千葉寺十善講八十八ヶ所巡拝 原町の正福寺(12番)

(令和5年10月6日その4)
千葉寺十善講八十八ヶ所巡拝、原町の原町公会堂と熊野三社大神の次は、原町の正福寺(12番)に参ります。
神社参道からそのまま道路を南西に進みますと、すぐに左手に正福寺駐車場の案内が現れます。

原町正福寺駐車場入口
原町正福寺駐車場入口
駐車場には入らずに、道路をもう少し進むと、左のコンクリート壁が切れたら、正福寺境内が見えます。
原町正福寺前
原町正福寺前
も少し進んで入口となります。

原町の正福寺

真言宗豊山派、正福寺、千葉市若葉区原町248番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
千葉寺十善講八十八ヶ所12番。
こちらから入った場合、入ってすぐ右に複数のお堂があり、12番大師堂はその奥で、大師堂の傍らに古い12番標識塔があります。入口からは本堂の左側面が見え、本堂の正面に回って反対を向くと、わりと長めの参道下り階段があり、階段上の右に新しい12番標識塔があります。

原町正福寺入口
原町正福寺入口
山号は普照山。

参道階段

原町正福寺参道階段
原町正福寺参道階段
この階段の長さは、正福寺境内と麓との標高差を示すものです。
原町正福寺参道階段上
原町正福寺参道階段上

新12番標識塔

新12番標識塔正面左面新12番標識塔右面背面
新12番標識塔
この標識塔の正面「四国八拾八箇所 第拾弐番阿州焼山寺摸」、左面「文政八年五月廿四日」、右面「本尊正観世音菩薩 正福寺」、背面「南無遍照金剛」とあります。(文政8年=1825年) 文政八年と刻まれていますが、見るからに非常に新しく、昭和後期以降のものと思われます。また、本尊正観世音菩薩とあるのは、ここ正福寺の本尊でしょう。(何故なら、本家12番焼山寺の本尊は虚空蔵菩薩なので。)

本堂

原町正福寺本堂
原町正福寺本堂
原町正福寺本堂扁額
原町正福寺本堂扁額

境内

原町正福寺境内
原町正福寺境内
原町正福寺のお堂たち
原町正福寺のお堂たち

12番大師堂

12番大師堂
12番大師堂
12番御詠歌額
12番御詠歌額
堂内には複数の大師像がありますが、小さく添えられている大師像の台座には、
原町正福寺大師堂内小大師像台座
原町正福寺大師堂内小大師像台座
「十九番」とあります。

旧12番標識塔

旧12番標識塔正面旧12番標識塔右面
旧12番標識塔
旧12番標識塔背面旧12番標識塔左面
旧12番標識塔
こちらの標識塔の正面右上「國八拾八箇」、右面「本…正觀世…」、背面の上「…大…」、背面の下には御詠歌らしき文字、以上の三面はたいへん読み辛いのですが、左面「文政八乙酉五月廿四日」は、はっきり読めます。階段参道上の新しい標識塔は、この古い標識塔のコピーなのでしょう。

次回は、廿五里(源町)の地蔵堂(13番)

次回は、廿五里(源町)の地蔵堂(13番)に参ります。正福寺西側の道路に出て左に進み、坂を下ります。