印西大師・印西地区の大師堂巡拝 寄り道 船尾の外川神社

(令和5年7月2日その1)
印西大師・印西地区の大師堂巡拝、本日は、先日の最終地点の船尾の東光院(25番)の西隣の札所、戸神の薬師堂(55番)から始めたいと思いますが、その前に船尾の外川神社に寄り道しました。
先ずは、千葉県道61号の八千代市と印西市の境界、神崎川に架かる神崎橋からスタートです。

千葉県道61号神崎橋南詰
千葉県道61号神崎橋南詰
ここを北、写真前方に進みます。すると新しい十字路、その奥に少し古い十字路(船尾町田交差点)と並びます。
千葉県道61号神崎橋北の十字路
千葉県道61号神崎橋北の十字路
手前の十字路は、つい先日、左(西)側の道路が開通したばかり、右(東)側の道路も令和期の新道です。もっというと、千葉県道61号も、この地点から北は平成期の新道です。
ここは奥の船尾町田交差点を左折します。ちなみに、船尾町田交差点を右折すると東光院に、新しい十字路を右折すると松崎の多聞院(50番&67番)の北側に、各々至ります。
交差点左折で道が細くなって、船尾町田バス停のところで、右手に神社が現れますので、寄り道します。
船尾町田バス停・外川神社前
船尾町田バス停・外川神社前

船尾の外川神社

千葉県の宗教法人名簿には記載がありません。
道路から境内に入って左に進むと、鳥居と拝殿があり、その後方の小山の上に本殿があります。大師堂はありません。

境内

船尾外川神社境内
船尾外川神社境内
船尾外川神社参道
船尾外川神社参道
こちらは旧参道でしょうか。

鳥居・拝殿

船尾外川神社鳥居・拝殿
船尾外川神社鳥居・拝殿
船尾外川神社拝殿説明書き
船尾外川神社拝殿説明書き

拝殿から本殿へ

船尾外川神社拝殿裏手
船尾外川神社拝殿裏手
この写真の右手前に壁だけ写っているのが拝殿です。拝殿の右後方に、本殿への参道入口があります。
船尾外川神社本殿参道入口
船尾外川神社本殿参道入口
入口の脇にある石塔には「戸川神社」とあります。
船尾外川神社本殿参道途中
船尾外川神社本殿参道途中
船尾外川神社本殿参道上部
船尾外川神社本殿参道上部

本殿前

船尾外川神社本殿前
船尾外川神社本殿前
船尾外川神社本殿前手水鉢
船尾外川神社本殿前手水鉢
手水鉢には「文化二丑年 十〓月吉日」(〓は一?)とあります。(文化2年=1805年)
船尾外川神社本殿前石塔
船尾外川神社本殿前石塔
この石塔は倒れていますが、横向きの正面「奉納仙人大權現」、上向きの右面「天保十四癸卯年三月吉日」とあります。(天保14年=1843年)
仙人大権現・外川神社について調べると、その本社格は、出羽国山形県最上郡戸沢村の、外川神社仙人堂になるようです。仙人堂は、最上川は新庄盆地と庄内平野の間の急流部の右(北)岸、JR陸羽西線高屋駅の対岸にあります。出羽三山の近くで、三山のうち羽黒山に関係するようです。

本殿

船尾外川神社本殿
船尾外川神社本殿
船尾外川神社本殿神額
船尾外川神社本殿神額
神額の右にある「茨城縣下総國北相馬郡」は、左の「井野邨」に続いていて、願主の居住地を表します。(現在の取手市井野)

次回は、戸神の薬師堂(55番)

次回は、戸神の薬師堂(55番)に参ります。参道を戻り、神社南側の道路に出て右(北西)に進みます。