2023年遍路第12日その2、観自在寺(40番)南の僧都川右岸から。
遍路第12日(丘陵ステージ)
日付 : 2023年10月28日
愛媛県愛南町御荘平城の僧都川右岸、ちょうど観自在寺(40番)から南に延びる道が川に差し掛かる地点に来た。この地点から北に進む。
国道56号の旧道に相当するような道に出る。ここからさらに北に進むと、観自在寺の山門前に出る。09時02分到着。
観自在寺
真言宗大覚寺派、観自在寺、愛媛県宇和郡愛南町御荘平城2253-1。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所40番。
www.kanjizaiji.com
ja.wikipedia.org
観自在寺の読みは「かんじざいじ」。観自在とは観自在菩薩のことで、別の漢訳である観世音菩薩、あるいは世の字を省いた観音菩薩と同じ菩薩である。
山門前は駐車場になっており、山門前階段の左に「伊予遍路道の入口 観自在寺」という説明板がある。山門入ってから参道だいたい真っ直ぐに本堂、その途中はまず右に宝聚殿八角堂、次いで左に勅使井戸と右に修行大師像、本堂前で右に折れた参道の先に篠山大権現の祠、その左( 本堂の右 )に大師堂、祠の右には心経宝塔( 多宝塔 )がある。
「伊予遍路道の入口 観自在寺」説明板
これに拠れば、観自在寺から次の札所である龍光寺(41番)への道は、海沿いの灘(なだ)道、小岩道(しょうがんどう)を越える中道( 大がんだう越 )、篠山を越える篠山道があったが、宇和島伊達家の禁制により中道は廃れ、篠山道は険しいため、灘道が最も利用されたという。
山門
本尊は薬師如来。山号は平城山。
境内その1
それでは、本堂、大師堂でお勤めし、納経印を頂く。この時、延光寺(39番)の印が無いことを指摘された。延光寺とは少し距離があるから、普通は印があるはず。ありがとうございます。
そして撮影再開。
本堂
扁額は「瑠璃光殿」。
篠山大権現
大師堂
扁額は定番の「弘法」。
心経宝塔
境内その2
勅使井戸
宝聚殿八角堂
修行大師像
山門追加
帰りに山門を通ると、頭上にこのような絵があった。駐車場に戻り、09時40分出発。滞在時間は約38分。
駐車場からは東、山門出て左の方向に出て、道路に出て右、次は左で、国道56号の旧道に相当するような道・愛媛県道297号久良城辺線を東に進み、道なりで僧都川も渡る。その先、途中で右のより旧道っぽい細道を通り、県道46号宇和島城辺線と国道56&320号との合流交差点に出た。国道この先の蓮乗寺トンネルには進行方向左側に歩道があることを確認し、国道を東へ。トンネルを抜けたら降ってまた登り、国道が左にカーブするところを直進して一本松の集落に入る。一本松集落内で標高約99m、ここまでそこそこの登坂である。その先で再度国道に合流、そこからは今朝通ってきた道を逆走する。途中のトンネル2本は、行きは回避したが、帰りは進行方向左側に歩道があるので、トンネルを通って、高知県に再入した。
次回は、遍路第12日、延光寺(39番)
次回は、延光寺に参ります。