千葉寺十善講八十八ヶ所巡拝米本の林照院(50番＆51番)

(令和6年3月21日その3)
千葉寺十善講八十八ヶ所巡拝、上高野の金乗院(49番)の次は、米本(よなもと)の林照院(50番＆51番)に参ります。
既に国道16号米本神社前交差点まで来ています。この交差点の西側から国道南東、千葉市方向を見たとき、

歩道橋がかかっています。その歩道橋の西側、

そこから西に、林照院の境内に入れます。国道歩道を少し南に行くと、寺の正門らしき門もあります。

真言宗豊山派、林照院、八千代市米本2034番地の1。(千葉県の宗教法人名簿より)
千葉寺十善講八十八ヶ所50番。(林照院)
千葉寺十善講八十八ヶ所51番。(妙光寺)
歩道橋側から入ると、石塔石仏、そして50番＆51番大師堂、奥にお寺の建物があります。

堂内左側大師像の台座「當村講中」。

大師堂の左に手水鉢があります。

手水鉢の正面「奉納」、右面「天保二辛卯年二月吉日」。(天保2年＝1831年)

この石仏は、左に「文化十一〓二月吉」とあります。(文化11年＝1814年)

石塔石仏群のうち、一番国道寄り、写真の右の庚申塔は、正面「庚申塔」、右面「安政四巳八月吉日」。(安政4年＝1857年)
それでは、次へ参ります。国道の米本神社前交差点を渡って再度東へ、来た道を少しだけ戻り、次の三叉路、

左折して、千葉県道4号千葉竜ヶ崎線の旧道を北へ進みます。次の下宿交差点、実は六叉路ですが、

斜め左、11時の方向に折れます。(直進すると県道4号千葉竜ヶ崎線です。)
すぐに、左手に庚申塔群が現れました。

この中から、先ずは前列左端の庚申塔、

右面「奉供養庚申待成就之所」、左面「享保五庚子年十一月吉日」。(享保5年＝1720年)
続いて、前列の左から2番目と3番目、

左から2番目( この写真の左側 )は正面「奉建立青面金剛」、右面「明和四亥十一月吉日」、その右は正面「青面金剛」、左右面「寛政七卯天十一月吉日」。(明和4年＝1767年、寛政7年＝1795年)
前列左から4番目(右から3番目)、

これは正面「青面金剛王」、左右面「文化三寅年二月吉日」。
前列左から5番目と6番目(右端の2基)、

左から5番目( この写真の左側 )は正面の中央は「二十三夜〓〓」、その左右「寛政十一己未星十二月…」、右面「米本邑」、その右は正面「庚申塔」、左右面「天保十四卯年十月吉日」。
後列の右端2基、

右端の正面「廿六夜愛染明王」、その左の正面「庚申塔」、右面「文久二壬戌八月吉日」、左面「米本村」。(文久2年＝1862年)
後列残り4基は、

右から3番目(左から4番目)の正面「二十六夜塔」、その右の正面「二十六夜供養塔」、その右の正面「庚申塔」、右面「嘉永五壬子歳四月吉日」、その右(つまり後列左端)の正面「二十六夜塔」、右面「〓子年四月吉日」。(嘉永5年＝1852年)
と、庚申塔群と書きましたが、二十三夜塔に二十六夜塔も含みます。

次回は、米本地区内の、稲荷神社に寄り道の後、追分の大師堂、逆水の西福寺に参ります。庚申塔群前の道をそのまま北に進みます。