2023年遍路第18日 宝寿寺(62番)&一之宮神社(元62番)

2023年遍路第18日その2、再訪の香園寺(61番)駐車場を出るところから。

遍路第18日(平坦ステージ)

日付 : 2023年11月3日
朝一番の香園寺での追加撮影を終えて、駐車場を出て右(北東)へ、突き当りの交差点で斜め右、2時の方向に曲がる。と、ここまでは前日夕方に同じ。
その先はしばらく真っ直ぐ進んで、なんてことない十字路で左折すると、その先で国道11号小松駅前交差点に出る。

国道11号小松駅前交差点
国道11号小松駅前交差点
この交差点を北に横断して、JR予讃線伊予小松駅の手前の角で左折すると、その先が宝寿寺(62番)参道である。
宝寿寺参道看板
宝寿寺参道看板
境内入口手前左の駐車場に進入したのは、08時01分。

宝寿寺

真言宗単立、宝寿寺、愛媛県西条市小松町新屋敷甲428。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所62番。
88shikokuhenro.jp
ja.wikipedia.org
宝寿寺の読みは「ほうじゅじ」。四国八十八ヶ所霊場会Webでは真言宗単立とあるが、Wikipediaでは単立を経て真言宗善通寺派とある。
境内は狭く、入口左右に大小様々な石塔、入口入って右手に大師堂、本堂が南向きに並んでいる。

入口正面

宝寿寺境内入口正面
宝寿寺境内入口正面
入口右の大きな石塔には「一國一宮別當寶壽寺」(一国一宮別当宝寿寺)とある。ここでいう一宮は、伊予小松駅北にある一之宮神社(元62番)を指す。
早速、本堂、大師堂とお勤めして、納経印を頂く。
宝寿寺納経印(後日撮影)
宝寿寺納経印(後日撮影)
そして撮影再開。

本堂

宝寿寺本堂
宝寿寺本堂
本尊は十一面観世音。

大師堂

宝寿寺大師堂
宝寿寺大師堂
看板には「厄除弘法大師」とある。
宝寿寺大師堂扁額
宝寿寺大師堂扁額
扁額は定番の「弘法」。

入口左右の小石塔群

入口右の、大きな石塔の裏には小さな石塔が1基ある。

宝寿寺入口右の小石塔
宝寿寺入口右の小石塔
石塔の南面( 写真の右側 )には、右を指す左手の下に「六十三番 吉祥寺」と、左を指す右手の下に「六十一番 香園寺」、西面( 写真の左側 )には「横峯寺」、「 寳壽寺」とある。
入口左には、石塔が4基ある。
宝寿寺入口左の石塔群
宝寿寺入口左の石塔群
写真の左端の石塔は、左を指す右腕に「順吉祥寺〓七丁…」。その右の石塔は、左を指す右手、右を指す左手に「香園寺」、「 吉祥寺」。その右の石塔は、左を指す右手に「六十番 横〓」、「六十一番 香園〓」。右端の石塔は、大師像に「右これより吉祥寺〓七丁」とある。これら全て、へんろ道標である。

境内

宝寿寺境内
宝寿寺境内
駐車場に戻って出発。08時28分。滞在時間は約27分。
寺の入口前丁字路を北、寺を出て左の方へ出る。すぐに予讃線にぶつかって左に曲がり、その先の踏切で右折横断すぐ右へ。
予讃線伊予小松駅を挟んで宝寿寺と一之宮神社
予讃線伊予小松駅を挟んで宝寿寺と一之宮神社
写真右に宝寿寺の建物、写真左の緑が一之宮神社の杜で、神社社殿自体は写真枠外左になる。線路北側の細道を東( 写真の奥 )へ進み、丁字路で左折する。とその先で、宝寿寺墓地と刻んである標柱があった。
宝寿寺墓地前
宝寿寺墓地前
撮影時刻は08時32分。この写真右が宝寿寺墓地と一之宮神社歴代宮司墓所になる。なお、写真の奥で一之宮神社参道に突き当たっている。

宝寿寺墓地&一之宮神社歴代宮司墓所

宝寿寺墓地&一之宮神社歴代宮司墓所
宝寿寺墓地&一之宮神社歴代宮司墓所
このエリアの左(北)側が宝寿寺墓地、右(南)側が一之宮神社歴代宮司墓所であろう。
宝寿寺墓地
宝寿寺墓地
宝寿寺墓地は、おそらく宝寿寺歴代住職の墓地。
西条市小松町一之宮神社歴代宮司墓所
西条市小松町一之宮神社歴代宮司墓所
両者が同居している事が、神社と別当寺の関係を示している。
そして、一之宮神社へ参る。

一之宮神社

一之宮神社、西条市小松町新屋敷。(愛媛県神社庁Webより)
四国八十八ヶ所元62番。
ehime-jinjacho.jp
一之宮神社の読みは「いちのみやじんじゃ」。
まず、墓地の向い(西側)に境内社の靖国神社、墓地を出て右(北)に出ると参道に突き当たる。突き当り右(東)に鳥居、参道その先に社号標、突き当り左(西)に拝殿。社殿の周囲にも境内社が複数ある。

靖国神社

西条市小松町一之宮神社境内社靖国神社
西条市小松町一之宮神社境内社靖国神社

参道

参道に突き当たって少し右へ行って、振り返る。

西条市小松町一之宮神社参道
西条市小松町一之宮神社参道

鳥居

西条市小松町一之宮神社鳥居
西条市小松町一之宮神社鳥居

拝殿

西条市小松町一之宮神社拝殿
西条市小松町一之宮神社拝殿
西条市小松町一之宮神社拝殿神額
西条市小松町一之宮神社拝殿神額
神額は「一之宮神社」。左から右に書いてある。
西条市小松町一之宮神社御祭神名
西条市小松町一之宮神社御祭神名
ご祭神は、大山積之大神、大国主之大神、事代主之大神の3柱。

境内社

西条市小松町一之宮神社拝殿右前境内社
西条市小松町一之宮神社拝殿右前境内社
拝殿右前の境内社、その前の石柱には、左の石柱「文久三亥年」、右の石柱「五月吉祥日」とある。(文久3年=1863年)

本殿と境内社

西条市小松町一之宮神社本殿左側と境内社
西条市小松町一之宮神社本殿左側と境内社
西条市小松町一之宮神社本殿右側と境内社
西条市小松町一之宮神社本殿右側と境内社

常夜灯

西条市小松町一之宮神社拝殿左常夜灯左面背面西条市小松町一之宮神社拝殿左常夜灯正面右面
西条市小松町一之宮神社拝殿左常夜灯
拝殿の左にある常夜灯は、正面「奉燈」、右面「嘉永四年〓亥正月吉日」とある。(嘉永4年=1851年)

社号標

参道を東の端まで走る。

西条市小松町一之宮神社参道社号標
西条市小松町一之宮神社参道社号標
参道入口右の社号標は「一國一之宮神社」とある。撮影時刻は08時49分。滞在時間は約17分。
かつて、四国八十八ヶ所では、各国の一宮が全て札所になっていた。(讃岐国田村神社(元83番)、阿波国一宮神社(元13番)、土佐国土佐神社(元30番)) しかし、ここ以外の3社は普通よく云われる意味での一宮であるが、ここはちょっと違う。伊予国の一宮と云えば普通は、今治市大三島の大山祇神社を指すからだ。
どういう理由があるかは不明だが、大三島の大山祇神社は番付札所には成らず、代わりに一国一宮として、ここの一之宮神社が62番札所になったらしい。なお、大山祇神社の分霊である別宮大山祇神社(元55番)は番付札所ではあった。
これらの神社は、江戸期及び明治初めの神仏分離によって、全て札所から外れている。
この社号標前から南に進んで、国道11号に出て左(東)へ走る。

次回は、遍路第18日、吉祥寺(63番)

次回は、吉祥寺に参ります。

2023年遍路第17日&第18日 香園寺(61番)

2023年遍路第17日その9&第18日その1、伊予国分寺(59番)旧塔跡を観終えたところから。

遍路第17日(平坦ステージ)

日付 : 2023年11月2日
伊予国分寺の駐車場を出て、東にある旧国分寺塔跡を観た後、南に進んで愛媛県道156号桜井山路線に合流した。そのまま県道を南東方向に走る。
塔跡を出た時点で、時刻は15時33分。1時間以内に到達すれば、次の札所で納経印を頂く事は可能である。当初予定では伊予国分寺の次は香園寺(61番)でルートを選定している。香園寺には間に合うかな。
県道156号が右クランクした後、県道38号今治波方港線に合流する前に、斜め右に分岐する。JR予讃線の踏切を渡ってからは線路の西側を南へ、県道162号朝倉伊予桜井停車場線の跨線橋、国道196号の跨線橋を潜り抜けて、予讃線の踏切をまた渡って、国道に出て右側歩道を走る。
当初予定では、2度目の踏切は渡らずに、今治小松自動車道の側道から県道159号孫兵衛作壬生川線に出るプランだったが、ごちゃごちゃするし少し登るので回避した。つまり、香園寺に間に合わせる決意が固まったのだ。
国道を進み、右側歩道の消失にあわせて左側に移る。こちらも緩く登っているが、今治市から西条市に入った後、ちょっと登ってから標高差30mを一気に降る。
降った先、北川という小川を渡って右折、北川の右岸を走り、今治小松自動車道の下で左折、西側の側道を南へ走る。途中で別の小川( 排水路? )にぶつかって側道では渡れないので、右折して小川沿いに南へ進む。
以後、道なりに、予讃線踏切を渡るなどして進むと、県道159号に出てしまったので左折、しばらく県道159号を走る。大明神川を渡って少し進むと、新しい道との信号交差点に出た。ここで右折、以後は道なりでひたすら走る。
ついに中山川左岸の県道149号丹原小松線に突き当たった。えーと、ここからは、左?、じゃない逆です。県道144号南川壬生川停車場線との信号十字路を左折、吉田橋を渡る。
吉田橋の前方やや右手が、横峰寺(60番)の在る方角で、

愛媛県道144号中山川吉田橋から横峰寺方向
愛媛県道144号中山川吉田橋から横峰寺方向
その奥に一際高いのが、石鎚山のはず。
愛媛県道144号中山川吉田橋から石鎚山
愛媛県道144号中山川吉田橋から石鎚山
橋を渡ったら、その先で斜め左の旧道に入り、集落内の十字路で左折、国道11号現道に接触しての交差点を南へ横断する。その先の丁字路の左奥側に石垣があるが、これが香園寺の壁で、当該丁字路を左折する。道が右に曲がって次の交差点、右が香園寺入口、左手向こう側に駐車場がある。駐車場に16時29分突入。間に合った。

香園寺

真言宗御室派、香園寺、愛媛県西条市小松町南川甲19。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所61番。
www.koyasudaishi.or.jp
ja.wikipedia.org
香園寺の読みは「こうおんじ」。
境内入口の右前に説明板。境内の奥に大聖堂( 本堂兼大師堂 )、その左に納経所、右には聖徳殿、子安大師堂、本地堂が並ぶ。
とりあえずは大聖堂に向かうが、その外観は伝統的な寺院建築のものではない。まずは大聖堂前で灯明と線香を捧げ、次いで大聖堂右脇の階段に廻って登り、堂内上階に入る。中は、横長のコンサートホール状になっている。中央のご本尊の前でお勤めして、右の大師側でお勤め、この時にお賽銭を1枚ロストしたら見つからない。結局お賽銭は追加投入となった。
大聖堂から退出し、納経所で納経印を頂く。

香園寺納経印(後日撮影)
香園寺納経印(後日撮影)
そして撮影開始。

子安大師堂

香園寺子安大師堂
香園寺子安大師堂
扁額は「子安大師」。左から右に書いてある。子安大師堂の左奥に聖徳殿がある。

聖徳殿

香園寺聖徳殿
香園寺聖徳殿
聖徳殿の左に大聖堂右手の階段がある。

本地堂

香園寺本地堂
香園寺本地堂

納経所(プレハブ)

香園寺納経所
香園寺納経所
納経所はプレハブということは仮の建物、ってもう閉まってる。16時59分。

大聖堂

香園寺大聖堂
香園寺大聖堂
大聖堂は、他の札所での本堂と大師堂とを兼ねている。

説明板

香園寺説明板
香園寺説明板
これに拠れば、山号は栴檀山、本尊は大日如来。

境内

香園寺境内
香園寺境内

道標

香園寺前道標
香園寺前道標
説明板よりさらに前(東)の交差点北角に道標がある。左の背の高い道標は、種字、大師像の下に「是よ〓一〓宮〓八丁」(是より一ノ宮迄八丁)とある。因みに、この写真の奥から来ていて、境内は左になる。
駐車場に戻って、今夜の宿へのルートを確認し、出発。17時04分。滞在時間は約35分。
駐車場を出て右(北東)、香園寺境内とは反対の方向へ進む。左手に香園寺第2駐車場のある所、石柱門が建っていたので、振り返って撮影。

石柱門(第2駐車場前)

香園寺石柱門(第2駐車場前)
香園寺石柱門(第2駐車場前)
写真手前の低い方の石柱門は、右「四國六十一番香園寺」、左「子安弘法大師入口」とある。
この道を北東にも少し進んでの交差点で斜め右、2時の方向に曲がり、次の十字路を左折、そのまま進むと次の信号交差点直進で国道196号になる。しばらく国道を北のち北西に走り、崩口(くれくち)川を渡っての信号十字路を渡って左手に、今日の宿「ターミナルホテル東予」がある。17時31分到着。

本日(第17日)の走行記録


トータル90.75km、移動平均時速16.6km/h、総活動時間10時間46分09秒、これらには境内など歩行部分を含む。

ターミナルホテル東予

thoteltoyo.com
本日の宿は「ターミナルホテル東予」。その名のとおり、予讃線壬生川駅からは徒歩圏内で、東予港からは自動車なら近い距離にある。夕朝食付デラックスシングルで8995円(税込)。部屋は広いし綺麗、室内バスとトイレは別々、他に大浴場とコインランドリーがある。夕食は来島の鯛づくしで美味い。今日は木曜日だが休前日、なんでこんなに安いのかわからん。
建物自体は少し古い。大浴場は後から追加したためか、3階エレベータから客室のある部屋の廊下を抜けて、反対側の非常階段から下に降りる方式である。
さて、明後日11月4日泊の宿をWeb予約しておく。なお、明日の宿は予約済みである。そして寝る。

遍路第18日(山岳ステージ → 平坦ステージ)

日付 : 2023年11月3日
本日は、横峰寺平野林道を往復するので、山岳ステージかと思いきや、脚力からして自転車での平野林道は無理と判断し、乗り合いバスを利用する事にした。バス乗り場までも少し登るけれども、それはたいしたことはないので、全体としては平坦ステージになる。

ターミナルホテル東予
ターミナルホテル東予
撮影時刻は07時18分。昨日、香園寺で撮り残しがあるので、それを補うべく香園寺へ、昨日の道を逆に走る。

再訪・香園寺

07時39分、駐車場に到着。

香園寺境内・駐車場
香園寺境内・駐車場
香園寺前道標(再撮影)
香園寺前道標(再撮影)
香園寺大聖堂前
香園寺大聖堂前
香園寺大聖堂一階
香園寺大聖堂一階
この大聖堂一階の扉が、昨日撮影時には閉まっていたので、今日戻ってきた。
香園寺子安大師堂(再撮影)
香園寺子安大師堂(再撮影)
こまつみてみてマップ香園寺
こまつみてみてマップ香園寺
このあと、たぶんトイレをお借りしたか。07時54分出発。今朝の滞在時間は約15分。

次回は、遍路第18日、宝寿寺(62番)&一之宮神社(元62番)

次回は、宝寿寺と一之宮神社に参ります。

2023年遍路第17日 伊予国分寺(59番)

2023年遍路第17日その8、仙遊寺(58番)から下山したところから。

遍路第17日(平坦ステージ)

日付 : 2023年11月2日
仙遊寺から下山して、麓の農免道路っぽい道( 農免道路とは断言していない )との丁字路まで降りて右折した。
そのまま、農免道路っぽい道路を道なりに降り、建設中の今治小松自動車道の高架下を潜って、愛媛県道155号今治丹原線に突き当たって右折、すぐの新しい交差点(、今は丁字路だが近い将来は十字路になり、右折すると自動車道に入るようになる、)で左折して、新道を走る。
国道196号との突き当たり丁字路を右折、すぐに左折で細道に入る。無名の十字路を右折、次の十字路を左折、その先でJR予讃線を渡って、県道156号桜井山路線との十字路を右へ、しばらく県道を走る。
頓田川を渡ってからコンビニに寄って、再び県道を走る。この県道が左に少し曲がった後、右に少し曲がる所で、

愛媛県道156号伊予国分寺入口
愛媛県道156号伊予国分寺入口
斜め左の細道が、伊予国分寺(59番)への入口になる。ここを入ると、
伊予国分寺前
伊予国分寺前
右に駐車場、左が国分寺参道になる。駐車場に駐輪。14時56分。

伊予国分寺

真言律宗、国分寺、愛媛県今治市国分4-1-33。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所59番。
88shikokuhenro.jp
ja.wikipedia.org
国分寺の読みは「こくぶんじ」。四国にある国分寺は全て八十八ヶ所札所になっている。今回の遍路旅行では、讃岐国分寺(80番)阿波国分寺(15番)土佐国分寺(29番)には参拝済みであり、最後の国分寺となる。
参道入ると階段登って、境内舗装道に突き当たる。そこで右折後すぐ左折しての参道は、右に握手修行大師像、真っ直ぐ進んで本堂、本堂の右前に大師堂、舗装道をも少し進んでから左折すると春日神社がある。

参道

伊予国分寺参道入口
伊予国分寺参道入口
本尊は瑠璃光如来( 薬師如来 )。入口右の常夜灯のさらに右に説明板がある。
伊予国分寺説明板
伊予国分寺説明板
これに拠れば、山号は金光山。
伊予国分寺参道階段上から境内
伊予国分寺参道階段上から境内

本堂

伊予国分寺本堂
伊予国分寺本堂

大師堂

伊予国分寺大師堂
伊予国分寺大師堂
伊予国分寺大師堂扁額
伊予国分寺大師堂扁額
中央( 写真の左 )の扁額には、中央に大師像、右「第五拾九番」、左「國分寺」、上の縁「奉納」、右の縁「安政二卯三月吉日」とある。(安政2年=1855年)
そして本堂、大師堂でお勤めして納経印を頂いた。
伊予国分寺納経印(後日撮影)
伊予国分寺納経印(後日撮影)

握手修行大師像

伊予国分寺握手修行大師像
伊予国分寺握手修行大師像

境内

伊予国分寺境内
伊予国分寺境内

脇屋義助公霊廟道

境内舗装道の、本堂入口とは反対側に、石塔がある。

脇屋義助公霊廟道石塔
脇屋義助公霊廟道石塔
石塔には「吉野朝忠臣従三位脇屋刑部卿源義助公霊廟道 是ヨリ二丁」とある。(脇屋義助 - Wikipedia) この道を進むも、霊廟に至る前に左折して春日神社に参った。

今治市国分春日神社

春日神社、今治市国分四丁目1番62号。(愛媛県神社庁Webより)
ehime-jinjacho.jp

今治市国分春日神社鳥居
今治市国分春日神社鳥居
鳥居の右柱「奉寄進 氏子中」、左柱「文化六己巳歳三月吉日」とある。(文化6年=1809年)
今治市国分春日神社境内参道
今治市国分春日神社境内参道
今治市国分春日神社拝殿
今治市国分春日神社拝殿
この時点では社名が判らなかったが、
今治市国分春日神社拝殿部分
今治市国分春日神社拝殿部分
写真の左端に一部写っているプレートにより、春日神社だと判った。
そして駐車場に戻って出発。15時30分。滞在時間は約34分。
駐車場は、来た道や参道入口とは反対方向(東)に出口があるが、その出口から左(東)に進むと、連続する丁字路の先の左手に、国分寺塔跡がある。

伊予国分寺塔跡

伊予国分寺塔跡
伊予国分寺塔跡
伊予国分寺塔跡説明板
伊予国分寺塔跡説明板
国指定の史跡である。[今治市Web:今治地域の文化財] 
伊予国分寺塔跡礎石
伊予国分寺塔跡礎石
逆方向を向いて、手前の丁字路を左折(南行)し、そのまま県道に合流する。

次回は、遍路第17日、香園寺(61番)

次回は、香園寺に参ります。

2023年遍路第17日 仙遊寺(58番)

2023年遍路第17日その7、石清水八幡神社(元57番)から下山したところから。

遍路第17日(平坦ステージ)

日付 : 2023年11月2日
石清水八幡神社の参拝を終えて、駐車場から南のち西に下山し、突き当たり丁字路を左折した。
次の次の右折可能な三叉路を斜め右、2時の方向に折れる。少し進んで右カーブの手前にて、

今治市犬塚池下から仙遊寺方向
今治市犬塚池下から仙遊寺方向
この時、左手には、近くに犬塚池の堤、向こうの山に仙遊寺(57番)の宿坊らしき建物が見える。
右カーブ後の十字路を左折、緩い登り坂を直進後、突き当たり丁字路右折後すぐ左折する。次の丁字路は直進だが、ここから勾配がきつくなる。13時28分。

2級山岳仙遊寺

この無名の丁字路から仙遊寺の駐車場まで、自転車NAVITIMEで調べると、距離2.1km、獲得標高199m(=標高差)、平均勾配9.47%。最初0.4km強登って、農免道路っぽい感じのする道路( 農免道路とは言っていない )との丁字路に出て左折する。この道路は平坦で、約0.15km進んでの丁字路を右折する。13時31分。ここからまた登りで、だんだん斜度が上がる。

仙遊寺への道中からの眺望
仙遊寺への道中からの眺望
途中の右カーブに続く左ヘアピンカーブで振り返る。
仙遊寺への道中からの眺望ズーム
仙遊寺への道中からの眺望ズーム
山の向こうに今治市街や来島海峡第二大橋などが見える。
ここから森の中に入る。やがて、右にぐるっとカーブを回ると、左手に山門が現れる。
仙遊寺山門前
仙遊寺山門前
駐車場はまだ先である。

仙遊寺山門

仙遊寺山門
仙遊寺山門
山門右の石碑には「作禮山」(作礼山)とあるのだろうか。
仙遊寺山門扁額
仙遊寺山門扁額
扁額は「補陀落山」。しかし仙遊寺の山号は作礼山である。
山門の向こうには歩きの参道がある。
仙遊寺山門裏参道
仙遊寺山門裏参道
自転車は引き続き車道を登る。
ゴール付近、目の前の空きスペースに入るが、ここじゃない。戻っての右側(、登りからは左に切り返す形、)が駐車場である。13時55分到着。

仙遊寺

高野山真言宗、仙遊寺、愛媛県今治市玉川町別所甲483。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所58番。
www.shikoku88-58senyuji.com
ja.wikipedia.org
仙遊寺の読みは「せんゆうじ」。
駐車場の奥は本堂の左後方に当る。本堂の正面にまわって奥に進むと、右に大師堂、左に修行大師像そして山門への降り階段、本堂の右には宿坊がある。

駐車場

仙遊寺駐車場
仙遊寺駐車場
写真中央は本堂。駐車場にはサイクルラックがあった。
仙遊寺駐車場サイクルラック
仙遊寺駐車場サイクルラック
ラックには「しまなみ自転車道利用促進協議会No.30」のシールが貼ってある。ここに駐輪した。

境内その1

本堂の左側を通って境内へ。

仙遊寺境内その1
仙遊寺境内その1
写真の左が本堂、右の手水舎の隣に大師堂である。その順にお勤めして、納経所へ。
仙遊寺納経印(後日撮影)
仙遊寺納経印(後日撮影)
そして撮影再開。

本堂

仙遊寺本堂
仙遊寺本堂
仙遊寺本堂扁額
仙遊寺本堂扁額
扁額はたぶん「千手観世音」。

大師堂

仙遊寺大師堂
仙遊寺大師堂
仙遊寺大師堂扁額
仙遊寺大師堂扁額
扁額は定番の「弘法」。

参道階段

仙遊寺参道階段
仙遊寺参道階段
仙遊寺参道階段上
仙遊寺参道階段上

修行大師像

仙遊寺修行大師像正面
仙遊寺修行大師像正面
仙遊寺修行大師像側面
仙遊寺修行大師像側面
修行大師像の台座周りはミニ八十八ヶ所石仏像で固められている。

境内その2

修行大師像前から大師堂、本堂方向。

仙遊寺境内その2
仙遊寺境内その2

龍燈櫻(竜灯桜)の碑

仙遊寺龍燈櫻の碑
仙遊寺龍燈櫻の碑
石塔には「龍燈櫻 國分寺江五十」とある。その右奥は、双眼鏡があるので、展望台だろうか。

眺望

その「展望台」から、

仙遊寺からの眺望
仙遊寺からの眺望
仙遊寺からの眺望ズーム
仙遊寺からの眺望ズーム
下の写真中央、海に突き出た土地の右にある建物は、日本食研のKO宮殿工場。

宿坊

仙遊寺宿坊
仙遊寺宿坊
駐車場に戻って、14時27分出発。滞在時間は約32分。
下山して、農免道路みたいな道に出て右折する。14時31分。

次回は、遍路第17日、伊予国分寺(59番)

次回は、伊予国分寺に参ります。

更新履歴

2024年02月15日18時30分、初版公開
2024年02月15日18時45分頃、「本堂の右側を通って境内へ」→「本堂の左側を通って境内へ」。
2024年02月24日16時45分頃、「石清水八幡神社(元56番)」→「石清水八幡神社(元57番)」

2023年遍路第17日 石清水八幡神社(元57番)

2023年遍路第17日その6、栄福寺(57番)駐車場を出て、石清水八幡神社への登り口に出たところから。

遍路第17日(平坦ステージ)

日付 : 2023年11月2日
栄福寺駐車場から南南西に出て、最初の交差点、

石清水八幡神社&栄福寺参道入口(再掲)
石清水八幡神社&栄福寺参道入口(再掲)
写真の奥から来て写真の右へ左折、次の丁字路も左折すると、石清水八幡神社への登りが始まる。

4級山岳石清水八幡神社

自転車NAVITIMEで調べると、距離460m、獲得標高52m(=標高差?、いったん下がるのだが?)、平均勾配11.3%。
まず、小山の反対側への峠道を登り、峠を越えて若干下っての丁字路を左折、

石清水八幡神社南参道入口
石清水八幡神社南参道入口
ここからゴールまでは距離220m、獲得標高34m(=標高差)、平均勾配15.45%。ゴールは神社境内となる。13時10分に駐輪。

石清水八幡神社

石清水八幡神社、今治市玉川町八幡日坂乙29,30。(愛媛県神社庁Webより)
四国八十八ヶ所元57番。
ehime-jinjacho.jp
ja.wikipedia.org
石清水八幡神社の読みは「いわしみずはちまんじんじゃ」。
明治の神仏分離までは、この神社が四国八十八ヶ所の57番札所であり、栄福寺などは別当寺であった。神仏分離後に札所機能は栄福寺に集約された。
境内入って平坦部の、途中の左右に麓からの階段参道、平坦部の奥に拝殿がある。

眺望

高いところに登って見晴らしが良ければ、観るでしょう。

石清水八幡神社から今治市街
石清水八幡神社から今治市街
写真の右側に今治城が写っていた。( 本記事掲載写真の解像度では判別不能。)
石清水八幡神社から来島海峡第一・第二大橋
石清水八幡神社から来島海峡第一・第二大橋
奥に来島海峡第一大橋、同第二大橋が見える。なお、写真中央の天守閣みたいなのは、高井城・城山ハイツ。

境内

石清水八幡神社境内
石清水八幡神社境内
境内には神職の方などはいらっしゃらないし、置き紙の御朱印も見当たらない。

拝殿

石清水八幡神社拝殿
石清水八幡神社拝殿

摂末社

石清水八幡神社社殿左の摂末社
石清水八幡神社社殿左の摂末社
石清水八幡神社拝殿右前の摂末社
石清水八幡神社拝殿右前の摂末社

本殿

石清水八幡神社本殿左側
石清水八幡神社本殿左側
石清水八幡神社本殿右側
石清水八幡神社本殿右側

狛犬

石清水八幡神社狛犬(左・吽)参道側石清水八幡神社狛犬(左・吽)拝殿側
石清水八幡神社狛犬(左・吽)
吽形台座拝殿側「文化十四丁丑歳」(文化14年=1817年)。
石清水八幡神社狛犬(右・阿)拝殿側石清水八幡神社狛犬(右・阿)参道側
石清水八幡神社狛犬(右・阿)
阿形台座拝殿側「八月吉辰日」。

常夜灯

右・阿形の狛犬の隣に古い常夜灯があった。

石清水八幡神社常夜灯
石清水八幡神社常夜灯
常夜灯の拝殿側( 写真の左 )は「奉寄進御寳前」、狛犬側は「寳暦五乙亥年 八月日」。(宝暦5年=1755年)

階段参道

南西側の階段参道、栄福寺から登ってくる参道で、麓には全面通行止の看板があった。

石清水八幡神社階段参道栄福寺側石柱門
石清水八幡神社階段参道栄福寺側石柱門
石柱門の写真右の柱には「文久二壬戌四月吉日」とある。(文久2年=1862年)
石清水八幡神社階段参道栄福寺側
石清水八幡神社階段参道栄福寺側
その反対側、今治市五十嵐(いかなし)地区からの参道階段、これも通行止らしい。
石清水八幡神社参道階段五十嵐側石柱門
石清水八幡神社参道階段五十嵐側石柱門
こちらの石柱門も、写真右の柱に「文久二壬戌歳」、左の柱に「四月吉祥日」とある。栄福寺側の石柱門とは同年同月であるが、字体なども異なる。
石清水八幡神社参道階段五十嵐側
石清水八幡神社参道階段五十嵐側
参拝を終えて出発。13時21分。滞在時間は約11分。
来た道を戻って、4級山岳の出発点の丁字路まで降って左折する。

次回は、遍路第17日、仙遊寺(58番)

次回は、仙遊寺に参ります。

2023年遍路第17日 栄福寺(57番)

2023年遍路第17日その5、泰山寺(56番)駐車場から南東方向に出たところから。

遍路第17日(平坦ステージ)

日付 : 2023年11月2日
泰山寺の参拝・納経を終えて、駐車場の北側の角から丁字路を南東方向に走り出した。
そして国道317号との十字路に出て右折、すぐ次の十字路を左折、道が細くなっての十字路を右折、その先の愛媛県道155号今治丹原線に突き当たって左折、蒼社川を渡る。
蒼社川の先で支流も渡っての信号十字路で右折、川の右岸を走って、左手に小山が接してきたら、その小山の向こう側で斜め左の細道に入る。
そのまま山裾を走って、最後の突き当たり丁字路を左折、すぐ次の交差点で左を向くと、そこからが石清水八幡神社(元57番)と栄福寺(57番)の参道になる。

石清水八幡神社&栄福寺参道入口
石清水八幡神社&栄福寺参道入口
写真左の石塔の正面「伊豫一國一社石清水八幡宮江」、右面は読みにくいが「四國五十七番…」。写真中央、道の右手に栄福寺駐車場、奥に栄福寺の建物が見える。
その栄福寺駐車場に入って駐輪。12時32分。
栄福寺駐車場から栄福寺&石清水八幡神社
栄福寺駐車場から栄福寺&石清水八幡神社
写真に写っている建物は全て栄福寺で、石清水八幡神社は小山の頂上の杜の中になる。
駐車場から参道に戻って小山の方へ進むと、
栄福寺からの石清水八幡神社参道階段
栄福寺からの石清水八幡神社参道階段
神社への階段参道は全面通行止だった。場合によってはここから階段を登って神社に参る事も考えていたが、通行止だから、神社は後で車道を自転車で登る事に決定した。
ここからちょっと戻って南東に栄福寺の入口がある。

栄福寺

高野山真言宗、栄福寺、愛媛県今治市玉川町八幡甲200。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所57番。
www.eifukuji.jp
ja.wikipedia.org
栄福寺の読みは「えいふくじ」。
入口入って、参道左に修行大師像、参道はその先で左に切り返して、右手に金比羅堂と薬師堂、少し登って右手に大師堂、左にも修行大師像、また少し登って本堂である。

入口

栄福寺入口
栄福寺入口
山号は府頭山。

修行大師像(南側南向)

栄福寺修行大師像(南側南向)
栄福寺修行大師像(南側南向)

金比羅堂と薬師堂

栄福寺金比羅堂&薬師堂
栄福寺金比羅堂&薬師堂
写真の右が金比羅堂、左が薬師堂。

薬師堂前から境内

栄福寺薬師堂前からの境内
栄福寺薬師堂前からの境内

修行大師像(大師堂向かい)

栄福寺修行大師像(大師堂向かい)
栄福寺修行大師像(大師堂向かい)

大師堂

栄福寺大師堂
栄福寺大師堂
栄福寺大師堂扁額
栄福寺大師堂扁額
扁額は定番の「弘法」。

本堂

栄福寺本堂
栄福寺本堂
本尊は阿弥陀如来。
栄福寺本堂扁額
栄福寺本堂扁額
扁額は中央「本尊阿彌陀如来」、右「弘法大師御感得」、左「海中よ〓御出現佛」。
ここまできてお勤め、大師堂前に降りてお勤めして、納経所まで降りて納経印を頂いた。
栄福寺納経印(後日撮影)
栄福寺納経印(後日撮影)
そして駐車場に戻る。駐車場奥の倉庫みたいな建物の陰にサイクルラックを発見した。
栄福寺駐車場裏のサイクルラック
栄福寺駐車場裏のサイクルラック
ラックには「しまなみ自転車道利用促進協議会No.28」、同「No.29」のシールが貼ってあった。ただ、この位置だと、最初判らなかったし、使いづらい。
駐車場を出る。13時02分。滞在時間は約30分。参道を戻り、この記事最初の写真の角を左折、次の丁字路を左折すると、そこから石清水八幡神社への登りが始まる。

次回は、遍路第17日、石清水八幡神社(元57番)

次回は、石清水八幡神社に参ります。

2023年遍路第17日 泰山寺(56番)

2023年遍路第17日その4、南光坊(55番)の境内を南東に横切って右折したところから。

遍路第17日(平坦ステージ)

日付 : 2023年11月2日
南光坊の駐車場から境内を南東方向に抜けて、すぐの十字路を右折し、南西方向に進む。
JR予讃線高架手前の信号交差点で左折して、今治駅前にまわる。今治駅高架下のジャイアントストア今治にて空気入れを借りた。
その後は、線路の北東側を北西方向にくねくね進んで、南光坊から通ってきた道の延長に出て左折し、予讃線高架下を抜けてなお真っ直ぐ進む。途中でコンビニに寄った。
水路のところも何とか直進して、愛媛県道156号桜井山路線を横断、最後突き当たり丁字路左折、すぐの十字路右折、その先で国道196号も横断し、なおも直進すると、泰山寺(56番)の駐車場が左手に現れる。

泰山寺駐車場前
泰山寺駐車場前
駐車場に駐輪。11時39分。

泰山寺

真言宗単立、泰山寺、愛媛県今治市小泉1-9-18。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所56番。
88shikokuhenro.jp
ja.wikipedia.org
泰山寺の読みは「たいさんじ」。なお、以前にも触れたが、太山寺(52番)も同音の「たいさんじ」。
駐車場の中央道路際に門があり、そこから道路を横断すると参道が北西方向に延び、参道途中から右手に寺の白壁で、この壁の向こうに修行大師像と大師堂がある。参道の先の階段を登って境内、境内に入った地点から斜め左に本堂となる。本堂が境内西端、大師堂が境内南端で、境内東端には石碑があった。

駐車場の門

泰山寺駐車場の門
泰山寺駐車場の門

参道入口

参道入口の右脇に祠が2棟ある。

泰山寺参道入口と祠
泰山寺参道入口と祠

参道と白壁

泰山寺参道と白壁
泰山寺参道と白壁
本尊は地蔵菩薩。この写真左が本堂。

本堂

泰山寺本堂
泰山寺本堂
泰山寺本堂扁額
泰山寺本堂扁額
中央( 写真の右 )の扁額は「地蔵大菩薩」。
それでは、本堂でお勤めし、大師堂でもお勤め、そして納経印を頂く。
泰山寺納経印(後日撮影)
泰山寺納経印(後日撮影)
そして撮影再開。(たぶん、トイレをお借りした。)

石碑

泰山寺石碑
泰山寺石碑
これに拠れば、往時、本坊は淳日坊金輪山勅王院泰山寺と号したが、寿永元年本坊焼失により、それ以前のことは不詳。(寿永元年=1182年)

大師堂

泰山寺大師堂
泰山寺大師堂
泰山寺大師堂扁額
泰山寺大師堂扁額
扁額は定番の「弘法」。

修行大師像

泰山寺修行大師像
泰山寺修行大師像

境内

泰山寺本堂前から境内
泰山寺本堂前から境内

参道

泰山寺入口から参道
泰山寺入口から参道
駐車場に戻って、12時18分出発。滞在時間は約39分。
駐車場の北側から出て、丁字路を右(南東)方向に進む。

次回は、遍路第17日、栄福寺(57番)

次回は、栄福寺に参ります。

2023年遍路第17日 南光坊(55番)

2023年遍路第17日その3、別宮大山祇神社(元55番)から南光坊(55番)に移動したところから。

遍路第17日(平坦ステージ)

日付 : 2023年11月2日
別宮大山祇神社の参拝を終えて、駐車場から隣(南東側)の南光坊の駐車場に移動した。10時39分。

南光坊

真言宗御室派、南光坊、愛媛県今治市別宮町3丁目1番地。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所55番。
88shikokuhenro.jp
ja.wikipedia.org
南光坊の読みは「なんこうぼう」。
駐車場から入って左(北東)に大師堂、駐車場の南東側に参道が北東から南西に延びていて、参道北東の国道317号側に山門、山門出て左に弁財天祠、参道南西側に本堂、本堂の右に修行大師像、本堂の右前に薬師堂、薬師堂と駐車場の間に金毘羅堂、本堂の左前少し離れて中門がある。
駐車場に駐輪して早速、本堂、大師堂とお勤めして納経印を頂く。

南光坊納経印(後日撮影)
南光坊納経印(後日撮影)

静道道標

中門のさらに手前(北東側)にへんろ道標があった。

南光坊境内へんろ道標
南光坊境内へんろ道標
道標の正面( 写真の右側 )は大師像に「従是泰山寺 十八丁」、左面は左を指す右手の下に御詠歌ではなく俳句、そして「光風亭靜道」とある。

中門

南光坊中門
南光坊中門

本堂

南光坊本堂
南光坊本堂
山号は別宮山、本尊は大通智勝如来。
南光坊本堂扁額
南光坊本堂扁額
中央( 写真の右 )の扁額は「別宮山」、左の扁額は中央「本尊大通智勝佛」、右「第五十五番別宮山南光坊」。

薬師堂

南光坊薬師堂
南光坊薬師堂

修行大師像

南光坊修行大師像
南光坊修行大師像

金毘羅堂

南光坊金毘羅堂
南光坊金毘羅堂
金毘羅堂の左前に手水鉢がある。
南光坊金毘羅堂手水鉢
南光坊金毘羅堂手水鉢
手水鉢の正面は、中央に大きく「金」、その左右に「文化戊辰〓 十二月吉〓」とあるが、これは一部が地中に隠れているのだろう。(文化戊辰年=文化5年=1808年)

大師堂

南光坊大師堂
南光坊大師堂
南光坊大師堂扁額
南光坊大師堂扁額
扁額は「遍照〓」、最後1字が読めませぬ。

大師堂左前常夜灯

大師堂の左前、木の陰一段高い所に常夜灯があった。

南光坊大師堂左前常夜灯
南光坊大師堂左前常夜灯
常夜灯の正面(南西側・写真の左側)は「常夜燈」、右面(南東側)は「嘉永七甲寅」とある。(嘉永7年=1854年)

山門

南光坊山門境内側
南光坊山門境内側
寺号は光明寺、院号は金剛院。この門は鐘楼をかねてますな。鐘木が見える。
南光坊山門から境内
南光坊山門から境内
南光坊山門
南光坊山門
この門は四天王門ですな。
南光坊山門扁額
南光坊山門扁額
扁額は「日本総鎮守 三島地御前」。これは別宮大山祇神社の鳥居神額に同じ。

弁財天祠

南光坊弁財天祠
南光坊弁財天祠

大仙寺道標

山門の右前にある石塔は、今治市内の大仙寺への道標である。

南光坊山門前大仙寺道標背面左面南光坊山門前大仙寺道標正面右面
南光坊山門前大仙寺道標
道標の正面はよう読めんが「…地蔵尊…三丁」は判る、左面「寺町 大仙寺」、背面「嘉永二酉歳季秋日」とある。
さて、明治の神仏分離までは55番札所は別宮大山積神社で、南光坊はその別当寺であった。南光坊本尊の大通智勝如来は、大山積神の本地仏であるが、大山積神関連以外ではほぼ見ない。
それでは、駐車場から自転車を出して、境内を横切る道で南東側に出る。11時13分。滞在時間は約34分。すぐの十字路を右折(南西行)する。

次回は、遍路第17日、泰山寺(56番)

次回は、泰山寺に参ります。

2023年遍路第17日 別宮大山祇神社(元55番)

2023年遍路第17日その2、延命寺(54番)の駐車場から仁王門横を通過したところから。

遍路第17日(平坦ステージ)

日付 : 2023年11月2日
延命寺の駐車場を出て南へ、仁王門の横を通過する。次のちょっとごちゃごちゃした交差点では、左に切り返してすぐ右へ入って東南東へ、その先の突き当たり丁字路は右折も、次で水路南側を左折する。
そのまま道なり水路なりに進んで、西瀬戸自動車道の高架下を抜け、水路の北側の道に移ると、愛媛県道38号今治波方港線に合流する。
すぐに県道右水路の右の道に移るが、水路と県道が交差したところで、県道左水路の左の道に移行する。しばらくして愛媛県立今治北高校の所で右折、県道との十字路交差点を横断して左折、県道右側歩道を北東方向に進む。
JR予讃線の高架下を通ってその先、国道317号との十字路交差点を右折すると、鳥居が見える。別宮大山祇神社の鳥居である。

国道317号南西側歩道から別宮大山祇神社鳥居
国道317号南西側歩道から別宮大山祇神社鳥居

別宮大山祇神社

別宮大山祇神社、今治市別宮町3-6-1。(愛媛県神社庁Webより)
四国八十八ヶ所元55番。
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別宮大山祇神社の読みは「べっくおおやまずみじんじゃ」(愛媛県神社庁Webより)。
国道南西側に大きな鳥居、そこから参道入って、すぐ右に奈良原神社、続いて大クスノキ、参道真っ直ぐに進んで拝殿、拝殿の右隣に阿奈婆神社、さらに右に清高稲荷神社、荒神社、荒神社の左前に理海尼の石灯篭がある。稲荷神社の参道はかなり長い。

鳥居

いちど国道の反対側に移って、鳥居を撮影。そうしないと写真に収まらない。あって良かった横断歩道。

別宮大山祇神社鳥居
別宮大山祇神社鳥居
鳥居の神額は「日本總鎮守 三島地御前」。
撮影時刻は10時17分。そして境内に入って下車、手押しで進む。

奈良原神社

別宮大山祇神社境内社奈良原神社
別宮大山祇神社境内社奈良原神社
鳥居の神額は「奈良原神社」。

由緒説明板

別宮大山祇神社由緒説明板
別宮大山祇神社由緒説明板
これに拠れば、ご祭神は大山積大神(おおやまづみのおおかみ)、伊予国風土記によると別名、和多志大神(わたしのおおかみ)。和銅5年(712年)に越智玉澄が、大三島の大山祇神社(伊予国一の宮)の地御前として勧請。
境内中程左に駐車場があり、そこに自転車を置いて、社務所へ行き、御朱印の有無を確認する。有人だったので、流れ的に先に御朱印を頂く形になった。
別宮大山祇神社御朱印(後日撮影)
別宮大山祇神社御朱印(後日撮影)

清高稲荷神社

別宮大山祇神社境内社清高稲荷神社参道
別宮大山祇神社境内社清高稲荷神社参道
別宮大山祇神社境内社清高稲荷神社手水鉢
別宮大山祇神社境内社清高稲荷神社手水鉢
この手水鉢には正面( 写真の左 )「寛政十戊歳 午十二月吉日」、右面には「明治」の刻みがある。(寛政10戊午年=1798年)
別宮大山祇神社境内社清高稲荷神社拝殿
別宮大山祇神社境内社清高稲荷神社拝殿
別宮大山祇神社境内社清高稲荷神社拝殿神額
別宮大山祇神社境内社清高稲荷神社拝殿神額
神額は「清高稲荷神社」。

荒神社

別宮大山祇神社境内社荒神社
別宮大山祇神社境内社荒神社
鳥居の柱、右は「奉寄進 氏子中」、左は「文政六癸未歳九月吉祥日」とある。(文政6年=1823年)
別宮大山祇神社境内社荒神社看板
別宮大山祇神社境内社荒神社看板
これに拠れば、荒神社の祭神は、三宝荒神(さんぼうこうじん)と大穴牟遅神(おおなむちのかみ)。社殿は寛政6年(1794年)に摩利支天宮として建立。

理海尼の石灯篭

今治市指定の有形文化財。[今治市Web:今治地域の文化財

理海尼の石灯篭正面左面理海尼の石灯篭正面右面
理海尼の石灯篭
正面「永代常夜燈」、左面「願主理海尼」、右面「天明三…」とある。(天明3年=1783年)

阿奈婆神社

別宮大山祇神社境内社阿奈婆神社
別宮大山祇神社境内社阿奈婆神社
阿奈婆神社の右前に説明書きがあった。
別宮大山祇神社境内社阿奈婆神社説明書き
別宮大山祇神社境内社阿奈婆神社説明書き
これに拠れば、ご祭神は磐長姫大神(いわながひめのおおかみ)。大三島の阿奈婆神社より勧請。

拝殿

愛媛県指定の有形文化財。

別宮大山祇神社拝殿
別宮大山祇神社拝殿
別宮大山祇神社拝殿説明板
別宮大山祇神社拝殿説明板
この説明板に拠れば、拝殿は天正3年(1575年)に来島通総( 来島通総 - Wikipedia )が再建、昭和12年(1937年)新社殿建立により(旧)拝殿は絵馬堂として移築されたが、昭和20年戦災で新社殿焼失につき、絵馬堂を拝殿として再移築。

拝殿前常夜灯

拝殿の前にある左右の常夜灯。

別宮大山祇神社拝殿前左常夜灯別宮大山祇神社拝殿前右常夜灯
別宮大山祇神社拝殿前常夜灯
左の常夜灯の右面( 参道側 )は「寛政十一己未歳」、右の常夜灯の左面は「十二月吉日」。

境内

別宮大山祇神社境内参道から鳥居側
別宮大山祇神社境内参道から鳥居側
別宮大山祇神社境内参道から拝殿・南光坊側
別宮大山祇神社境内参道から拝殿・南光坊側

大クスノキ

今治市指定の天然記念物。

別宮大山祇神社大クスノキ
別宮大山祇神社大クスノキ
別宮大山祇神社大クスノキ説明板
別宮大山祇神社大クスノキ説明板

本殿

別宮大山祇神社本殿
別宮大山祇神社本殿
神社の左(南東側)に、南光坊(55番)が隣接しており、そのまま自転車ごと移動する。10時39分。神社の滞在時間は約22分。

次回は、遍路第17日、南光坊(55番)

次回は、隣の南光坊に参拝します。

2023年遍路第17日 延命寺(54番)

2023年遍路第17日その1、HOTEL AZ愛媛松山西店に泊まった翌朝から。

遍路第17日(平坦ステージ)

日付 : 2023年11月2日
本日は高縄半島の海側をまわるルート。仙遊寺(58番)や石清水八幡神社(元57番)、それに松山市北条から同市浅海へ抜ける鴻之坂峠などの登りはあるが、全体には平坦なステージ。

HOTEL AZ愛媛松山西店から伊予鉄高浜線
HOTEL AZ愛媛松山西店から伊予鉄高浜線
部屋を出る。
HOTEL AZ愛媛松山西店
HOTEL AZ愛媛松山西店
撮影時刻は06時46分。HOTEL AZ愛媛松山西店の駐車場を出て右(東)へ、昨日のルートを逆走するが、久万川左岸では川沿いではなく西側の直線路を走る。
円明寺の山門と駐車場の間の道まで戻ってそのまま東へ、JR予讃線の踏切手前で左折、愛媛県道39号松山港内宮線の跨線橋を潜って道なりで進むと、向きを東北東に変えた後に県道347号平田北条線に合流する。
しばらくは県道で、久しぶりに海沿いを走ってから、予讃線光洋台駅のところで右折、踏切から国道196号に出て左折、しかし次の信号交差点で右折して、さらに山側の道に出て左折、この道を進むと途中から県道339号粟井浅海線になる。
松山市(旧北条市)中通地区で県道が右に曲がっても直進、その先の突き当たりで左折、下難波地区で右折すると、その先が鴻之坂峠なのだが、坂の少し手前で左折、かなり西へ移動した後のX字路で右に切り返す。

4級山岳鴻之坂峠(南西)

この切り返しから頂上まで、自転車NAVITIMEで調べると、距離1.6km、獲得標高77m(=標高差)、平均勾配4.81%。遠回りしたので距離は延びて斜度は緩くなる。
その登りの終盤で、振り返って撮影。

鴻之坂峠途中から旧北条市市街方向
鴻之坂峠途中から旧北条市市街方向
頂上から少し降って、休憩所のところで撮影。
鴻之坂峠の休憩所から松山市浅海地区
鴻之坂峠の休憩所から松山市浅海地区
遠方に見えるのは、とびしま海道の島々であろう。この休憩所の隣で道が右カーブするところで左折、坂を降って踏切を渡り、国道196号に合流した。
ここから先の国道196号、幅が無いのに交通量があって、あんまり走りたくはない。なので、浅海地区では海側の道に入ったり、その先にある短いトンネルも歩道が無いので海側に回避する。
今治市菊間町浜でも、県道197号才之原菊間線との交差点すぐ先で右に直進して、県道164号玉川菊間線に合流、そのまま北東に進んで、国道との合流地点手前のコンビニに入る。
菊間町種の高田(こうだ)地区で海沿いの道に出るが、プラントに阻まれて国道に戻される。菊間町佐方の高城地区でショートカットしてまた国道へ、そして、今治市大西町星浦にて、県道15号大西波止浜港線新道が左に分岐する所まできた。
この左角にあるトイレに入る。が、小用をしようとして、お腹を壊したらしい事に気づく。セーフですがね。昨日、太山寺(52番)の一畑薬師前であんパンを落としてすぐ回収したためだろうか。今日の昼飯は、店でがっつり食うのではなく、少量を小まめに食べる事にする。
さて、用を済ませたら県道15号に入る。海沿いから内陸に入って、とある交差点で右折すると、これが大西駅まで直線、駅前で線路沿いに左へ、突き当たり右折で踏切を渡る。そこからちょっと進んでの丁字路を左折、ここから道なりで行くと国道に合流、国道が右に少し曲がった後、もう一度少し右に曲がる所を左に直進して、旧道に入る。これが途中から県道38号今治波方港線になって、そして、左手に延命寺(54番)への分岐が現れる。
愛媛県道38号延命寺入口
愛媛県道38号延命寺入口
ここを左折、次の変則的な交差点では、斜め左、11時の方向に入ると、やがて仁王門が見えてくる。
延命寺仁王門前
延命寺仁王門前

延命寺

真言宗豊山派、延命寺、愛媛県今治市阿方甲636。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所54番。
enmeiji.info
ja.wikipedia.org
延命寺の読みは「えんめいじ」。
仁王門の先に駐車場そして山門、山門の右に修行大師像とサイクルラック、山門入って参道は、左に薬師堂、右に手水舎、右の境内の端に真念の標石に越智孫兵衛墓、左に大師堂への登り階段、参道真っ直ぐに本堂、そして大師堂の右に行基菩薩供養塔がある。

仁王門

延命寺仁王門
延命寺仁王門
撮影時刻は09時16分。
延命寺仁王門から駐車場と山門
延命寺仁王門から駐車場と山門

山門

延命寺山門
延命寺山門
延命寺山門扁額
延命寺山門扁額
山号は「近見山」。
山門左前に説明板がある。
延命寺山門説明板
延命寺山門説明板
これに拠れば、この門は、元は今治城の門とのこと。

修行大師像とサイクルラック

延命寺修行大師像とサイクルラック
延命寺修行大師像とサイクルラック
延命寺サイクルラックのラベル
延命寺サイクルラックのラベル
サイクルラックには「しまなみ自転車道利用促進協議会No.35」とある。駐輪して、トイレをお借りして、それから参る。

手水鉢

延命寺手水鉢
延命寺手水鉢

薬師堂( 奥の院 )

延命寺薬師堂
延命寺薬師堂
右の柱に「奥の院 薬師如来 安置所」との張り紙。

本堂

延命寺本堂
延命寺本堂
本尊は宝冠不動明王。
延命寺本堂扁額
延命寺本堂扁額
中央の扁額には「第五十四番 本尊不動明王」など。

大師堂

延命寺大師堂階段下
延命寺大師堂階段下
階段があるので、ここで撮影を中断して本堂でお勤め、階段を登って大師堂でお勤め、そして撮影再開。
延命寺大師堂
延命寺大師堂
延命寺大師堂扁額
延命寺大師堂扁額
中央( 写真の右 )の扁額は定番の「弘法」。

行基菩薩供養塔

延命寺行基菩薩供養塔
延命寺行基菩薩供養塔

境内

延命寺本堂前から境内
延命寺本堂前から境内
写真中央の常夜灯には「天保十二年〓五月吉日」とある。(天保12年=1841年)

越智孫兵衛墓

延命寺越智孫兵衛墓
延命寺越智孫兵衛墓
延命寺越智孫兵衛墓説明板
延命寺越智孫兵衛墓説明板

真念の標石

延命寺真念標石
延命寺真念標石
そして納経所へ。
延命寺納経印(後日撮影)
延命寺納経印(後日撮影)

山門前道標

山門の左前に道標がある。

延命寺山門前道標
延命寺山門前道標
その正面は種字、大師像に、「是より別宮迠一里」とある。
それでは別宮目指して出発、仁王門の通過は10時02分。滞在時間は約46分。

次回は、遍路第17日、別宮大山祇神社(元55番)

次回は、別宮こと別宮大山祇神社に参ります。