印西大師・印西地区の大師堂巡拝 中根の観音堂(85番)&笠神の辻堂(71番)&笠神の表前観音堂

(令和5年5月2日その4)
印西大師・印西地区の大師堂巡拝、中根の鳥見神社&中根の福聚院(14番)の次は、中根の観音堂(85番)、続けて、笠神の辻堂(71番)、笠神の表前観音堂に参ります。
福聚院から道に出て左(東)に進むと、すぐに右手に観音堂の入口です。

中根観音堂入口
中根観音堂入口

中根の観音堂

印西大師85番戸崎堂。
入口から少し坂を上ったところに観音堂があり、その右前に大師堂や石塔石仏があります。

観音堂

中根観音堂
中根観音堂
中根観音堂扁額
中根観音堂扁額
扁額には「施無畏」とあり、ここが観音堂であることを示します。

85番大師堂

85番大師堂
85番大師堂
印西大師85番番号札
印西大師85番番号札
85番御詠歌額
85番御詠歌額
御詠歌額には「戸崎堂」とあります。戸崎はこの辺りの小字です。
因みに、本家四国八十八ヶ所の85番八栗寺の、院号は観自在院、本尊は聖観音です。

石塔石仏

中根観音堂石塔石仏
中根観音堂石塔石仏
写真右・大師堂寄りの石仏は、右「奉建立齊念佛供養」、左「明和五戊子十一月吉日」とあります。中央の石仏は、右「爲〓秀賢心菩〓」、左「元禄五年壬申」で故人への供養塔でしょうか。左・観音堂寄りの石塔は、中央「奉納大乘妙典六十六部」、その左右上部「天明八戊申〓 霜月二十三日」とあるので六十六部供養塔です。(明和5年=1768年、元禄5年=1692年、天明8年=1788年)
それでは次の、笠神の辻堂に参ります。観音堂から道路に出て右(北東)に折り返し、坂を下ります。突き当りの三叉路、
中根福聚院東坂下三叉路
中根福聚院東坂下三叉路
ここは左折。その先で千葉県道291号との信号十字路を左折して、県道を北に進みます。信号十字路から約0.25km強、道が右に緩くカーブし始めるところ、
笠神辻の堂前
笠神辻の堂前
左に墓地が見えますが、その墓地に71番大師堂があります。も少しだけ前進して左手になります。

辻堂

印西大師71番。

笠神辻堂入口
笠神辻堂入口
71番大師堂とお堂
71番大師堂とお堂
71番大師堂
71番大師堂
印西大師71番番号札
印西大師71番番号札
71番大師堂扁額
71番大師堂扁額
扁額には「遍照尊」とあり、弘法大師を示します。
71番大師堂下の看板
71番大師堂下の看板
看板にある注意書きには「辻堂世話人」とあります。
一般人の墓地なので、写すべきものもありません。次へ参ります。県道に出て左を向くと、
笠神辻堂から表前観音堂へ
笠神辻堂から表前観音堂へ
次に県道が左カーブするところの右側に、表前観音堂があります。そこに併設の大師堂に参ります。そのカーブのところ、直進する細い古道に入り、すぐの三叉路で左折します。

表前観音堂

表前観音堂
表前観音堂
看板には「表前観音堂」とあります。表前は、地理院地図にも記載があるので、この辺りの小字だと思います。

表前観音堂の大師堂

表前観音堂大師堂
表前観音堂大師堂
ここも個人または一族持ちの墓地に、観音堂や大師堂を設けたものでしょう。お参りを済ませたら次へ参ります。観音堂からそのまま県道に出て北に、と思ったら、右手に何やら参道が。この参道は、今まで行ったことがないので、行ってみます。

次回は、笠神の鳥見愛宕両社&笠神の向公会堂の大師堂

次回は、参道の先にある笠神の鳥見愛宕両社に寄り道した後、同じ笠神の向公会堂にある大師堂に参ります。