東葛印旛大師巡拝 富塚の中下大師堂(掛所)&藤ヶ谷の香取神社

(令和4年9月3日その4)
東葛印旛大師巡拝、富塚の円乗院西輪寺(24番&55番)の次は、富塚の中下大師堂(掛所)、続けて、藤ヶ谷の香取神社に参ります。
西輪寺の山門を出て、すぐ左折・道が左に曲がって…と行くと近道な感じですが、私有地っぽいので止めまして、山門を出て右折・右折にします。その次の十字路、

西輪寺西側の十字路
西輪寺西側の十字路
写真の奥の十字路を右折します。道が右に曲がった後の十字路、
西輪寺から中下大師堂への道
西輪寺から中下大師堂への道
ここを右折、すぐの所、
中下大師堂・天神社の入口
中下大師堂・天神社の入口
ここを右折すると、鳥居、大師堂、墓地が現れます。
中下大師堂・天神社
中下大師堂・天神社

中下大師堂・天神社

天神社

中下大師堂隣の天神社
中下大師堂隣の天神社
狭い境内に鳥居・参道・祠となっています。

中下大師堂

東葛印旛大師掛所。
白井大師13番?

中下大師堂
中下大師堂
中下大師堂の下部
中下大師堂の下部
西輪寺の大師堂で定礎みたいと記した箇所、ここでは御詠歌が記されていました。
それでは、香取神社に参ります。来た道を戻り、この記事最初の写真の十字路を直進して、白井市富塚から柏市藤ヶ谷に移ります。突き当りも直進できればいいのですが、左折して、その先国道16号に出て右折、坂を上って藤ヶ谷交差点、
国道16号藤ヶ谷交差点
国道16号藤ヶ谷交差点
この交差点の先、右側の緑が香取神社です。

藤ヶ谷の香取神社

香取神社、柏市藤ケ谷686番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
東葛印旛大師文政期の22番候補。
昔の参道は、国道16号がぶち抜いたようです。この交差点を右折してすぐ左に折り返します。

藤ヶ谷香取神社前
藤ヶ谷香取神社前
折り返した先で参道が右に折れて鳥居、鳥居の先に拝殿、拝殿の左に( おそらく昔の )参道が国道16号に、拝殿の右奥に庚申塔などがあり、その先も国道16号に出ます。

鳥居・拝殿

藤ヶ谷香取神社鳥居・拝殿
藤ヶ谷香取神社鳥居・拝殿

拝殿左の参道

藤ヶ谷香取神社拝殿左の参道
藤ヶ谷香取神社拝殿左の参道
この参道は、おそらくは国道16号の反対側まで延びていたのでしょう。

社殿右奥の参道

藤ヶ谷香取神社社殿右奥の参道
藤ヶ谷香取神社社殿右奥の参道

社殿右の庚申塔

ここにある庚申塔から、いくつか古い物をとりあげます。

藤ヶ谷香取神社享保の庚申塔
藤ヶ谷香取神社享保の庚申塔
この庚申塔、正面の中央「奉待庚申供養〓成就」、正面の左右「享保三戊戌年 閏十月廿七日」とあります。(享保3年=1718年)
藤ヶ谷香取神社寛延3年庚申塔
藤ヶ谷香取神社寛延3年庚申塔
この庚申塔、正面の左に「寛延三庚午天十月吉日」とあります。(寛延3年=1750年)
藤ヶ谷香取神社寛延4年庚申塔
藤ヶ谷香取神社寛延4年庚申塔
この庚申塔、左面に「寛延四辛未十月吉日」とあります。
さて、東葛印旛大師の22番札所は、文政期には、藤ヶ谷村の香取社にありましたが、明治の神仏分離期には既に松ヶ崎村に転出、現在は金ヶ作佐野の八坂神社(22番)にあります。その香取社が、この香取神社である事は確定ではありませんが、有力な候補です。
なお、今の香取神社には、札所の痕跡は見当たりませんでした。

次回は、藤ヶ谷の持法院(8番&26番&46番)

次回は、藤ヶ谷の持法院(8番&26番&46番)に参ります。香取神社の、最初に入ってきた参道を出て左(北)に坂を下ります。

更新履歴

2022年09月18日18時30分、初版公開
2023年07月21日17時05分頃、「白井大師13番?」追記