(令和4年5月8日その3)
江戸川八十八ヶ所巡拝、名都借の広寿寺(33番奥院)の次は、名都借(なづかり)の大塚大師(55番)、続けて、清滝院(35番)に参ります。
広寿寺の駐車場から右折してすぐ左折(北行)し、その先の突き当り気味三叉路の右手前道端に、大塚大師があります。
大塚大師
江戸川八十八ヶ所55番。なお、昭和初期の資料では、染谷大師となっています。
それでは、清滝院に参ります。大塚大師の北の三叉路を左折し、道が僅かに左カーブして直線になったところで、いきなり右折します。その先に清滝院が見えます。
清滝院
真言宗豊山派、清瀧院、流山市名都借1024番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
江戸川八十八ヶ所35番。
江戸川二十一ヶ所13番。
下総三十三観音11番。山号は荒井山。
入口の左に大師堂、参道が左クランクした先に本堂、入口からやや右に金剛力士立像を納めた仁王堂とでも呼ぶべきお堂、その仁王堂の左に説明板があります。
本堂
修行大師像
本堂の右前に修行大師像があります。
仁王堂(仮称)
仁王堂の左に説明板が2枚あります。
流山市指定文化財説明板
清滝院には流山市の指定文化財が2件あります。
www.city.nagareyama.chiba.jp
www.city.nagareyama.chiba.jp
小さな説明板
本尊は不動尊。
35番大師堂
大師堂への通路左に35番標識塔、大師堂の右前に二十一ヶ所13番標識塔があります。
35番標識塔
35番標識塔の正面中央「新四國八十八ヶ所清瀧院」、正面右「第三十五番土州清瀧寺写」、右面「文政七甲申年十二月吉日」とあります。(文政7年=1824年) この標識塔のスタイル・年月は、広寿寺(33番奥院)のものと同一です。
二十一ヶ所13番標識塔
この標識塔は上部が欠けています。その正面中央「ヶ所清滝」、正面右「〓十三番」、右面「天三月吉日」とあります。ここだけ「滝」の字ですね。
枝垂桜
ここ清滝院は枝垂桜で有名です。もっとも今は5月なので緑一色ですが。最後に、下総三十三観音に関する情報は見当たりませんでした。
次回は、幸田の長養寺(下総三十三観音10番)
次回は、幸田の華厳寺(2番&5番)の前に、幸田の長養寺(下総三十三観音10番)に参ります。参道を戻り、突き当りを右折(西行)します。