に、立江寺(19番)横から、しらさぎ橋と、ここまではほぼ昨日のルートを遡る。橋の先の丁字路は左で県道28号を西へ、県道22号阿南勝浦線との丁字路は右で、県道22号で小さな峠を越えて、今度は県道16号徳島上那賀線との丁字路を左で、県道16号を西に走る。そして、道の駅「ひなの里かつうら」に到着。ここから見える鶴林寺山の山頂近くに鶴林寺(20番)がある。
さて、道の駅を出てから、山側の旧道に移り、そして歩きへんろ道をしばらく登る。自転車はここまでなので車道に戻るが、途中道を間違えた。修正して08時11分に車道に復帰。
1級山岳鶴林寺
車道に戻ったら、そこが山岳の始まり。STRAVAのデータに拠れば、距離4.34km、標高差442m、平均勾配10.2%、中間はいったん緩む。前日の焼山寺(12番)と同様、きつければすぐ歩く方針である。
まあ、実際歩くんですが。標高266mまで登って、そこからは緩くなって鶴峠274mに到る。すぐの丁字路に蜜柑の移動販売車がいたが、自転車だと袋単位では買えない。この丁字路は右折で、ここから県道146号鶴林寺線となる。
わりとすぐに、歩きへんろ道と交差する。この鶴林寺方向の入口右の標識に「国指定史跡 阿波遍路道 鶴林寺道」とある。
当方は県道を進み、遂に09時16分に駐車場到着した。その先は車両通行止なので、歩くだけだ。
鶴林寺
高野山真言宗、鶴林寺、徳島県勝浦郡勝浦町生名鷲ヶ尾14。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所20番。
88shikokuhenro.jp
ja.wikipedia.org
鶴林寺の読みは「かくりんじ」。
駐車場の先は舗装道を進み、その先に山門、山門からもさらに進んで突き当たりとなる。ここから右に登り階段、左に少しずれた先の右手に大師堂、左に折れると太龍寺への歩きへんろ道、先程の階段の右に修行大師像、階段を登って本堂、本堂の右に三重塔、本堂の左後方にも修行大師像がある。
山門
山号は霊鷲山。
ここの山門は仁王の代わりに鶴が守護する。
境内
山門から真っ直ぐ進むと、ここに突き当たる。写真中央大きめの石塔は「國宝本尊地蔵大菩薩 当山本堂へ」、その左の石塔は、左を指す手の下に「二十一番 太龍寺へ五十丁」とある。ここでの国宝とは旧法によるもので現在は国指定の重要文化財、しかも京都国立博物館に在る。
右側に本堂への階段がある。
本堂
こちらも狛犬の代わりを鶴が勤める。扁額は、読めぬが、山号だろうか。
三重塔
徳島県指定の有形文化財。
本堂左側
本堂左にも階段があるが、登る気がしなかった。
修行大師像(本堂左後方)
それでは、撮影を中断して、本堂でお勤め、階段を降りて大師堂でお勤め、そして納経所ヘ。撮影を再開する。
大師堂
納経所は大師堂の左隣。
不動堂
大師堂の右、本堂ヘの参道の左に不動堂があった。扁額は「不動明王」。
県指定文化財説明板
修行大師像(階段横)
境内から山門
鶴林寺境内もまた、国指定の史跡、阿波遍路道の構成要素である。
この後、駐車場に戻って、トイレを使った後、参拝者の方から蜜柑を1個頂いた。
出発時刻は10時00分。滞在時間は約44分。
県道146号を降り、丁字路を右折して県道283号和食勝浦線を降って、県道19号阿南鷲敷日和佐線との丁字路に出る。10時12分。起点と終点が異なるが、登りが約65分で降りが約12分。丁字路は右折する。
次回は、遍路第6日、太龍寺(21番)
次回は、太龍寺に参ります。