江戸川八十八ヶ所巡拝 下花輪の旧花輪観音(60番)&旧西福寺(17番)

(令和4年5月28日その3)
江戸川八十八ヶ所巡拝、流山の閻魔堂(46番&66番)の次は、下花輪の旧花輪観音(60番)&旧西福寺(17番)に参ります。
江戸川堤防左岸(千葉県側)、(仮称)三郷流山橋の北側に居ます。

(仮称)三郷流山橋千葉県側アプローチ
(仮称)三郷流山橋千葉県側アプローチ
堤防を下りて、写真左端の緑の建物の前を南(写真では右)に進み、すぐに左折して、千葉県道5号線下花輪交差点に出ます。交差点の東側が花輪城址公園です。今回は、交差点を左折(北行)してから公園に入りました。

花輪城址公園、或は、花輪城跡・琵琶首観音堂跡

花輪城址公園入口
花輪城址公園入口
入口から右(南)に切り返し気味に進むと、かつての花輪城の郭跡に出ます。
花輪城跡・琵琶首観音堂跡
花輪城跡・琵琶首観音堂跡

花輪城跡・琵琶首観音堂跡説明板

花輪城跡・琵琶首観音堂跡説明板
花輪城跡・琵琶首観音堂跡説明板
ここは、北側から伸びた舌状台地の終端部で、下総の中世の砦として適地でした。説明板に拠れば、江戸時代には西福寺の観音堂が建てられた、その観世音菩薩立像(天文八年銘 1539年)は今は西栄寺にある、との事です。

琵琶山観音の石塔

公園内に琵琶山観音の石塔があります。

琵琶山観音の石塔正面左面
琵琶山観音の石塔正面左面
琵琶山観音の石塔右面背面
琵琶山観音の石塔右面背面
観音堂跡地とは、ちょっとずれている気もします。

琵琶首観音堂参道石段説明板

琵琶首観音堂参道石段説明板
琵琶首観音堂参道石段説明板
説明板は写真に納めましたが、石段そのものは見落としました。なお、南側斜面の別の参道付近は、次の写真のようになっています。
花輪城址公園南側階段
花輪城址公園南側階段
さて、花輪城址公園から県道5号線を右(北)に進みます。すると、
花輪城址公園北その1
花輪城址公園北その1
花輪城址公園北その2
花輪城址公園北その2
花輪城址公園の隣に謎のスペースがあり、その北端に大師堂が2棟あります。

旧西福寺の大師堂

江戸川八十八ヶ所17番&60番。
江戸川二十一ヶ所7番。

旧西福寺大師堂
旧西福寺大師堂
謎のスペースというのは、旧の西福寺の跡のようです。西福寺は、西円寺と合併して西栄寺となっています。

60番大師堂

右(東)側は60番大師堂です。

60番大師堂
60番大師堂
60番番号札
60番番号札
60番御詠歌額
60番御詠歌額
堂内に60番の御詠歌額があり、そこには西福寺と記されています。なお、昭和初期の資料によれば60番は花輪観音となっており、上記の琵琶首観音堂付近にあったようです。

17番大師堂

左(西)・県道側は17番大師堂です。

17番大師堂
17番大師堂
17番番号札
17番番号札
二十一ヶ所7番番号札
二十一ヶ所7番番号札
こちらは、昭和初期の資料によれば西福寺となっています。また、江戸川二十一ヶ所の7番の番号札もあります。

八十八ヶ所標識塔

17番大師堂の左前に八十八ヶ所標識塔が2本あります。

旧西福寺の八十八ヶ所標識塔
旧西福寺の八十八ヶ所標識塔
右の標識塔の正面「江戸川八十八ヶ所」、左の標識塔の正面「江戸川八十八ヶ所第十」まで読めます。

次回は、旧浄栄寺(30番)

次回は、旧浄栄寺(30番)に参ります。県道5号線を右(北)に進み、すぐに左折して舌状台地を下りてから台地沿いに北に進みます。(今から思えば、県道5号線をそのまま北進すれば良かったのですが。)