2023年遍路第9日&第10日 七子峠から高岡神社(元37番)への道

2023年遍路第9日その8&第10日その1、青龍寺(36番)から「土佐龍温泉 三陽荘」に戻ったところから。

遍路第9日(平坦ステージ)

日付 : 2023年10月25日
青龍寺(36番)参拝を終えて、本日の宿「土佐龍温泉 三陽荘」に戻った。17時00分。

本日(第9日)の走行記録


トータル56.24km、移動平均時速15.9km/h、総活動時間9時間11分40秒、これらには境内など歩行部分( 除く雪蹊寺(33番)&秦神社 )、さらに高知県営渡船を含む。

土佐龍温泉 三陽荘

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本日の宿は、青龍寺と同じ土佐市の竜地区にある、三陽荘さん。立地は遍路にとって最高だが、ちょっとお高いお宿。その高さで躊躇したり、須崎市での宿泊を模索したりして、予約は当日昼前になった。たぶんもっと早くに予約すれば夕食も付いたであろうが、今回は朝食のみである。山側の和洋室で朝食付き15730円(消費税込)+入湯税150円。露天風呂付き大浴場、コインランドリーあり。
部屋は広くて、ツインのベッド、綺麗で文句なし。露天風呂も良し。まあ、後はコンビニ弁当食って、明日の宿を予約して、服や靴に着いた草の実を不織布マスクで取りまくるぐらいです。ほんま、いい宿ですが、逆に申し訳ない。最後は寝ます。

遍路第10日(丘陵ステージ)

日付 : 2023年10月26日
本日は、元札所1ヶ所(元37番)、札所1ヶ所(37番)の後、四万十市中村で宿泊。途中七子峠を登り、あとは小さなアップダウンがいくつかある。1日で実質札所ひとつというのは、今回の遍路で初めてである。

土佐龍温泉 三陽荘
土佐龍温泉 三陽荘
写真撮影は07時18分。すぐ出発。
最初は高知県道47号横浪公園線を、昨日とは逆方向に戻る。宇佐大橋を渡って、県道23号須崎仁ノ線との丁字路は左へ、県道23号を浦ノ内湾・須崎方向に走る。海沿いから約40m登って浦ノ内トンネル、また海沿いまで下る。浦ノ内湾も奥まで来て、お別れである。
高知県道23号見納めの浦ノ内湾
高知県道23号見納めの浦ノ内湾
その先、また約40m登って鳥坂トンネルそして下り、県道23号から左、大きな工場の側を通って、県道284号野見港線から国道56号の歩道に移って、須崎の街中を抜ける。また約40m登って角谷トンネル(長さ420m)、その先も久保宇津トンネル(130m)、安和トンネル(235m)と、歩道のない狭いトンネルが続く。
安和の集落に来て、この先の焼坂トンネルは歩道無しで長さ966mなので、さすがに回避。県道320号久礼須崎線を選択した。この県道は、国道から別れてすぐの地点で工事を行っており、毎日10時から交通規制が始まるのだが、その区間は08時56分に通過した。その先で海岸を撮影。
高知県道320号安和海岸
高知県道320号安和海岸
この県道、シェッドだらけだ。
そのシェッド区間も過ぎて、中土佐町久礼の大野地区、旧道新道分岐の所でトイレに自販機休憩。そこから新道でトンネル2本を抜けて、久礼の街中に入る。最終的に国道56号に復帰。いよいよ久礼坂から七子峠に挑む。

2級山岳七子峠(ななことうげ)

地理院地図に拠れば峠の標高は293.0m。STRAVAのデータに拠れば、距離6.36km、標高差291m、平均勾配4.6%。国道56号なのでそんなに急ではないが、交通量はそこそこあるし、距離は長いし、途中に歩道無しトンネルが4つあるしで、いやらしい峠道である。
STRAVAの対象区間に09時31分突入。ゆっくり登る。

国道56号久礼坂
国道56号久礼坂
橋も多いのね。
最後のトンネルの手前で、海を見る。
国道56号七子峠手前から海
国道56号七子峠手前から海
そして、七子峠に至る。
国道56号七子峠から海
国道56号七子峠から海
撮影時刻は10時13分。約42分で登った。
そのすぐ先、左に展望台付き休憩所があったので、立ち寄る。
七子峠展望台からの風景
七子峠展望台からの風景
七子峠展望台から海
七子峠展望台から海
すぐに出発する。
七子峠は片峠で、ここからは仁井田川(右岸)沿いに緩く下る。途中、右手にあった休憩所に寄ってみた。

雪椿休憩所

お遍路さん休憩マップ(@雪椿休憩所)
お遍路さん休憩マップ(@雪椿休憩所)
国道56号雪椿休憩所
国道56号雪椿休憩所
これに限らず、へんろ道には、自治体などが用意した休憩所や、ご近所の方がお接待の一環として作られた休憩所などが、多数あり、助かる。
再び走り出し、途中自販機にも立ち寄りつつ、国道を南へ進み、道の駅あぐり窪川に入る。ここでアイスクリームを食べた後、国道とはしばしの別れとなる。
道の駅あぐり窪川の北側から北西への道に進み、JR土讃線の下を潜って、突き当りを左折、あとは道なりで、県道19号窪川船戸線も横断する。仁井田川を渡ってしばらく南に走ると、いつのまにか四万十川左岸を走っていた。しばらく走ってから右折すると、今回の遍路で最初の、四万十川渡河となる。
四万十川五社大橋
四万十川五社大橋
橋の右ガードレールには「ごしゃおゝはし」とある。五社(ごしゃ)とは、この橋の向こうにある高岡神社(元37番)の別称、仁井田五社に因むのだろう。
四万十川五社大橋の向こう
四万十川五社大橋の向こう
一方、左のガードレールには「渡川」とある。渡川とは四万十川そのものである。
四万十川五社大橋の向こうズーム
四万十川五社大橋の向こうズーム
この橋の向こう突き当りに、高岡神社の中ノ宮の鳥居が、その左に、同じく森ノ宮の鳥居が見える。橋を渡る。

次回は、遍路第10日、高岡神社(元37番)

次回は、高岡神社に参ります。