2023年遍路第19日&第20日 トラブル解決編&三角寺への道

2023年遍路第19日その3&第20日その1、高松城跡玉藻公園を出たところから。

遍路第19日(丘陵ステージ→キャンセル)

日付 : 2023年11月4日
自転車にトラブル発生のため、本日の自転車遍路はキャンセル。高松城跡玉藻公園を見物して、大手から退出した。
今日は歩きばかりなので、もう疲れた。早めに宿に入ろう。という訳で、公園の南側道路を通ってJR高松駅に戻る。今日の宿は観音寺市内、観音寺駅近くなので、13時52分発観音寺行き普通に乗車する。運賃は1240円なり。

JR予讃線下り車窓から津嶋神社その1
JR予讃線下り車窓から津嶋神社その1
JR予讃線下り車窓から津嶋神社その2
JR予讃線下り車窓から津嶋神社その2
観音寺到着(予定)時刻は15時21分。駅の北側に出て右へ、香川県道49号観音寺善通寺線を東北東に、そのまま右側歩道を通って右折で県道6号込野観音寺線に移行し、予讃線踏切を渡る。次の県道237号黒渕本大線との信号交差点を左折、道路右側の歩道から、右手に現れるのが、今日の宿「ホテル シェトワ 観音寺」である。

ホテル シェトワ 観音寺

hotel-cheztoi.com
本日の宿は「ホテル シェトワ 観音寺」。軽朝食付きシングルルームで8140円(税込)。観音寺駅からは少し遠いが、当初はもちろん自転車移動を前提としていたので、予約時点では問題では無かった。部屋は新しい。共同大浴場はなし。そしてコインランドリーがホテル内には無く、駐車場向いにあるコインランドリーは、遍路にとっては高い。遍路は荷物量を減らすため、着替えは最少、当日着用で汗がしみた分は寝る前に毎日洗濯するが、1回の洗濯量は少ない。そういう観点からすると、ちょっと高いんだ。なので、この日の洗濯は手洗いである。
なお、夕食は出ないので、歩きで外へ出て、コンビニで調達し、ホテルに戻って食す。
そうしていると、ジャイアントストア高松から電話が架かってきた。

自転車トラブル新展開で解決へ

電話の向こうの店員さんによると、スプロケットの歯はキレイなのにどうしてだろう、mavicのホイールを旅行前に何かしませんでしたか、との事。
ああ、それでわかりました。ずっと前に何かした記憶はあるが、旅行前には何もしてません、してないから、ダメなのです。
さて、自転車の後輪(ホイール)には、ちょっとした仕掛けがある。ペダルからチェーン経由で力を受けるスプロケットの回転と、タイヤと車輪の回転において、スプロケットの回転が車輪より速くなろうとすると、両者の回転速度は同じになって、ペダルからの力がそのまま車輪の回転に繋がる。しかし、スプロケットの回転が車輪より遅い場合、スプロケットが回転しない(=ペダルを回さない)場合、逆回転する場合では、車輪はほぼ抵抗なくそのまま回転し続ける。その仕掛けの部分に歯車状のものが採用されているが、そこで歯飛びが生じているのだろう。
mavicの場合、そういうトラブルの防止のため、たまにメンテナンス作業を受ける必要がある。しかし、今回の遍路旅行の場合、事前に自転車屋さんで点検してもらったが、その際に四国一周するとは伝えなかった。なので、この点での事前のメンテナンス作業は無く、それなのに、今回の遍路旅行で1467.67kmに、旅行前にもそれなりに走っていたため、トラブル発生に至ったのだろう。
そして、店員さんの提案は、ジャイアントストアではmavicは扱っていないので対応できないが、別途ホイールを用立てることはできる、その場合、翌日朝09時開店時にお渡し可能との事。承諾した。この場合のホイールは安くて重いものになるが、それでも万単位にはなる。しかし、当方の比較の対象は、今回の遍路を中断して、また再開する場合の、往復の交通費、余計な宿泊費、あるいは日数の浪費であるので、この程度なら問題ないのだ。
とすれば、明日の予定は、09時前に高松駅に着く、その後輪行で川之江駅に戻る、三角寺(65番)と雲辺寺(66番)ロープウェイ山麓駅の登りを重いホイールで登る。その後は…、と考えて、明日もこのホテルに連泊することにした。それなら余計な荷物は部屋に置いていける。

遍路第20日(丘陵ステージ)

日付 : 2023年11月5日
本日の予定こそは、三角寺(65番)(駐車場の標高は約330m)、雲辺寺(66番)(ロープウェイ山麓駅の標高は約252m)など。宿は観音寺市内。

JR予讃線上り車窓から津嶋神社
JR予讃線上り車窓から津嶋神社
観音寺駅07時54分発特急いしづち6号で高松駅08時45分着(予定)。料金は2440円。駅から真っ直ぐジャイアントストア高松へ。
後輪ホイールにブレーキディスクが新規購入、タイヤとチューブ、スプロケットを移し替えて、33330円。なお、前日のチェーン交換は6867円。ちょっと店頭でひと漕ぎ、問題なし。元のホイールとブレーキディスクは受取人払いで宅配、その宅配発送日はストアの連休明け木曜日(11月9日)にしてもらった。本日発送だと、こちらが帰宅する前に、荷物が着いてしまう可能性が高いので。
全て済ませて、自転車を押して歩きだす。と、店員さんが、預けておいたヘルメットを持ってきた。そして駅出口横のスペースにて自転車を輪行袋に入れる。
高松駅前JRホテルクレメント
高松駅前JRホテルクレメント
JRホテルクレメント高松のビル1階に、ジャイアントストア高松が入居しているのだ。
で、きっぷの自販機へ。前に外国人らしい方がいて、難渋されている。ゆっくり待つが、これが10分以上かかる。なんとか間に合って09時42分発いしづち5号に乗車、川之江駅には10時41分到着(予定)。料金は2840円。
輪行解除し、11時10分出発。前日の駅までの道を、ほぼ逆に走る。途中でコンビニに寄った。その先、東宮山古墳横を過ぎて松山自動車道の側まで来たとき、右折せずそのまま自動車道下を潜り抜けたため、前日ルートを外れるが、その先すこし登ってから右折して修正、ついに、トラブル発生地点に戻ってきた。11時44分。結局、トラブルとその対応に、丸1日と2時間56分費やしたことになる。

2級山岳三角寺

トラブル発生地点すぐそばの契川に架かる橋から、四国中央市上柏町横尾地区まで登って、そこから舗装道を三角寺門前の駐車場まで。自転車NAVITIMEで調べると、距離4.2km、獲得標高254m、標高差240m、平均勾配5.71%。最初と最後は緩い。
当初は、伊予三島駅付近で宿泊して、横尾地区経由で三角寺へ登るルートを計画していた。ホテルルートイン四国中央や川之江駅からだともっと近いルートがあるが、そのルートは勾配がきつい事と、帰りに利用する予定である事から、登りは横尾地区経由にした。

四国中央市上柏町横尾地区からの眺望
四国中央市上柏町横尾地区からの眺望
標高約145m、横尾地区の向こうは海と海際の工場しか見えない。だが、もう少し登って、
四国中央市上柏町の三角寺道からの眺望
四国中央市上柏町の三角寺道からの眺望
標高約200mからだと、ホテルルートイン四国中央に、川之江市街もよく見える。
さらに進むと、なんだか林道っぽくなり、最後は平坦に近くなって、左から登ってきた道と合流後、すぐに右手に駐車場が現れる。12時15分に駐車場に進入。駐車場の奥に三角寺の参道登り階段がある。
三角寺入口参道階段
三角寺入口参道階段

次回は、遍路第20日その2、三角寺(65番)

次回は、三角寺に参ります。