六崎組十善講八十八ヶ所巡拝 六崎の鏡宝寺(1番&31番&38番)、序に六崎の妙見神社

(令和6年8月2日その1)
六崎組十善講八十八ヶ所巡拝、本日は、六崎(むつざき)の妙見神社に寄り道後、六崎の鏡宝寺(1番&31番&38番)から始めます。本日の出発点は、鏑木町の周徳院(18番&58番)南側十字路です。

鏑木町周徳院南側十字路
鏑木町周徳院南側十字路
十字路の北側( 写真の左 )に周徳院ですが、先ずはここを東南東( 写真の中央やや右 )へ出発します。一時停止標識のある三叉路、
鏑木町周徳院東南東の三叉路
鏑木町周徳院東南東の三叉路
ここで右折(南行)すると、この道は千葉県道65号佐倉印西線の旧道に相当する道になります。次の国道296号との信号交差点、
国道296号鏑木交差点の西の信号交差点
国道296号鏑木交差点の西の信号交差点
直進し、すこしうねった道を進んで、JR総武本線にぶつかって、
JR佐倉駅東の歩道跨線橋北詰
JR佐倉駅東の歩道跨線橋北詰
ここは、昔は踏切だったのでしょうが、今は踏切は無く、歩道橋が架かっています。その歩道橋を渡ります。
JR佐倉駅東の歩道跨線橋からの佐倉駅
JR佐倉駅東の歩道跨線橋からの佐倉駅
JR佐倉駅東の歩道跨線橋から南
JR佐倉駅東の歩道跨線橋から南
歩道橋を下りた後、真っ直ぐ進むと県道65号に合流ですが、それは止めて、歩道橋南側すぐの十字路で右折、続いて、この丁字路、
JR佐倉駅南東の六崎のとある丁字路
JR佐倉駅南東の六崎のとある丁字路
左折して、次の突き当り丁字路、
千葉県道65号大崎台入口交差点から西2番目の丁字路
千葉県道65号大崎台入口交差点から西2番目の丁字路
左折、すぐの丁字路、
千葉県道65号大崎台入口交差点から西隣の丁字路
千葉県道65号大崎台入口交差点から西隣の丁字路
右折します。古道を進むと、右手に墓地( 塚越霊園 )となります。霊園の南東角三叉路にて、
六崎塚越霊園南東角三叉路
六崎塚越霊園南東角三叉路
三叉路左折の前に、霊園入口を確認します。

六崎の塚越霊園入口

六崎塚越霊園入口
六崎塚越霊園入口
六崎塚越霊園入口の地蔵像など
六崎塚越霊園入口の地蔵像など
入口右手の石仏、その中で、左側最大の地蔵像は、中央最上部に種字、右「奉造立地藏尊 願主〓譽〓〓」、左「元文四未年…」、その右の石仏は、中央最上部に種字、右「奉造立〓」、中間は剥離して「〓〓施主〓〓」、左「元禄十五壬〓年〓月八日道…」。(元文4年=1739年、元禄15年=1702年)
そして三叉路は南南東へ、すると直線路右手に鳥居が現れます。
六崎妙見神社前
六崎妙見神社前
六崎の妙見神社です。寄り道します。

六崎の妙見神社

妙見神社、佐倉市六崎1076番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
この古道の右(西)側に鳥居、その奥に社殿、社殿の左手前に掲示板と手水鉢、社殿の左後方に子安祠があります。大師堂はありません。

六崎妙見神社
六崎妙見神社

掲示板

六崎妙見神社掲示板
六崎妙見神社掲示板
これに拠れば、ご祭神は天御中主命(あめのみなかぬしのみこと)、括弧して妙見神(みょうけんしん)。千葉常胤の孫、六崎六郎左衛門尉胤朝が六崎城築城時に勧請とのこと。平成28年(2016年)の約820年前という事は、1196年前後らしい。

手水鉢

六崎妙見神社手水鉢正面左面
六崎妙見神社手水鉢正面左面
六崎妙見神社手水鉢右面
六崎妙見神社手水鉢右面
手水鉢の正面「奉納」、右面「文化八辛未歳 〓月吉日」、左面「當村中 角力塲商人中 …」。(文化8年=1811年)

社殿

六崎妙見神社社殿
六崎妙見神社社殿
六崎妙見神社社殿神額
六崎妙見神社社殿神額
神額は「妙見神社」。

子安祠

六崎妙見神社子安祠
六崎妙見神社子安祠
それでは、次ですが、境内から鳥居の向こうに見えるのが、鏡宝寺本堂の屋根になります。
六崎妙見神社から鏡宝寺
六崎妙見神社から鏡宝寺
鳥居を出て若干左にある丁字路の向こう側(東側)に進みますと、県道65号の向いが鏡宝寺です。
六崎鏡宝寺前
六崎鏡宝寺前

六崎の鏡宝寺

真言宗豊山派、鏡寳寺、佐倉市六崎792番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
六崎組十善講八十八ヶ所1番。(鏡宝寺)
六崎組十善講八十八ヶ所31番。(勝全寺)
六崎組十善講八十八ヶ所38番。(浅間社)
県道65号に面して石柱門、門の右に本堂庫裡落慶記念碑、門から参道真っ直ぐに本堂、参道右手県道側に石塔群、右手奥に大師堂です。

石柱門の右石柱

六崎鏡宝寺石柱門右
六崎鏡宝寺石柱門右
山号は應神山(応神山)。神社の神宮寺であったような山号。

本堂

六崎鏡宝寺本堂
六崎鏡宝寺本堂
六崎鏡宝寺本堂扁額
六崎鏡宝寺本堂扁額
扁額はたぶん「応神山」。

大師堂

六崎鏡宝寺大師堂
六崎鏡宝寺大師堂
まず、通常の扁額掲示位置に、1番御詠歌額、
六崎鏡宝寺1番御詠歌額
六崎鏡宝寺1番御詠歌額
その冒頭「第一番」。
堂内には3体の大師像があり、中央大師像の前に38番御詠歌額、
六崎鏡宝寺38番御詠歌額
六崎鏡宝寺38番御詠歌額
中央の大師像台座「三十八番」、38番御詠歌額の冒頭「第三十八番」。資料では、38番は浅間社(浅間神社)となっています。
その左に一部だけ見えるのが、31番御詠歌額、
六崎鏡宝寺31番御詠歌額
六崎鏡宝寺31番御詠歌額
その冒頭「〓三十一番」。(古い)資料では、31番は鏑木町の勝全寺となっています。
そして、堂内左手前やや下に、3枚の御詠歌額が重ねてあり、
六崎鏡宝寺大師堂内3枚重ね御詠歌額の1枚目
六崎鏡宝寺大師堂内3枚重ね御詠歌額の1枚目
六崎鏡宝寺大師堂内3枚重ね御詠歌額の2枚目
六崎鏡宝寺大師堂内3枚重ね御詠歌額の2枚目
六崎鏡宝寺大師堂内3枚重ね御詠歌額の3枚目
六崎鏡宝寺大師堂内3枚重ね御詠歌額の3枚目
いずれもオリジナル御詠歌で、特に2枚目は鏡宝寺の十善講を織り込んだ歌になっている。

宝篋印塔

六崎鏡宝寺宝篋印塔
六崎鏡宝寺宝篋印塔

境内

六崎鏡宝寺境内
六崎鏡宝寺境内

本堂庫裡落慶記念碑

六崎鏡宝寺本堂庫裡落慶記念碑
六崎鏡宝寺本堂庫裡落慶記念碑
タイトルは「應神山鏡寳寺本堂庫裡落慶記念碑」、左に「昭和五十六年四月十九日完成 應神山清浄光院鏡寳寺中興開山第一世飯泉照教」とある。拠って、院号は清浄光院、昭和56年(1981年)の時点で中興開山第一世の方がいらっしゃったという事になる。

次回は、六崎の大師堂(56番)&浅間神社(元38番候補)

次回は、六崎の56番大師堂、続けて、浅間神社に参ります。鏡宝寺から妙見神社まで戻ってから左(南)へ進みます。