印西大師・印西地区の大師堂巡拝 結縁寺(46番)

(令和5年6月29日その9)
印西大師・印西地区の大師堂巡拝、結縁寺頼政塚などの次は、結縁寺(46番)に参ります。
既に結縁寺の前に来ています。

印西市結縁寺前(再掲)
印西市結縁寺前(再掲)

印西市の結縁寺

真言宗豊山派、結縁寺、印西市結縁寺516番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
印西大師46番。
名馬塚から来た場合、道路の左に六地蔵石塔が門柱の様に建っていて、そこから参道真っ直ぐに山門、山門の左に結縁寺由来の説明板、山門の右に銅造不動明王立像の説明板、山門入って参道真っ直ぐに本堂、本堂の右に46番大師堂、山門入って左に本堂新築記念碑があります。また、大師堂の右手、道路の反対側に石塔石仏群、山門前の参道左右は蓮田、山門から参道戻っての道路の向かいには池があります。

山門前参道

結縁寺山門前参道
結縁寺山門前参道
結縁寺参道から石塔石仏群と熊野神社
結縁寺参道から石塔石仏群と熊野神社

蓮田

結縁寺参道横蓮田
結縁寺参道横蓮田
結縁寺参道横蓮蕾
結縁寺参道横蓮蕾

山門

結縁寺山門
結縁寺山門

結縁寺由来説明板

結縁寺由来説明板
結縁寺由来説明板
これに拠れば、山号は晴天山、院号は西光院、神亀年間に行基が阿弥陀三尊を刻んで一宇を建立したと伝う、天正年間焼失も不動明王像は残った。院号と伝承からして、本尊は阿弥陀三尊でしょうか。

銅造不動明王立像説明板

銅造不動明王立像説明板
銅造不動明王立像説明板
銅造不動明王立像は、現在の印西市域で、大正期に(旧国宝)指定を受けた、文化財指定最古参の、国の重要文化財です。
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/bunkazai/bunkazai/n131-001.htmlwww.pref.chiba.lg.jp
(例によって最近の千葉県Web Siteが変なので、印西市Web Siteにもリンクします。)
www.city.inzai.lg.jp

本堂

結縁寺本堂
結縁寺本堂
結縁寺本堂扁額
結縁寺本堂扁額

本堂新築記念碑

結縁寺本堂新築記念碑
結縁寺本堂新築記念碑

境内

結縁寺本堂新築記念碑からの境内
結縁寺本堂新築記念碑からの境内

46番大師堂

46番大師堂
46番大師堂
印西大師46番番号札
印西大師46番番号札
46番御詠歌額
46番御詠歌額
46番大師堂扁額
46番大師堂扁額
大師堂の右に新しい弘法大師供養塔が見えますが、さらに右に古い弘法大師供養塔があります。

明治の弘法大師供養塔

結縁寺明治期弘法大師供養塔正面結縁寺明治期弘法大師供養塔右面
結縁寺明治期弘法大師供養塔
正面は大師像に「弘法」、以下は剥離して読めず、右面「明治二十七年十二月」とあるようです。(明治27年=1894年)

境内東側

大師堂の右から道路に出るまでのスペースです。

結縁寺花井戸と説明板
結縁寺花井戸と説明板
結縁寺の里山フットパス案内板
結縁寺の里山フットパス案内板

石塔石仏群

先ずは左(北)側の庚申塔群から、

結縁寺庚申塔群
結縁寺庚申塔群
この中の中列右端の庚申塔は、
結縁寺庚申塔群中列右端正面左面結縁寺庚申塔群中列右端正面右面
結縁寺庚申塔群中列右端
正面の青面金剛王には両脇侍有り、右面「奉庚申講會結縁供養青面金剛之尊」、左面の右「下総國印旛郡印西結縁寺村」、左「于時享保十乙巳十一月吉日」とあります。(享保10年=1725年)
その前、全体で前列右から2番目の庚申塔は、
結縁寺庚申塔群前列右2番目左面結縁寺庚申塔群前列右2番目正面右面
結縁寺庚申塔群前列右2番目
正面「青面金剛王」、右面の右上「西江戸」、左上「東成田」、右下に小さく「結縁寺村」、左面「文化十二亥十一月吉日」とあって、道標を兼ねていたようです。(文化12年=1815年)
これら庚申塔群の右、石囲いの中に石塔石仏があります。その中で、
結縁寺五輪塔
結縁寺五輪塔
この五輪塔は、先述の結縁寺由来説明板に拠れば、正保年間に領主井上筑後守が、源頼政供養のために奉納した、という。(正保年間=1644年-1648年)
そして、こちらの石仏は、
結縁寺石塔石仏群の1基
結縁寺石塔石仏群の1基
右「奉造立拾九夜念佛」、左「寛文十庚戌年〓十月日」とあります。(寛文10年=1670年)

次回は、結縁寺(46番)周辺&熊野神社&大日塚

次回は、結縁寺(46番)周辺、特に熊野神社や大日塚などに寄り道します。