2023年遍路第14日 白王権現(43番奥之院)&鳥坂峠&札掛寺

2023年遍路第14日その5、明石寺(43番)の参道を降りたところから。

遍路第14日(山岳ステージ)

日付 : 2023年10月30日
明石寺の参拝、納経を終えて駐車場から参道を降り、鳥居のある十字路を右折(南行)した。
その次に別の道と合流してすぐ、左手に小さな祠がある。12時13分到着。

宇和町明石白王権現前
宇和町明石白王権現前
左の石塔には「四十三番明石寺奥之院」とある。

白王権現

四国八十八ヶ所番外霊場(43番奥之院)。

宇和町明石白王権現祠
宇和町明石白王権現祠
祠の右前には、遍路道の札が掛かっていた。
宇和町明石白王権現祠右前
宇和町明石白王権現祠右前
道に戻って少し南側へ進んで振り返る。
宇和町明石白王権現前南側
宇和町明石白王権現前南側
宇和町明石白王権現前南側へんろ道案内標識
宇和町明石白王権現前南側へんろ道案内標識
この方向はちょうど、順打ちへんろの進行方向になる。道路を直進すると明石寺へ、右に奥之院の白王権現がある事を示している。
12時17分出発。滞在時間は約4分。
ここからであるが、数ヶ月前のプランでは、愛媛県道237号鳥坂宇和線に出て北へ進み、西予市宇和町信里の山中から大洲市横野・長谷へ抜ける予定だった。ところが、この県道の途中が工事のため通行止めとなったので、この予定は変更。宇和の卯之町を抜けてから宇和町久保字鳥坂経由とした。
白王権現前から南へ真っ直ぐ道なりに進んで、宇和高校の敷地に突き当たって左へ、県道237号に出て右も次また右、そこから旧道っぽい道に出て右へ。少し進めば、卯之町の伝統的な町並みが近いので、そちらに寄り道する。
西予市宇和町卯之町の町並み
西予市宇和町卯之町の町並み
この後しばらく旧道っぽい道を西に進む。そこから国道56号を使えば話は簡単なのだが、この国道は回避する。
その国道と直交する交差点を横断、そこからは県道344号宇和高山線になる。すぐに肱川に出るので、右折して肱川左岸を北に走る。県道30号宇和三瓶線に出て左へ、すぐに右折して県道311号伊延永長線を北に走る。
県道311号が西を向いたら右折して、そこからは無名の道を北北東、肱川右岸の山裾を走る。 いよいよ、峠である。
西予市宇和町久保字鳥坂方向
西予市宇和町久保字鳥坂方向
この写真の枠内左に国道56号鳥坂(とさか)隧道がある。へんろ道の鳥坂峠は、写真枠を左に少し出た方向にある。県道237号鳥坂宇和線は、写真枠内右後方の斜面を登ってから南の谷を降りて明石寺の近くに至る。
もう少し進んで、へんろ道との分岐点に来た。
西予市宇和町鳥坂峠へんろ道分岐
西予市宇和町鳥坂峠へんろ道分岐
西予市宇和町鳥坂峠へんろ道入口
西予市宇和町鳥坂峠へんろ道入口
撮影時刻は13時13分。このへんろ道、特に登りは、自転車では無理。しかし鳥坂隧道は歩道が無く、距離も1kmを超え、国道56号で交通量もあり、最も危険なトンネルといえるので、絶対回避。なので、ここは県道237号から、無名の道を抜ける。

3級山岳鳥坂峠(東)

このへんろ道分岐から、県道237号離脱地点まで、自転車NAVITIMEで調べると、距離3.7km、獲得標高166m( 標高差164m )、平均勾配4.43%。
分岐から舗装道を進んで国道の下を潜り、南に向きを変えて坂を登ると県道に突き当たる。左折して県道を登るが、ここからは蛇行はするが、案外斜度は低い。13時37分に丁字路に到達、左折して県道を離脱。
左折直後は両側に設備?がある。それを抜けると降りに入る。しばらくして、右ヘアピンカーブに続けて左ヘアピンカーブしての三叉路を左に切り返す。ここまでで標高約100mのダウンヒル。もし切り返さずに進めば、へんろ道と合流するが、未舗装区間があるので回避した。
その先は、だいたい道なりに降る。標高約110m降りての三叉路は左に合流、そこからはしばらく平坦となる。一箇所間違え易い丁字路は左折。さらに進むとまた降りになって、いよいよ開けて来たら、えと、ちょっと戻る。戻ると左手に石塔がある。

大洲市野佐来字札掛の石塔
大洲市野佐来字札掛の石塔
この石塔は新しいもので、西面( 写真の正面 )は右(南)を指す手に「上 UP 札かけ〓」、南面「FUDAKAKEJI TE...」とある。その南側には、
大洲市野佐来札掛寺入口
大洲市野佐来札掛寺入口
こちらは鳥坂峠へんろ道で、ここから少し登って右に札掛寺がある。

札掛寺/仏陀懸寺

四国八十八ヶ所番外霊場。

大洲市野佐来札掛寺前
大洲市野佐来札掛寺前
登ってきました。撮影時刻は14時14分。振り返って左に山門がある。

山門

大洲市野佐来札掛寺山門
大洲市野佐来札掛寺山門
山門には、右「四國霊場札掛」、左「四國番外霊場佛陀懸寺」とある。
大洲市野佐来札掛寺山門内部
大洲市野佐来札掛寺山門内部
山門の屋根の下には撞木のみ残っていた。

修行大師像

大洲市野佐来札掛寺修行大師像
大洲市野佐来札掛寺修行大師像

境内

大洲市野佐来札掛寺境内
大洲市野佐来札掛寺境内
荒れている。寺としては廃寺なのだろう。
大洲市野佐来札掛寺境内からの眺め
大洲市野佐来札掛寺境内からの眺め
大洲市野佐来札掛寺境内から山門
大洲市野佐来札掛寺境内から山門
14時19分出発。滞在時間は約5分。
先ほどの石塔前で左折、すぐの右ヘアピンカーブを曲がりきって、次に左に曲がってすぐの三叉路で右に切り返す。切り返さないと国道56号に出てしまうが、この国道は回避。
さて、切り返した後は、松山自動車道の下を潜ってから丁字路左折、坂を降って国道441号に出て左へ、この441号で大洲の市内まで走る。こちらは、56号と違って全く交通量が無い。
そうして、肱川に突き当たって左に曲がり、ほんのちょっと登っての右手にある公園でトイレ休憩とした。休憩後、大洲の街を抜けて国道56号に出て右(北)へ、肱川橋南詰に至った。

次回は、遍路第14日、十夜ヶ橋(別格8番)

次回は、十夜ヶ橋に参ります。