(令和4年4月17日その5)
松戸市内、旧の明村とその近辺の大師堂廻り、竹ヶ花の雷電神社&小根本の大師堂の次は、花蔵院(下総四郡大師43番)に参ります。
小根本自治会館からは、東へほんの少し進んで南側の階段を上るか、または、東へ進んで突き当り三叉路を右折するのが近いのでしょうが、今回は、西へ進みました。西へ道なりに進み、突き当り三叉路を左折し、松戸市役所交差点を左折(南行)、次の信号のある交差点も左折(東行)して坂を上がります。国道6号線の岩瀬交差点が見えるころ、左手に花蔵院です。
花蔵院
真言宗豊山派、花蔵院、松戸市岩瀬134番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
下総四郡大師43番。参道真直ぐに山門、山門の先真直ぐに本堂、本堂の左に修行大師像、その前に屋根のみの大師堂、山門入って右の鐘楼の先に歓喜天堂があります。
山門
山号は光明山。
本堂
屋根のみの大師堂
この大師像の右前に古い43番標識塔が、さらに右前と左前に新しい標識塔2本が立っています。
43番標識塔
43番標識塔の正面「豫州明石寺寫」、左面「准四國霊場」、右面「文化五戊辰年三月廿一日光明山花藏」とあります。(文化5年=1808年) 下総四郡大師の標識塔です。
新しい標識塔
右前にあるのが23番、左前のは47番です。23番には「第二十三番阿州薬王寺寫」、47番には「第四十七番豫州八坂寺寫」とあります。どちらも、つるつるに新しくて、正面以外は何も記していません。
歓喜天堂前の大師像
歓喜天堂の前に大師像があります。この大師像の正面「第二十八番」、左面「明治四十三年七月建之」とあります。(明治43年=1910年) 樋野口の大乗院の13番大師像や、古ヶ崎新田の墓地の16番大師像と、同年に造られたもので、同じシリーズのものだと思われます。28番が登場したので、松戸二十一ヶ所に属するものではなく、松戸ローカルの八十八ヶ所があったのでしょう。
その他境内写真
牡丹か芍薬でしょうか。
次回は、常照庵
次回は、松戸新田の常照庵に参ります。花蔵院前の道を左折(東行)します。