(令和5年4月13日その3)
印西大師・印西地区の大師堂巡拝、小倉・和泉の泉倉寺(1番&5番)の次は、小倉の光堂こと宝珠院観音堂(12番)に参ります。
泉倉寺を出て右(北)にちょっとだけ進みます。ちょうど泉倉寺の大師堂の裏に当たる所、右手泉倉寺側(東側)に木製の案内板と鉄製の案内塔、左手(西側)には石塔が2本ありますが、ここを左(西)に入るのです。案内塔には「重要文化財宝珠院観音堂」とあり、奥の石塔には「国宝光堂入口」とあります。宝珠院観音堂の通称が光堂で、国宝とは国宝保存法に拠る、いわゆる旧国宝を指します。現在は国の重要文化財になっています。ここを進んで、後は道なりで、ここは右に行くと、茅葺の建物が見えてきます。宝珠院観音堂(光堂)です。
宝珠院
天台宗、宝珠院、印西市小倉1114番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
宝珠院観音堂
印西市小倉1138番地。
印西大師12番。この写真の奥右寄りから来ています。写真中央が観音堂、左端に12番大師堂、写真の右手前からは台地の下への参道、右奥に手水舎、さらに奥には古い石仏があります。写真の左外になりますが、大師堂の左横に12番標識塔、大師堂の左前に宝珠院観音堂説明板があります。室町期(戦国期)禅宗様式の美しい建物です。
宝珠院観音堂説明板
前述のように、国の重要文化財です。
www.pref.chiba.lg.jp
なお、印西大師の札所のうち、ここを含めて3ヶ所に、国の重要文化財の建築物があります。
12番大師堂
12番標識塔
標識塔の正面右には「十二番阿州焼山寺写 小倉村光堂」とあります。
手水鉢
読みづらいが、「寛政九巳四月吉日」とあるようです。(寛政9年=1797年)
古い石仏
ほとんどが十九夜塔ですね。
次回は、和泉の円光院(15番)&中台堂(3番)
次回は、和泉の円光院(15番)&中台堂(3番)に参ります。この二つは、同じ所にあります。来た小道を戻り、泉倉寺横の道に出たら左(北)に進み、坂を下ります。