東葛印旛大師&島大師巡拝 上柳戸(柳戸)の弘誓院(83番)

(令和4年9月10日その1)
東葛印旛大師巡拝、本日は、小名内(名内)の稲荷神社(37番&45番)前からスタートして、まずは上柳戸(柳戸)の弘誓院(83番)に参ります。
稲荷神社の前の道を左(北)に進み、すぐの十字路、

小名内稲荷神社北の十字路
小名内稲荷神社北の十字路
ここを左折して次右折はちょっと遠回りなので止めて、ここは直進してすぐの角を左折から次右折とします。その先で道が緩く右カーブする所、
白井市小名内から柏市泉への分岐
白井市小名内から柏市泉への分岐
斜め左の未舗装道に入り、その向こう側、
伊津美鳥見神社に続く道
伊津美鳥見神社に続く道
ここは緑の中を真っ直ぐに坂を上ります。すると、この道は泉の伊津美鳥見神社(28番)の正面に出ますので鳥居前を右折、そこから切返シ古墳まで進んで右折(北東行)します。しばらく直線を進んでから、坂を下って道が右カーブすると、右手に柏・ひがし聖地公苑、左手に弘誓院が現れます。
柏・ひがし聖地公苑&弘誓院
柏・ひがし聖地公苑&弘誓院

弘誓院

真言宗豊山派、弘誓院、柏市柳戸612番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
東葛印旛大師83番。
下総四郡大師83番。
下総三十三観音33番。
島大師33番&36番を確認。

弘誓院の銀杏
弘誓院の銀杏
道路の右(南)側の台地の上に鐘楼があり、鐘楼から下り階段と道路を挟んで石柱門、門の右に旧沼南町設置の標柱、門の先参道真直ぐに本堂、本堂の左側は本堂に近い順に、延命地蔵堂、83番大師堂、弁財天の祠と池、本堂の右かなり離れて道路際に83番標識塔があります。

鐘楼

弘誓院鐘楼への階段
弘誓院鐘楼への階段
弘誓院鐘楼階段上から
弘誓院鐘楼階段上から
弘誓院鐘楼から
弘誓院鐘楼から

石柱門

弘誓院石柱門
弘誓院石柱門

旧沼南町設置の標柱

旧沼南町設置の標柱
旧沼南町設置の標柱
これに拠れば、山号は蓬莱山、寺号は福満寺、本堂は江戸初期の建立。

イチョウ(銀杏)の説明板

門の左に説明板があります。

弘誓院の銀杏説明板
弘誓院の銀杏説明板
弘誓院の銀杏2本は、柏市の指定文化財です。
www.city.kashiwa.lg.jp

本堂

弘誓院本堂
弘誓院本堂
弘誓院本堂扁額など
弘誓院本堂扁額など
下総三十三観音の33番札所であることが明記されています。

木造聖観世音菩薩坐像説明板

本堂の右前に、本尊である木造聖観世音菩薩坐像の説明板があります。

木造聖観世音菩薩坐像説明板
木造聖観世音菩薩坐像説明板
千葉県の指定文化財です。
www.pref.chiba.lg.jp
この説明板の右に、また説明板があります。

法華経版木説明板

弘誓院法華経版木説明板
弘誓院法華経版木説明板
説明板では沼南町指定ですが、現在は千葉県の指定文化財になっています。
www.pref.chiba.lg.jp

延命地蔵堂

弘誓院延命地蔵堂
弘誓院延命地蔵堂

83番大師堂

83番大師堂
83番大師堂
83番御詠歌額
83番御詠歌額

弁財天

弘誓院弁財天
弘誓院弁財天
この弁財天への参道入口右にある石塔ですが、八十八ヶ所の36番標識塔です。

島大師36番標識塔

島大師36番標識塔正面
島大師36番標識塔正面
島大師36番標識塔左面島大師36番標識塔右面
島大師36番標識塔側面
この標識塔の正面「新四國三十六」、左面「土州青龍寺移弁才天」、右面「文化十酉年」とあります。(文化10年=1813年) この年次と、この地が(南)相馬郡柳戸村である事からして、これは、島大師と呼ばれる、柳戸村、片山村、手賀村、布瀬村の4村で行われる地四国、ローカルな准四国八十八ヶ所だと思われます。

次回は、弘誓院の続き&隣の天満宮に熊野神社

次回は、弘誓院の記事の続きに、弘誓院に隣接する天満宮、天満宮に隣接する熊野神社について、になります。