2023年遍路第6日 月夜御水大師&弥谷観音堂

2023年遍路第6日その4、平等寺(22番)の駐車場から南に出発したところから。

遍路第6日(山岳ステージ)

日付 : 2023年10月22日
平等寺の駐車場を出て、山門右の自販機に寄った後、山門から南に延びる道を走る。この道がいつの間にか徳島県道284号山口鉦打線になる。川沿いの平坦路から、いよいよ山中に入ろかという地点に至る。

徳島県道284号月夜の坂
徳島県道284号月夜の坂
この写真で、県道の新道は真っ直ぐ坂を登り、県道の旧道はいったん左に曲がってから坂を登るのだが、写真の左の民家の角に、
月夜御水大師案内表示
月夜御水大師案内表示
「月夜御水大師~(23)薬王寺へは ここを直進してください →」との表示がある。この民家の右側を進むとすぐに、月夜御水大師に至る。

月夜御水大師

四国八十八ヶ所番外霊場(22番奥の院)。
ja.wikipedia.org

月夜御水大師入口
月夜御水大師入口
入口左の石塔には「空海観月之旧跡 七不思議之一 御水大師」とある。そのすぐ先の大杉は、
月夜御水大師の大杉
月夜御水大師の大杉
月夜御水大師の大杉説明板
月夜御水大師の大杉説明板
大杉の根元の石塔には「弘法大師御手植杉」とあり、その反対側には説明板がある。この大杉は阿南市指定の天然記念物である。
www.city.anan.tokushima.jp
大杉の東側の建物には、賽銭箱があるので、ここにお参りする。
月夜御水大師のお堂
月夜御水大師のお堂
その南側に進むと、
月夜御水大師のオブジェ
月夜御水大師のオブジェ
三日月が描かれた不思議なオブジェがある。後で調べると、ここには最近までお堂があったのだが、今は撤去されて、その屋根の最上部だけが残されているようだ。
さらに奥(南)へ進むと、
月夜御水大師の奥
月夜御水大師の奥
道が二股に別れ、右には小さな祠、左の道は急斜面の先に県道の旧道へと出る。
県道に復帰してからさらに標高差20mの坂を登ると、後は緩い下り坂なのだが、これが細かく蛇行している。最後には福井川を渡るのだが、橋の反対側は突き当り丁字路、丁字路の左右は平坦だが、そのすぐ上に国道55号が左から右への登り坂になっている。この丁字路は左折し、その先の国道との合流部で右に切り返して、坂を登る。距離約0.9km、標高差約40mである。
坂上は右に福井ダムの堤体、国道は鉦打トンネルを歩道で進む。トンネルを出たら、すぐに右折して国道から離脱する。
国道55号弥谷観音入口
国道55号弥谷観音入口
この先に弥谷観音堂がある。
元々の計画では、弥谷観音堂に寄ると明らかに遠回りなので、立ち寄らずに国道を進む予定だったが、本日は日和佐で泊まるため、多少の時間的余裕を得たので、弥谷観音堂に参ることにした。
国道を右折後、ダム湖を橋で越えて、その先の丁字路は左に進むと、次の左カーブの右(山)側が観音堂の入口になる。道路際に駐輪する。

弥谷観音堂

四国八十八ヶ所番外霊場(22番奥の院)。
ja.wikipedia.org

弥谷観音堂入口
弥谷観音堂入口
写真右の石塔には『「弘法大師様ゆかりの」阿波坂東観音霊場 第壱番…観音 御本尊如意輪観音』とある。坂東三十三観音の写し霊場らしい。そして写真左の階段を登っていく。
弥谷観音堂参道
弥谷観音堂参道
階段の左には車道がある。
そして階段の上に出る。
弥谷観音堂境内左側
弥谷観音堂境内左側
弥谷観音堂境内右側
弥谷観音堂境内右側
階段の上は、ほぼ正面に巨石、その左に観音像、右には休憩所、小さな祠、七福神像、そして観音堂と並ぶ。
弥谷観音堂境内の小祠
弥谷観音堂境内の小祠
祠の中の石塔には「光雲観音」とあるのかしら。
弥谷観音堂
弥谷観音堂
観音堂の右にある看板は「阿波坂東三十三霊場 四国霊場二十二番奥の院 納経所」とあるが、ここには人は詰めていない。また、扉下の張り紙には、本尊のお札が左ポストにある、との文があるが、ポストは空であった。
弥谷観音堂扁額など
弥谷観音堂扁額など
扁額は「観音堂」、また左右の看板は、右「弥谷観音」、左「四国霊場 第二十二番平等寺 奥の院」。
さて、お参りを済ませて、下りは車道を通り、道路に戻って、出発。道は戻らずに南へ進む。この道が意外と登るが、最後にアップダウンして、国道55号に出て右折する。
ここの国道55号は、日和佐道路への分岐を済ませた後になるので、二桁国道なのに交通量はかなり少ない。少し坂を登ってから星越トンネルを通ると、後は北河内谷川沿いに緩く降って行く。県道294号北河内奥河内線から県道25号日和佐小野線に移って、日和佐川を渡り、すぐの十字路を右折すると、薬王寺(23番)の山門まで一直線となる。

次回は、遍路第6日、薬王寺(23番)

次回は、薬王寺に参ります。