(令和4年10月1日その4)
東葛印旛大師巡拝、布瀬の弁財天宮&観音堂の次は、布瀬の宝寿院(62番&79番)に参ります。
前回の記事にて、宝寿院の前まで来ています。
宝寿院
真言宗豊山派、宝寿院、柏市布瀬1637番地1。(千葉県の宗教法人名簿より)
東葛印旛大師62番&79番。
下総四郡大師79番。
下総三十三観音30番。
島大師の78番と番号不明1ヶ所を確認。参道階段、下から数段目の右に、下総四郡大師(兼 東葛印旛大師)79番標識塔と島大師の番号不明の標識塔があり、階段を上がると山門、山門の先は参道真直ぐに本堂、途中の右手に東葛印旛大師62番標識塔と島大師78番標識塔、その奥に79番大師堂と62番大師堂があります。
下総四郡大師79番標識塔と島大師標識塔
下総四郡大師79番標識塔の正面は「新四國七十九番」とあり、左面には御詠歌が刻まれています。右面は、木の葉が痛くて確認できません。島大師標識塔の正面「新四國七」、左面「讃州〓〓寺移」、右面「文化十酉年」とあります。(文化10年=1813年) 光の加減のためか、肝心なところが読み取れません。
山門
本堂
境内右側
この写真の奥2棟が大師堂です。手前のお堂の左前に島大師78番標識塔があります。
島大師78番標識塔
標識塔の正面「新四國七十八番」、左面「讃州道場寺移天満宮」、右面「文化十酉年」とあります。道場寺は四国八十八ヶ所78番札所の郷照寺の旧称です。
東葛印旛大師62番標識塔
標識塔の正面「新四國六十二番」、左面「明治三十九年八月建之」とあります。(明治39年=1906年)
79番大師堂
台座には「文化六己巳四月日」とあります。島大師も東葛印旛大師も未成立の、下総四郡大師時代のものです。
62番大師堂
棟札によれば、この62番大師堂と隣の79番大師堂、及び、福蔵院の21番大師堂は、平成5年5月に改築されたようです。(平成5年=1993年)台座には「昭和三年三月吉日」とあります。(昭和3年=1928年)
さて、東葛印旛大師の62番札所は、文政期から昭和期までは、布瀬の香取鳥見神社(元62番)にありました。
なお、下総三十三観音の札所らしいところは見当たりませんでした。
次回は、布瀬の福蔵院(21番)
次回は、布瀬の福蔵院(21番)に参ります。宝寿院本堂の左からそのまま道路に出て北西方向に進みます。