2023年遍路第14日 十夜ヶ橋(別格8番)

2023年遍路第14日その6、大洲の肱川橋南詰に着いたところから。

遍路第14日(山岳ステージ)

日付 : 2023年10月30日
明石寺(43番)からは国道56号を使わずに、鳥坂峠を越えて、札掛寺( 仏陀懸寺 )に参った後、国道441号経由で大洲の街に入った。肱川橋を渡るので仕方なく国道56号に出て、橋の南詰まで来た。

肱川と大洲城

ここからは左(西)に大洲城が見える。

国道56号肱川橋からの大洲城
国道56号肱川橋からの大洲城
国道56号肱川橋からの大洲城天守
国道56号肱川橋からの大洲城天守
それにしても、鳥坂峠の南では小川に過ぎなかった肱川が、峠をひとつ越えただけで、この様な大河になるとは。
国道56号肱川橋と肱川
国道56号肱川橋と肱川
そして橋を渡る。その先の信号交差点では斜め左に入って国道とは別れ、県道43号長浜中村線を北に走るが、割りとすぐに、斜め右の道に入る。また国道56号との交差点に出て、気分としては横断直進する。この道をずっと走って、松山自動車道の下を通り抜けてから、田圃の中の道へ左折(北行)する。やがて国道56号に突き当たるが、その向かいにあるのが十夜ヶ橋(別格8番)である。
国道56号十夜ヶ橋永徳寺前
国道56号十夜ヶ橋永徳寺前
この突き当たり丁字路の右に横断歩道、その手前に十夜ヶ橋の掲示板があるので、丁字路の右手前のスペースも境内なのかもしれない。
国道56号十夜ヶ橋永徳寺前横断歩道と掲示板
国道56号十夜ヶ橋永徳寺前横断歩道と掲示板
掲示板には「弘法大師御野宿所 十夜ケ橋 大師堂」とある。また、掲示物に拠れば、「平成三十年七月の大水害被害によって本堂取壊し」とある。(平成30年=2018年) 横断歩道を渡って、国道北側の境内に入った。15時11分。

十夜ヶ橋永徳寺

御室派、永徳寺、愛媛県大洲市東大洲1808。(四国別格二十霊場会Webより)
四国別格二十霊場8番。
sites.google.com
ja.wikipedia.org
十夜ヶ橋の読みは「とよがはし」。
国道北側の境内は、まず東側に縁起の説明石碑や修行大師像、中央に大師堂、西側に駐車場、さらに奥は東に奉賛殿( 仮本堂 )、西に建立中の新本堂となる。

弘法大師御野宿所十夜ヶ橋永徳寺縁起碑

弘法大師御野宿所十夜ヶ橋永徳寺縁起碑
弘法大師御野宿所十夜ヶ橋永徳寺縁起碑

修行大師像

十夜ヶ橋修行大師像
十夜ヶ橋修行大師像

大師堂

十夜ヶ橋大師堂
十夜ヶ橋大師堂
十夜ヶ橋大師堂扁額
十夜ヶ橋大師堂扁額
扁額は定番の「弘法」。

奉賛殿( 仮本堂 )

十夜ヶ橋奉賛殿(仮本堂)
十夜ヶ橋奉賛殿(仮本堂)

新本堂

十夜ヶ橋新本堂
十夜ヶ橋新本堂
それでは、納経所から入って仮本堂の堂内でお勤め、大師堂前に戻ってお勤め、納経所に戻って納経印を頂く。
十夜ヶ橋納経印(後日撮影)
十夜ヶ橋納経印(後日撮影)
そして、境内の東側にある川と、境内の南にあって東西に走る国道、その交点である橋に参る。自転車は駐車場から橋に移動。

国道56号十夜ヶ橋

十夜ヶ橋永徳寺境内から国道56号十夜ヶ橋
十夜ヶ橋永徳寺境内から国道56号十夜ヶ橋
国道56号十夜ヶ橋北東側
国道56号十夜ヶ橋北東側
橋の下に入ってみる。
国道56号十夜ヶ橋下東側
国道56号十夜ヶ橋下東側
国道56号十夜ヶ橋下東側常夜灯正面左面国道56号十夜ヶ橋下東側常夜灯正面右面
国道56号十夜ヶ橋下東側常夜灯
常夜灯の正面「弘法大師燈臺」、左面「大洲領喜多郡徳森村」、右面「寳暦五年乙亥三月廿一日」とある。(宝暦5年=1755年)
国道56号十夜ヶ橋下から十夜ヶ橋永徳寺方向
国道56号十夜ヶ橋下から十夜ヶ橋永徳寺方向
ここでの参拝を終えて、15時47分出発。滞在時間は約36分。
国道の北側歩道を西に、つまりは右側歩道を走ろうとしたが、すぐの交差点、こちら(北)側は松山自動車道大洲インターの出入口な為か横断歩道が無い。少し戻って、十夜ヶ橋参拝前に渡った横断歩道で国道南側に移って交差点を西へ、次いで北へ渡って、再び国道北側歩道を西へ、すぐに本日の宿「スーパーホテル愛媛・大洲インター」に着いた。15時54分。16時前で終了したのは初めてである。

本日(第14日)の走行記録


トータル71.70km、移動平均時速14.7km/h、総活動時間8時間52分57秒、これらには境内など歩行部分を含む。

スーパーホテル愛媛・大洲インター

www.superhotel.co.jp
本日の宿は「スーパーホテル愛媛・大洲インター」。お部屋タイプお任せ、朝食付で8100円(税込)。まだ「ねんりんぴっく」の為か高値だが、本来はもっと安いはず。で、その、普通のスーパーホテルです。
いったん部屋に入ってから、夕食のために外に出る。自転車で国道56号を西へ、ジョイフル愛媛東大洲店に入る。食後は戻ってホテル東隣のコンビニへ。で、ホテル帰還。走行距離1.61km、17時33分終了。
コインランドリーに大浴場を使う。天然温泉を謳うのに入湯税がかからないのは何故か?
さて、明日である。久万高原町の岩屋寺(45番)と大宝寺(44番)がターゲットなのだが、仮に1日で廻りきれなかった場合の事を考えると、宿は久万高原町内でないとまずい。
もし松山市内に宿を取って、そして2ヶ所廻れなかったら、標高719mの三坂峠から標高数十mの松山市内に降りた後、翌朝また三坂峠まで登る事になる。また、2ヶ所ギリギリ間に合った場合でも、三坂峠からのダウンヒルは日没後だ。
と考えて、久万高原町の宿を電話予約した。とは言え、もし今日の宿が内子だったら、当初の計画では翌日は松山市内南部に泊まる想定だったのだが。
それではまた明日。

次回は、遍路第15日、久万高原への道

次回は、岩屋寺(45番)に参るべく、久万高原へ向けて走ります。