(令和5年10月6日その1)
千葉寺十善講八十八ヶ所巡拝ですが、本日は、千葉市若葉区桜木(さくらぎ)の大師堂(雨乞大師)(番外)から始めます。道中、千葉県護国神社に参った後、桜木の妙見宮にも寄り道します。
本日の出発点は、先日の最後の札所である、加曽利町の円蔵寺(番外)です。円蔵寺の参道から道路を下って最初の十字路で右折(西行)、その先の突き当り気味の三叉路、右へ進んで、進路を北向きに変えます。このまま道なりで進むと、丘の下に貴船神社の鳥居が見えます。
加曽利町の貴船神社
貴船神社、千葉市若葉区加曽利町963番地。(千葉県の宗教法人名簿より)今ここで登るのは、ちょっと躊躇しました。神社には立ち寄らず、鳥居前三叉路を右折します。
この先、左手の緑に沿って進みます。左手に田向公園が現れたら、公園を突っ切るか、または公園のすぐ先の三叉路を左折します。それからも左の緑を意識して進み、加曽利じゅん菜池公園に沿って、池にぶつかって進路を右(北)に変えます。押ボタン式信号交差点に出ますが、ここは変則十字路でもあり、道路を横断して反対側の道へ入ります。その先で、桜木霊園の門らしきところを通り、さらに進んで、道が左カーブする途中、このカーブの一番北側の所で右に入り、さらに北に進みます。そして、桜木霊園の北側から出ますと、その向いに真新しい神社社殿の背面が見えます。霊園を出て左すぐ右その先右で、神社の正面(北側)に回り込みます。
千葉県護国神社
千葉縣護國神社、千葉市若葉区桜木四丁目1番1号。(千葉県の宗教法人名簿より)
道路に面して北向きの鳥居、鳥居の左に説明板、鳥居から参道真っ直ぐに拝殿です。最近遷座(移転)してきたばかりの、全て真新しい神社です。この神社には大師堂はありえません。
説明板
これに拠れば、明治11年1月27日、千葉県庁公園内に千葉縣招魂社として創建、令和4年2月25日現在地に遷座。(明治11年=1878年、令和4年=2022年)
拝殿神額
境内
それでは、次へ参ります。鳥居を出て右へ、神社駐車場前を通っての突き当り三叉路は左折、その先しばらくして、二股三叉路の股の所に小さな神社、その左側に平屋の建物があります。この神社が桜木妙見宮、平屋の建物が桜木の大師堂(番外)です。まず妙見宮に参ります。
桜木の妙見宮
千葉県の宗教法人名簿には記載がありません。
先の写真では、若葉区桜木3丁目23とあります。
道路に平行に鳥居、参道、社殿と並びます。鳥居の先左手に石碑が2基、社殿右前に子安堂です。
石碑
写真右の記念碑に拠れば、昭和26年4月1日付で都町・小倉町・加曽利町から桜木町が起立、これを機に千葉妙見神社から分霊して神社とし、昭和34年に社殿を造営して桜木妙見宮とした。(昭和26年=1951年)
社殿
子安堂
次に大師堂に参ります。
桜木の大師堂(雨乞大師)
千葉寺十善講八十八ヶ所番外。
先の写真では、若葉区桜木4丁目12とあります。ミニ集会所のような大師堂、その左前には石碑が2基あります。
大師堂扁額
扁額には「雨乞大師」とあります。
大師堂五拾周年記念碑
石碑2基のうち、右の大きい石碑が「大師堂五拾周年記念碑」です。これに拠れば、昭和4年2月大師堂建立とのこと。
記念碑
左にも古い記念碑があります。草のため、よくは判らないのですが、昭和4年に雨乞をして成功したので、この大師堂ができたようです。
次回は、貝塚町の西光院(11番)
次回は、貝塚町の西光院(11番)に参ります。来た道を返して桜木霊園まで戻ります。