(令和4年3月20日その1)
下総四郡大師と葛飾大師の巡拝、本日は、船橋市前貝塚町の大師堂(葛飾大師62番)と、藤原観音堂(葛飾大師84番?)からはじめます。
東武野田線塚田駅前から出発します。西口の前の道を右(北)に進み、突き当りを右折、すぐの踏切、これを渡ります。(東口から出発したほうが良かったともいう。) 道なりに左・右と曲がって、前貝塚松島公園の次の三叉路、その左側、ミラーの側に、大師堂があります。
前貝塚町の大師堂
葛飾大師62番。
62番標識塔
大師堂の右に、62番標識塔があります。標識塔正面の中央「新四國八十八個所霊」、その右「第六十二番」、その左「〓〓豫国一宮寺冩」とあります。一宮寺とは、本家四国八十八ヶ所62番の、元札所一之宮神社か、その別当寺だった現札所宝寿寺か、あるいはその両者を一体視したものか、はっきりしません。
それでは、藤原観音堂に参ります。道を戻って踏切を渡って右折します。坂を下ったら右折して坂を上り、東武野田線沿いに少し進んでから、斜め左の道に入って真北の直線を進みます。道なりに進んで、信号のある交差点を左折します。坂を下って船橋啓明高校の横を通り、上りの信号のある交差点を左折、道なりから西北西への直線を進みます。木下街道千葉県道59号線の三叉路交差点を左折して、そこから約170mで、右手に藤原観音堂です。
藤原観音堂
船橋市藤原3丁目2-18。
葛飾大師84番か? (梶原石五郎氏納経帳・村上昭彦氏編・千葉文華41号より)
行徳三十三観音番外。
木造観世音菩薩立像説明板
観音堂の右前に、本尊である木造観世音菩薩立像についての説明板があります。秘仏で、船橋市指定文化財です。
www.city.funabashi.lg.jp
札所情報
ここは、行徳三十三観音の番外札所で、番付の33ヶ所を3巡した後、通算100ヶ所目として、当地をお参りするそうです。
なお、大師堂などは見当たりません。ですので、ここが葛飾大師の札所である事は未確定です。ですが、梶原石五郎氏の記す「法典観音堂」、明治40年(1907年)時点での法典村の観音堂が、藤原観音堂である可能性は高いと思います。
次回は、宝珠院(46番)
次回は、宝珠院(46番)に参ります。一気に市川市国分まで進みます。