2023年遍路第8日その5、法界山大日寺(28番)の駐車場を出たところから。
遍路第8日(平坦ステージ)
日付 : 2023年10月24日
法界山大日寺の駐車場を出て坂を下り、高知県道22号龍河洞公園線に出る。先ずは右(北)にある自販機でドリンク購入、次いで反転して南へ少し県道を戻り、丁字路にて右4時(北西)の方向へ曲がる。県道237号神母木野市線は横断し、その西の県道234号土佐山田野市線に出て右(北)へ、この時県道234号は敢えて右側歩道を走行する。物部川は車道の北に併設の歩道の橋を渡り、それから車道の左側走行に切り替える。
舟入川という小川との交差点で、左折して川沿いの道(左岸)を西へ走る。川の北側にも道が出てきたらそちら(右岸)に移る。すると、右手に何かあった。
野中兼山邸跡
右に丸い石碑、左に白い石柱と説明板がある。石柱には「野中兼山先生終焉之地」とある。[野中兼山 - Wikipedia]香美市指定の史跡だそうな。
www.city.kami.lg.jp
石碑には「贈正四位野中兼山先生終焉之地」とある。いちおう、法界山大日寺はこの写真右の端になる。その上方に例の謎の古城がポツンと見える。
さてと、再び走り出す。このまま道なりに走ると、川沿いから少し離れて進むようになる。国道195号とJR土讃線では踏切へ迂回し、その北の国道195号バイパスは地下道で抜けて、突き当り丁字路左折から、県道45号南国インター線に出て右折(北行)する。国分川を渡って、堤防を降りてからの交差点を左折すると、道幅が狭くなるところの、右手の杜と白壁が土佐国分寺(29番)である。左(南)にある第1駐車場はバス優先なので、寺の右前の道を入って右の第2駐車場に入った。14時49分。
土佐国分寺
真言宗智山派、国分寺、高知県南国市国分546。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所29番。
www.tosakokubunji.org
ja.wikipedia.org
国分寺の読みは「こくぶんじ」。四国の国分寺は全て八十八ヶ所札所である。
第1駐車場に境内案内図がある。第1駐車場の先(西)に進んで右に山門、山門から参道真っ直ぐに本堂、本堂の左に大師堂、さらに左に酒断地蔵尊、参道途中左に開山堂がある。
山門
これまで、讃岐国分寺(80番)、阿波国分寺(15番)と参拝してきたが、ここも含めて3ヶ所とも、朱雀門の如くに山門は境内の南側にある。山号は摩尼山。
境内
いにしえの土佐国分寺跡は国指定の史跡である。[高知県教育委員会Web:土佐国分寺跡]手水鉢には「土州國分寺 本堂手水〓 施主巡禮衆 勧進者太助 現住法印〓 〓享保十五庚戌」とある。(享保15年=1730年)これに拠れば、金堂(本堂)、木造薬師如来像2体、梵鐘が国指定の重要文化財。[高知県教育委員会Web:国分寺金堂、木造薬師如来立像、木造薬師如来立像、梵鐘]
開山堂
本堂
中央( 写真の左 )の扁額はたぶん「千手観世音」、右の扁額には「第廿九番 本尊千手観世音」の文言がある。
本堂の左前に説明板がある。
大師堂
大師堂の手前に説明板がある。扁額は定番の「弘法」。
酒断地蔵尊
それでは、お勤めを、本堂、大師堂で行う。その後、参道途中から東に進み、中門の先にある納経所へ向かう。
中門内
このまま東へ壁を越えれば駐車場なのだが、よくわからないので、山門経由で戻った。駐車場出発は15時28分。滞在時間は約39分。山門前を西へ走る。
次回は、遍路第8日、善楽寺(30番)&土佐神社(元30番)
次回は、善楽寺と土佐神社に参ります。