印西大師・印西地区の大師堂巡拝 小倉・和泉の泉倉寺(1番&5番)、序に小倉の鳥見神社

(令和5年4月13日その2)
印西大師・印西地区の大師堂巡拝、谷田の西福寺(26番)の次は、小倉・和泉の泉倉寺(1番&5番)に参ります。
西福寺から神々廻・船尾街道、清戸の薬王寺(23番)前を通って、千葉県道189号に移って北東に進み、住宅街から右手にデータセンターが現れる交差点、

千葉県道189号牧の木戸の交差点
千葉県道189号牧の木戸の交差点
ここを左折します。すぐ次、グリーン歯科の広告のある電柱の角、
浦幡公園通り牧の木戸1丁目
浦幡公園通り牧の木戸1丁目
ここを右折してしばらく道なりで進み、グリーン歯科さんは通過しての突き当り三叉路、
印西市小倉の南の三叉路
印西市小倉の南の三叉路
ここを左折し、その先道なりに右カーブすると、左手に庚申塔がありました。

小倉鳥見神社の庚申塔群

小倉鳥見神社庚申塔前
小倉鳥見神社庚申塔前
小倉鳥見神社庚申塔群
小倉鳥見神社庚申塔群
庚申塔の後ろには出羽三山供養塔もあります。この庚申塔群の右(北)側に、鳥居があります。小倉の鳥見神社だそうです。

小倉の鳥見神社

鳥見神社、印西市小倉956番地。(千葉県の宗教法人名簿より)

小倉鳥見神社庚申塔横の鳥居
小倉鳥見神社庚申塔横の鳥居
この鳥居の右(北)側に、祠のある塚を挟んで、参道がありますが、そちらには鳥居はありません。
小倉鳥見神社北寄りの参道
小倉鳥見神社北寄りの参道
小倉鳥見神社境内
小倉鳥見神社境内
さて、神社を出て左(北)に進み、ずっと直進すると、小倉の集落に入ります。ただ、途中から道の右(東)側の住所は和泉になるようです。そうして、参道が右に別れたかのように見える所に至ります。
小倉・和泉泉倉寺参道分岐
小倉・和泉泉倉寺参道分岐
参道っぽいけど確信が持てないので、ここは左を選びました。すぐ、右手に泉倉寺の石柱門となります。
小倉・和泉泉倉寺石柱門
小倉・和泉泉倉寺石柱門
その右(南)隣は、印西市消防団第7分団第11部の倉庫です。

小倉・和泉の泉倉寺

天台宗、泉倉寺、印西市和泉971番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
印西大師1番&5番。
総州六阿弥陀3番。
山号は天竜山。

小倉・和泉泉倉寺の白藤
小倉・和泉泉倉寺の白藤
白藤や八重桜が咲いています。
さて、先程参道っぽいとした道は、やはり参道のようです。参道を進むと、消防団倉庫の裏あたりで、小さな石橋があり、石橋を渡って右(東)に六阿弥陀石塔、参道その先を進むと、左に5番大師堂、1番大師堂を見て、参道の奥に本堂、本堂の右前に天台宗天龍山泉倉寺と題した碑、本堂右横に木造延命地蔵菩薩座像の説明板があります。

参道の石橋

小倉・和泉泉倉寺の石橋
小倉・和泉泉倉寺の石橋
この石橋を渡った先にも石柱門があり、その右に六阿弥陀石塔です。

六阿弥陀石塔

小倉・和泉泉倉寺六阿弥陀石塔
小倉・和泉泉倉寺六阿弥陀石塔
石塔の正面「六阿弥陀第三番」、左面の右下「文政十丁亥夏四月建」とあります。(文政10年=1827年) これは、利根川対岸の布川から当地などに設けられた、総州六阿弥陀の3番札所であることを示すものです。

境内

小倉・和泉泉倉寺境内
小倉・和泉泉倉寺境内

本堂

小倉・和泉泉倉寺本堂
小倉・和泉泉倉寺本堂

1番大師堂

1番大師堂
1番大師堂
印西大師1番番号札
印西大師1番番号札
1番御詠歌額
1番御詠歌額

5番大師堂

5番大師堂
5番大師堂
印西大師5番番号札
印西大師5番番号札
5番御詠歌額
5番御詠歌額
古い史料では、1番を釈迦堂、5番を地蔵堂と書いてあります。この釈迦/地蔵というのは、本家四国八十八ヶ所での本尊を指しているようです。

天台宗天龍山泉倉寺の碑

天台宗天龍山泉倉寺の碑
天台宗天龍山泉倉寺の碑
光の加減のためか読みづらいのですが、これに拠れば、まず大同2年(807年)に慈雲山勝光寺延命院として本埜に開創、永正4年(1507年)に兵火で焼失、中坊の先蔵寺を当地に移して地名に因り泉倉寺と改称、本尊は弥陀三尊などとあります。

木造延命地蔵菩薩座像の説明板

木造延命地蔵菩薩座像説明板
木造延命地蔵菩薩座像説明板
千葉県の指定文化財です。
www.pref.chiba.lg.jp

次回は、小倉の宝珠院観音堂(12番)

次回は、小倉の光堂こと宝珠院観音堂(12番)に参ります。