(令和4年9月25日その2)
東葛印旛大師巡拝、本日は、下柳戸(柳戸)の下総四郡大師道標の再調査から始めています。
その後は、手賀の兵主八幡両神社(13番)の北側の鳥居から新規にスタートして、まずは片山の南蔵院(72番)に参ります。この北側の鳥居を出て、公道に合流直後の三叉路を左折します。道なりに約0.5km進んで、ここの角を左折しますと、すぐ右側が南蔵院です。
南蔵院
真言宗豊山派、南蔵院、柏市片山697番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
東葛印旛大師72番。
下総四郡大師72番。
道を進んで反対側の交差点に至り、そこで反転します。数段の階段上って石柱門、そこから参道を進んで、数段の階段の左に72番標識塔、右に不動堂、また境内を進んで右に72番大師堂、大師堂の左に大師道道標、さらに境内を進むと本堂、本堂の右前に修行大師像があります。
72番標識塔
標識塔の正面「新四國七十二番」、右面「讃州万陀羅寺」、左面「文化五戊辰五月片山村南藏院」とあります。(文化5年=1808年)
本堂
山号は禅林山。
72番大師堂
南蔵院境内の大師道道標
道標の正面中央「大師八十八ヶ所…道」、正面の右「東七十五番 〓福院」(〓は興か)、正面の左「西七十二番 南蔵院」、左面「北とりて〓〓しは」、右面「明治四十二年二月吉日」とあります。(明治42年=1909年) 元は南蔵院と興福院の間にあったのを、こちらに移したものでしょう。
不動堂
なお、島大師の標識塔は、南蔵院境内には見当たりませんでした。意外なところです。
次回は、片山のヨタイ観音堂&手賀の生繁大師堂(掛所)
次回は、島大師を探して片山のヨタイ観音堂に参った後、東葛印旛大師の掛所である手賀の生繁大師堂に参ります。南蔵院の石柱門から西の十字路に出ます。