(令和5年6月17日その9)
印西大師・印西地区の大師堂巡拝、師戸の広福寺(33番&77番)の次は、師戸の宗像神社に寄り道した後、師戸の長円寺(29番)参ります。
広福寺の門から道路に出て右折(南行)します。道なりに緑の中を進んでいくと、右手に宗像神社が現れます。寄り道します。
師戸の宗像神社
宗像神社、印西市師戸1109番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
道の右に階段から鳥居、その先に拝殿、社殿の周囲に摂末社です。拝殿までは車椅子用のスロープもあります。なお、大師堂は見当たりません。
鳥居
拝殿
本殿
摂末社
それでは、次へ参ります。鳥居から道路に出て右へ、すぐの三叉路、この写真の右奥から来て、左の細い道へ、右折します。坂を下り、道が左へ曲がって、平地になって、突き当たりの三叉路に出るところ、その右角に長円寺が現れます。
師戸の長円寺
真言宗豊山派、長円寺、印西市師戸932番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
印西大師29番。
こちらから来た場合、三叉路を右折してちょっと進んで右に入口、そこから参道真っ直ぐに本堂、参道の左は入口側に石仏群、中間に聖観音堂、本堂側に大師堂が2棟あります。
入口
境内
本堂
山号は奈良山。なお、地理院地図に拠れば、この辺りの小字は、奈良戸だそうです。
29番大師堂
2棟ある大師堂のうち本堂側が、29番大師堂です。
助右衛門大師
もうひとつの大師堂は、御詠歌額に「助右衛門大師」とあります。この御詠歌は、「アリガタヤ コウヤノヤマニ イマダスム アマタノヒトヲ スクウミダブツ」とあって、高野山奥之院の弘法大師御詠歌で始まって、何故か阿弥陀如来の御詠歌で終わっています。
聖観音堂
普門品供養塔
聖観音堂の右に、普門品供養塔があります。供養塔正面の中央「奉讀誦普門品…巻供養塔」、その左「十一月吉祥日」とありますが、右にある年の記述が判読できません。
石仏群
下の写真で右の石仏は「天保十三年 寅十一月吉日」、左の石仏は推測も入れて、最上部に種字、右「奉供養十〓夜講中」、左「明和六己〓…月吉日」でしょうか。(天保13年=1842年、明和6年=1769年)
帰宅
今日はここまでとします。本日は、印西大師の番付札所8ヶ所、それ以外の場所にある大師堂1ヶ所などに参りました。
最後に、師戸の南端、千葉県道64号の橋から見た西印旛沼です。