(令和6年3月3日その4)
千葉寺十善講八十八ヶ所巡拝、稲毛町の千蔵院(26番&27番)の次は、検見川町(けみがわちょう)の広徳院(28番)に参ります。千蔵院を出て右(北西)、上の写真の奥へ、すぐの突き当たり丁字路を左へ、それからは道なりで進みます。国道14号&357号に出る手前の地点、右の小さな道に入りますと、ここからは旧街道の房総往還になります。そのまま国道の北東側歩道を北西方向へ、千葉西警察入口交差点まで来て、この写真の真っ直ぐ奥へ、国道14号から分岐します。さらに進んで、検見川陸橋下交差点を直進後に現れる二股分岐、ここは右へ、検見川神社の案内標識の方に入ります。 道が右カーブした後、検見川神社南側交差点にまで来ました。房総往還はここで左折、検見川神社へは直進ですが、広徳院へは右折です。すると、左手に広徳院となります。
検見川町の広徳院
真言宗豊山派、廣徳院、千葉市花見川区検見川町1丁目106番地5。(千葉県の宗教法人名簿より)
千葉寺十善講八十八ヶ所28番。
山門の右に駐車場、山門入って参道真っ直ぐに本堂、本堂の左前に修行大師像、参道途中右には本堂と向き合うように28番大師堂、そこから右に折れての右に子安堂、折れた先に不動堂、不動堂の左奥には興教大師像です。
山門
境内
本堂
扁額は「廣徳院」。
修行大師像
28番大師堂
手水鉢
大師堂と子安堂の間に手水鉢です。手水鉢の正面「奉納」、右面「文政十三年 寅三月吉日」、左面は一部読めないが「〓町 若者中」など。(文政13年=1830年)
子安堂
不動堂
扁額は「不動堂」。
興教大師像
普門品拾万巻読拝塔
山門に戻ろうとして、大師堂の右後方、参道すぐ横にある普門品拾万巻読拝の石塔が、28番標識塔を兼ねているのを見つけました。その正面「普門品拾萬巻讀拜」、左面「四國八十八ヶ所 土州香美郡佐古村 二十八番大日寺寫 廣徳院」、右面「昭和九年四月廿一日 覺王山四十六世 法印保任」。(昭和9年=1934年)
なお、迅速測図では、検見川村に寺院マークが2ヶ所、その間に中臺寺の名が記されています。中臺寺は広徳院の寺号の様です。
それでは、次へ参ります。山門を出て左を向くと、駐車場の案内図が見えます。この図にある京成(千葉線)検見川駅の前に向かいます。山門出て左、上の写真の奥へ進み、すぐの十字路左折、突き当たり丁字路左折で、駅前に着きます。
次回は、検見川町の宝蔵院(29番)&検見川神社
次回は、検見川町の宝蔵院に参り、その後で検見川神社に寄り道します。