2023年遍路第3日その4、大窪寺(88番)を出たところから。
遍路第3日(山岳ステージ)
日付 : 2023年10月19日
大窪寺の古い山門( 二天門 )の前を東に出る。ここからは長いダウンヒルとなる。直ぐに国道377号に出て左(東)に、最初の小さなトンネルは、旧道に回避を予定していたが、交通量が少ないので、回避せずに突入。
その先の長いトンネルを出て、突き当たり丁字路は右(南)へ。ここまでの国道区間、STRAVAのデータに拠れば、平均速度32.2km/h。
丁字路の先は香川・徳島県道2号津田川島線で、緩くて長いダウンヒル。すぐに県境、徳島県に入る。丁字路から徳島自動車道高架下までの平均速度29.3km/h。
徳島自動車道を潜った先は進路を東寄りに変更、県道2号を離脱して、阿波市役所の南側から、徳島県道139号船戸切幡上板線に移ると、左手に切幡寺大塔が見えてきた。
4級山岳切幡寺
上の写真の次の角( 標高約63m )から、切幡寺の駐車場( 標高約99m )まで、札所の威光を加味しての4級山岳。大回りで距離を稼いで平均勾配を下げる。徳島自動車道を潜るときにいったん下りになりやがる。
駐車場に着いたのは13時07分。ここから先は333段の石段参道と、車道のふたつがあるが、この車道は激坂なので、石段参道を登ることにする。
切幡寺
高野山真言宗、切幡寺、徳島県阿波市市場町切幡字観音129。(四国八十八ヶ所霊場会Webより)
四国八十八ヶ所10番。
88shikokuhenro.jp
ja.wikipedia.org
切幡寺の読みは「きりはたじ」。
333段石段
この写真、右の石塔には「弘法大師お加ぢすゐ」、左の経木場の扁額には「加持霊水」とあるような気がする。
経木場からは残り234段。女も男厄除42段を登り、男も女厄除け33段を登る。左の石垣は城のよう。ここまで来ると、もう少しである。
石段上境内
石段の上は、参道真っ直ぐに本堂、本堂の右前に大師堂、本堂の右には小さなお堂に観音像、大師堂の右前に修行大師像、本堂の左前に納経所、本堂の左に入ると、大塔の説明板、その先は階段で、階段途中に不動堂、階段を登りきると大塔、大塔の側にも説明板がある。
それでは、本堂、大師堂、納経所と廻る。撮影再開。
本堂
扁額は、読めぬが、山号らしい。本尊は南面千手観世音。
大師堂
手前の扁額は定番の「弘法」、奥の扁額は「弘法大師」。
修行大師像
観音像など
大塔説明板
不動堂
大塔
この大塔は、慶長12年(1607年)に豊臣秀頼が大坂住吉神宮寺に建立した2塔が元で、( 元和4年(1618年)徳川秀忠の再建という情報あり、)そのうちの西塔を、明治の神仏分離期に切幡寺が買い取ったもの。国指定の重要文化財。
bunka.nii.ac.jp
風景
大塔からの下りに見た風景。ピント合わせは機械任せでした、この頃は。
納経所前からは激坂車道を降りる。下り階段は何となく踏み外しそうで敬遠した。
駐車場に降りる。だいたいこの辺りから、歩き遍路には西欧系外国人が多いな、と思うような出来事が始まる。ここで話した人は、本日はこれで終わりだそうな。
山門
山号は「得度山」。
山門からの出発時刻は14時02分。滞在時間は約55分。
山門からの道を素直に降りると、途中から直線の門前街となって、県道139号に出る。撮影を終えると、この写真の反対側へ進んで、県道237号切幡川島線に出て南へ走る。
次回は、遍路第3日、藤井寺(11番)
次回は、藤井寺に参ります。