(令和4年4月30日その5)
江戸川八十八ヶ所巡拝、二ッ木の常行院(江戸川八十八ヶ所80番)の次は、小金の東漸寺(下総四郡大師57番、江戸川八十八ヶ所57番&58番&59番)に参ります。
国道6号線から北小金駅入口交差点を左折(北行)して江戸時代の水戸街道を進み、旅籠玉屋を通り過ぎても直進します。やがて、右手にちょっと変わったスダジイの木が現れるところ、左手に東漸寺です。
東漸寺
浄土宗、東漸寺、松戸市小金359番地1。(千葉県の宗教法人名簿より)
下総四郡大師57番。(異説あり)
江戸川八十八ヶ所57番&58番&59番。
下総三十三観音9番。
浄土宗千葉教区のwebサイトに東漸寺のページがあります。
www.jodo-chiba.jp
また、東漸寺のwebサイトもあります。
tozenji.sakura.ne.jp
入口の右に説明板があります。説明板に拠れば、根木内にて文明13年(1481年)に創建、16世紀中頃に小金に移転、江戸時代には関東十八檀林の一つとなったそうです。
総門
入口から少し進んで総門です。総門の左前に標識塔があります。標識塔の正面「圓光大師准二十五霊場」、右面には「〓五番京都知恩院」が読み取れます。
山門(仁王門)
総門からまたしばらく進んで山門(仁王門)です。山号は仏法山。(読めたぞ。)
中雀門
山門からまたまたしばらく進んで、門があります。中雀門というそうです。中雀門の先が、いわば本丸です。参道真直ぐ奥に本堂、その左前に観音堂、門入ってから左に折れて進むと、右手に大師堂が3棟あります。
本堂
観音堂
下総三十三観音の9番札所ですね。
保護樹木
大師堂
大師堂は、左(南)から順に57番、58番、59番です。
57番大師堂
明示されているのは江戸川八十八ヶ所の57番だけですが、下総四郡大師の57番も兼ねていると見做しましょう。なお、お堂の中には不動像のみで、大師像は見当たりませんでした。
58番大師堂
59番大師堂
なお、59番札所は、昭和初期には、小金の普化宗一月寺跡にありました。一月寺が日蓮正宗の寺院として再興される前に移転したものでしょう。
次回は、小金の八坂神社(下総四郡大師57番)
次回は、もうひとつの下総四郡大師57番札所、小金の天王社(八坂神社)に参ります。参道を戻って江戸時代の水戸街道を左折(北行)します。