2023年遍路第11日&第12日 札掛篠山神社

2023年遍路第11日その5&第12日その1、月山神社参拝を終えて国道321号に復帰したところから。

遍路第11日(丘陵ステージ)

日付 : 2023年10月27日
月山神社の参拝を終えて、大月町大浦地区経由で国道321号に復帰して北へ走る。ほぼ海沿いから標高約103mまでゆっくり登って、直線下り坂になると、右手に道の駅大月があるので、立ち寄る。道の駅ではトイレを借りたが、食い物は道路の反対側にある豚丼屋さんで食す。本日2回目の昼食。
その後は、だいたい国道を通り、松田川大橋を渡って北詰の信号交差点から歩道走行に切り替え、右折。その先の右手にあるのが、本日の宿「ホテルアバン宿毛」である。16時27分到着。

本日(第11日)の走行記録


トータル114.77km、移動平均時速18.5km/h、総活動時間9時間02分32秒、これらには境内など歩行部分を含む。

ホテルアバン宿毛

avan-sukumo.com
「ホテルアバン宿毛」は、簡単に表せば普通のビジネスホテル。朝食付シングルルームで5300円(税込)、コインランドリー有り。夕食は同じ敷地内の「かつ村」さんで、とんかつが売りらしいのだが、今日は昼食2回なので、すこし軽めにカツカレーにした。
さて、明日の宿であるが、泊まれるところが見つからない。予定では明日は宇和島あたりに泊まりたいのだが、宇和島はもちろん、愛南から大洲に内子まで、もっと言えば、松山道後今治以外の愛媛県全域で、Web上では空きが見つからない。まあ、1泊5-6万円クラスは別だが。そしてここ宿毛も、明日は空きがない。
いちおう、Web予約を行っていない遍路宿に電話してみるが、空きがない。そして相手の声にも、ああ又ですか、という感じがした、気がした。理由を尋ねると、「ねんりんピック」があるからだそうな。
nenrin-ehime2023.jp
ねんりんピックえひめ2023は、10月28日(土曜)から31日(火曜)まで、愛媛県で開催。これが原因で宿泊施設がパンクしたとすれば、この先4日間、いや30日泊まりまでの3日間は、愛媛県では宿無しか。
しょうがないので、明日の宿は四万十市中村「民宿土佐」に確保した。明日は、予定では宿毛→延光寺(39番)→札掛篠山神社→観自在寺(40番)→宇和島だったが、これを宿毛→札掛篠山神社→観自在寺(40番)→延光寺(39番)→時間が余るので真念庵→中村に変更する。明後日以降の予定は、明日決める。
それでは寝ます。

遍路第12日(丘陵ステージ)

日付 : 2023年10月28日
予定は前述のとおり。

ホテルアバン宿毛
ホテルアバン宿毛
撮影時刻は06時56分。宿を出て国道321号を右(北東)へ、国道56&320号との交差点も直進、その次、たぶん国道56号の旧道っぽい道との十字路で左折、北北西に進路を取って、再び国道56&320号との交差点を横断後すぐ左に向きを変え、右左右左とカーブして、古いトンネルへ、あれ?
宿毛隧道入口のはず
宿毛隧道入口のはず
この先すぐに、旧道のトンネルがあるはずだが、無いのね。
道を間違えたかと注意しつつ戻っていくが、それらしい分岐は無く、国道56&320号との交差点まで戻ってしまった。国道の宿毛トンネルは通りたくないので、更に道を戻り、来た時に左折した交差点のひとつ北の交差点で左(東北東)に折れ、高知県道4号宿毛津島線との突き当りも左折、松田川左岸から、左折で県道を離脱、篠川右岸から左岸に移る。ここから先は、当初予定した延光寺から札掛篠山神社へのルートになり、その後、宿毛トンネル北側の国道に合流して右折した。
この先は篠川左岸を国道で進むが、愛媛県に入ってすぐのトンネル2本は歩道が進行方向右側にしかないこともあって回避、県境手前で右に分岐して、あとは篠川・増田川の左岸の道を走る。一本松隧道の西側で国道に復帰、国道が一本松の集落を迂回するところで右に入って、愛媛県道299号一本松城辺線を北西へ。
ごく緩やかに登っていた県道が下りになる直前の二股三叉路を右に折れ、あとは道なりでごく緩く左にカーブしながら進むと、愛南町広見の札掛地区に入る。
愛南町広見札掛
愛南町広見札掛
愛南町広見札掛バス停
愛南町広見札掛バス停
十字路左のバス停は「札掛(ふだかけ)」。
愛南町広見札掛へんろ道標識
愛南町広見札掛へんろ道標識
十字路右には、へんろ道の標識がある。
この十字路は、11時の方向へ直進すると、すぐ右手にあるのが札掛篠山神社である。

札掛篠山神社

四国八十八ヶ所番外霊場。

愛南町札掛篠山神社
愛南町札掛篠山神社
撮影時刻は08時22分。
この写真の右奥から来ている。神社の右を行くと一本松に宿毛そして延光寺へ、左を行くと篠川の上流から篠山に至る。山岳としての篠山は写真左枠外である。そして、写真撮影者の背後方向を進むと観自在寺である。
愛南町札掛篠山神社鳥居神額
愛南町札掛篠山神社鳥居神額
鳥居の神額は「篠山神社」。
愛南町札掛篠山神社本殿
愛南町札掛篠山神社本殿
さて、前回の記事でも触れたように、番外霊場の中で最も重視されたのが、月山( 現在の月山神社 )と篠山( 現在の篠山神社 )であった。月山神社が海沿い低地の森の中にあるのに対して、篠山は標高1065mもある山、その頂上にある篠山神社への参拝は大変なのだ。それでこの地にて札を掛けて遥拝する事で、篠山参拝の代わりとしたらしい。
愛南町札掛篠山神社と札掛乃宿
愛南町札掛篠山神社と札掛乃宿
隣には民宿の「札掛乃宿」さん。
08時29分出発。滞在時間は約7分。
普通はそのまま西へ進み、県道299号に復帰して観自在寺へという道順だが、途中曲がりくねってのアップダウンがあるので回避する。神社の左側を通ってから左折で北へ進み、広域農道という立派な道に出て左(西)へ、標高約115mの地点から直線下り坂になって、惣川大橋を渡りきる。橋は歩道が無く、自転車の姿勢からすると欄干が低いので、ちょっと怖い。そのあと少し急な登り坂があって、また標高約108mまで登って自販機を使い、それから県道299号新道と合流後、一気に坂を降る。僧都川を渡ってしまうが、すぐ左折して次の橋を渡って左岸に復帰、右折する。その後少し走ってから、僧都川左岸の土手道に移り、県道297号久良城辺線に突き当たって右折で僧都川を渡ってすぐ左折、右岸の道を西へ進む。次の橋は無視して通過、その次の橋北の十字路にて、
僧都川の橋から観自在寺方向
僧都川の橋から観自在寺方向
この写真の右から来ているのだが、写真の奥に観自在寺の山門と本堂の屋根が見える。
僧都川の橋から観自在寺方向ズーム
僧都川の橋から観自在寺方向ズーム
十字路は北へ進む。

次回は、遍路第12日、観自在寺(40番)

次回は、観自在寺に参ります。