印西大師・印西地区の大師堂巡拝 六軒(大森)の厳島神社(38番)

(令和5年4月17日その3)
印西大師・印西地区の大師堂巡拝、中の口公民館の大師堂&中ノ口(大森)の浅間神社(89番)の次は、六軒(大森)の厳島神社(38番)に参ります。
JR成田線の第二大森県道踏切を南から北に渡って直ぐ左の細い道に入りました。その先で弁天川に突き当たります。

大森の六軒水神橋南
大森の六軒水神橋南
ここで少し左にずれて、六軒水神橋を渡ります。橋の北側はもう、厳島神社の境内で、ちょっと右にずれると道路です。
六軒水神橋からの厳島神社
六軒水神橋からの厳島神社

六軒(大森)の厳島神社

嚴嶋神社、印西市大森4336番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
印西大師38番。
別に26番大師堂あり。
六軒水神橋から少し進むと参道敷石に直交、その先に説明板、左を向くと鳥居、参道は鳥居の先も真っ直ぐ延びて階段の先に拝殿、鳥居の右に第24代横綱鳳谷五郎之碑、拝殿階段前の右に大師堂が2棟あり、摂末社は拝殿・本殿の周囲にあります。

鳥居・参道

六軒厳島神社鳥居・参道
六軒厳島神社鳥居・参道
鳥居の神額には「厳島大神 水神大神」とあります。

説明板

六軒厳島神社説明板
六軒厳島神社説明板
説明板のタイトルは「六軒厳島神社・水神社」で、これに拠れば、この神社は、当地の開拓に関与した宮島勘右衛門が、安芸の厳島神社を勧請した、厳島神社のご祭神は市杵島姫命、水神社のご祭神は罔象女神(みつはのめのかみ)。印西大師38番は、平賀村の花島山から遷座した、ともあります。
宮島氏と言えば、中の口公民館の中野口新田碑にも宮島某とありました。

第24代横綱鳳谷五郎之碑

横綱鳳谷五郎之碑正面
横綱鳳谷五郎之碑正面
横綱鳳谷五郎之碑背面
横綱鳳谷五郎之碑背面

拝殿

六軒厳島神社拝殿
六軒厳島神社拝殿

大師堂

六軒厳島神社大師堂
六軒厳島神社大師堂
右、拝殿から遠い方が印西大師38番大師堂です。左の小さめの大師堂には、26番の番号札があります。

38番大師堂

印西大師38番番号札
印西大師38番番号札
38番大師堂扁額&御詠歌額
38番大師堂扁額&御詠歌額
御詠歌額、かすれて読めないかと思ったが、冒頭に「三十八番 〓〓蹉跎山寫 平賀村花島山ヨリ〓〓」とありました。因みに、本家四国八十八ヶ所38番は足摺岬にある蹉跎山金剛福寺です。
38番番号札
38番番号札
38番大師堂台座
38番大師堂台座
堂内には2体の大師像の台座があり、右の台座には「〓三十八番」(〓は西か)、左の台座は、右側「明治三十七年 三月廿一日」、左側「泉新田」とあります。(明治37年=1904年)

26番大師堂

26番番号札
26番番号札
こちらは、印西大師の番付札所ではありません。番号札は左側に大きく「四国二十六番」、右には小さく「頭山金剛頂寺…文政六…受」とあるような気がしてきて、困ってます。因みに、本家の26番は竜頭山金剛頂寺で、室戸の町の西にあります。(室戸岬ではない。)

摂末社など

六軒厳島神社の水神宮石碑
六軒厳島神社の水神宮石碑
六軒厳島神社の稲荷神社鳥居
六軒厳島神社の稲荷神社鳥居
さすが稲荷様、摂末社ですが立派な鳥居です。
六軒厳島神社本殿と稲荷神社
六軒厳島神社本殿と稲荷神社
六軒厳島神社の三峯神社
六軒厳島神社の三峯神社
六軒厳島神社の咳神社
六軒厳島神社の咳神社
咳神社は、珍しいです。

庚申塔群

六軒水神橋北側の右に、庚申塔群があります。

六軒厳島神社の庚申塔群
六軒厳島神社の庚申塔群
それでは次に参ります。ここからは、JR木下(きおろし)駅近郊の、印西大師の番付札所ではない大師堂を二つ廻ります。とりあえずは、鳥居から真っ直ぐ道路に出て左折、その先の突き当たり三叉路は右折、そのまま国道356号に出ると、左が手賀川に架かる六軒橋になります。
国道356号六軒橋南
国道356号六軒橋南
左折して六軒橋を渡ります。

次回は、六軒(浅間前?)の六軒大師など

次回は、六軒(浅間前?)の六軒大師などに参ります。