(令和5年9月9日その5)
千葉寺十善講八十八ヶ所巡拝、東寺山町の大師堂(8番&14番)の次は、高品町(たかしなちょう)の等覚寺(9番)に参ります。
東寺山町の大師堂から道路に出て右へ進んで、すぐの三叉路は直進、そのまま国道16号との信号交差点に出ました。ここで左の歩道へ進んで、車道から離れて下に降り、下の道に合流後、すぐに右の国道下の連絡通路に入り、反対側出口の三叉路、左折して、今度は国道の歩道には戻らず直進して、道が右に折れたら、未舗装道じゃないか。さっきの信号交差点を直進したほうが良かったか、などと思いつつ進むと、右から舗装道が合流、その先、左手に高品西第1公園公園が現れたら、公園の向こう側の三叉路を左折して坂を上ります。坂上のJR総武本線高品踏切、これを渡って、道が右にカーブする辺りの左側に、等覚寺の墓地が見えます。もうちょっと進みますと、左手に等覚寺入口です。
高品町の等覚寺
真言宗豊山派、等覚寺、千葉市若葉区高品町478番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
千葉寺十善講八十八ヶ所9番。
入口入って右に石塔石仏群、その筆頭は9番標識塔、そこから参道を進むと少し左にカーブして本堂、参道途中右に「等覚寺の薬師如来坐像と月光菩薩立像」説明板、そこから右の芝に入った先に大師堂と子安堂があります。
入口
山号は本橋山、院号は医王院。
9番標識塔
標識塔の正面「新四國八十八ヶ處第九番阿州法輪寺模」、左面に御詠歌、背面「〓尊藥師如来 高品村等覺寺」、右面の上部「南無大師」、下部「藤代惣右〓門〓〓」とあります。
石塔石仏群
9番標識塔以外の石塔石仏群からは、この石仏は、中央左上に「〓父」、右面「高品村同行」、左面「〓月吉日」までは読めました。この石仏は、中央「奉納十九夜念佛」、右「下総國高品村」、左「元文五庚申天十月」とあります。(元文5年=1740年)この石仏は、中央「十九夜念佛〓」、左「貞享三丙寅天」とあります。(貞享3年=1686年)
六十六部供養塔
この石塔は、正面の中央「六十六部供養」、左上「廻國」、背面の中央「奉納大乘妙典」、右面「三界萬霊」、左面の中央「享保十八癸丑天仲冬穀旦」、左下「本橋山等覺寺現住融元」などとあります。(享保18年=1733年)
境内
等覚寺の薬師如来坐像と月光菩薩立像説明板
これに拠れば、等覚寺(とうかくじ)は元亀2年(1571年)地元豪族の安藤勘解由の創建、天明2年(1782年)高品村旗本の本橋弥重郎守勝、名主の藤代惣左衛門らが再興。薬師如来坐像と月光菩薩立像は、千葉市の指定文化財です。
www.city.chiba.jp
www.city.chiba.jp
山号の本橋山は、再興に関与した本橋氏から来ているようです。
本堂
9番大師堂
子安堂
大師堂の左に子安堂です。
次回は、都町の諏訪神社&延命寺(10番)
次回は、都町の諏訪神社と延命寺(10番)に参る予定です。等覚寺の入口を出て左に進みます。