(令和5年4月17日その2)
印西大師・印西地区の大師堂巡拝、大森の鳥見神社の次は、中の口公民館の大師堂、続けて、中ノ口(大森)の浅間神社(89番)に参ります。
大森の鳥見神社を鳥居から出て、左に切り返して坂を下ります。下って道が右にカーブすると、左に墓地、その先に中の口公民館が現れます。
中の口公民館
公民館の左に、大師堂、中野口新田碑があります。
中の口公民館の大師堂
印西大師の明治初期の史料には、この辺りに、なかのくちとう(中ノ口堂)という掛所があったようですが、ここの大師堂との関係は不明です。中ノ口、中の口、中野口と表記に揺れがありますが、中ノ口はこの辺りの小字です。
中野口新田碑
これに拠れば、中野口新田(大森中ノ口)は、寛文年間に開発、命名された。明治12年からは地主と村人との間に争議が起こり、訴訟にもなった。(寛文年間=1661年から1673年、明治12年=1879年)
それでは、次の中ノ口(大森)の浅間神社に参ります。中の口公民館の駐車場と墓地との境の道路際は三叉路になっていて、そこを駐車場/墓地とは反対方向(東)に曲がります。その先の三叉路は左で、しばらく進むと、比高約20mの小山が、真っ直ぐに延びた階段が、出現しました。この山が浅間神社で、社殿などは山頂にあります。
大森中ノ口の浅間神社
浅間神社、印西市大森2636番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
印西大師89番。
階段下
階段入口の右に説明板があります。
説明板
では、階段を上ります。約90段。
階段上
階段上は、右(南)側が参道、左側に社殿などとなっています。左側の一番西から稲荷神社、社務所、89番大師堂、浅間神社、他の摂末社との並びです。なお、反対(東)側にも斜度が緩めの階段があります。
89番大師堂
この89番には、他の札所のような岡本さんの白い番号札がありません。
浅間神社鳥居・社殿
摂末社三峯神社
古い手水鉢
手水鉢の右面「弘化四〓〓 六月吉」とあります。(弘化4年=1847年)
山頂からの景色
北側、社殿の裏側も良いのですが、木々の隙間からとなります。西側、登ってきた階段の上からですと、手賀沼干拓地が一望となります。
それでは次の、六軒(大森)の厳島神社(38番)に参ります。階段を降りて、右に進み、国道356号に出て左に、直ぐの中ノ口交差点を右折します。その先で、JR成田線の第二大森県道踏切を渡って直ぐ左の細い道に入ります。
次回は、六軒(大森)の厳島神社(38番)
次回は、六軒(大森)の厳島神社(38番)に参ります。