2023年遍路第3日 長尾寺(87番)

2023年遍路第3日その2、志度寺(86番)を出たところから。

遍路第3日(山岳ステージ)

日付 : 2023年10月19日
志度寺山門の南にある駐車場から、さらに南の細道へ進み、大橋という名の小橋を渡ってまた南に、国道11号をちょっとだけ西に、香川県道3号志度山川線をまたまた南に走る。
小さな無名の峠の辺りから、旧道・へんろ道を使うようになる。さらに自転車にとって走りやすい道を選び、(気がつかなかったが琴電長尾線長尾駅の東側を通って、)突き当たり丁字路を左折すると、長尾寺の南西側駐車場前に出た。

長尾寺駐車場前
長尾寺駐車場前
撮影時刻は08時32分。

長尾寺

天台宗、長尾寺、さぬき市長尾西653。(香川県の宗教法人名簿より)
四国八十八ヶ所87番。
nagaoji.com
ja.wikipedia.org
長尾寺の読みは「ながおじ」。
駐車場から直接境内中央に入った後、南側にある山門を出て、改めて撮影。

山門

長尾寺山門
長尾寺山門
この山門には梵鐘が架けられており、鐘楼を兼ねている。
長尾寺山門扁額と梵鐘
長尾寺山門扁額と梵鐘
山号は「補陀落山」。この山号は志度寺山門のそれと同じである。

経幢

山門の前、左右一対の石塔は、経幢といい、国指定の重要文化財であるそうな。
www.city.sanuki.kagawa.jp

長尾寺右経幢
長尾寺右経幢
長尾寺左経幢
長尾寺左経幢
その説明板が、山門右側、右の経幢の奥にある。
長尾寺経幢説明板
長尾寺経幢説明板

境内

長尾寺山門からの境内
長尾寺山門からの境内
山門から参道真っ直ぐに進んで本堂、本堂の右に大師堂、大師堂から右に進むと東門、東門の右に薬師堂、本堂の左に護摩堂、護摩堂の左前に静御前剃髪塚、境内の西端に長尾天満自在天神宮がある。
それでは、本堂、大師堂、納経所と廻る。
長尾寺納経印(後日撮影)
長尾寺納経印(後日撮影)
撮影再開である。

本堂

長尾寺本堂
長尾寺本堂
長尾寺本堂扁額
長尾寺本堂扁額
中央( 写真の右側 )の扁額は「聖觀世音」。

大師堂

長尾寺大師堂
長尾寺大師堂
長尾寺大師堂扁額
長尾寺大師堂扁額
扁額は定番の「弘法」。

東門

さぬき市指定文化財。

長尾寺東門
長尾寺東門
説明板が右前にある。
長尾寺東門説明板
長尾寺東門説明板
元は栗林公園、高松松平家の下屋敷である栗林荘の御門だったそうな。

薬師堂

長尾寺薬師堂
長尾寺薬師堂
薬師如来、弁財天、荼枳尼天を祀るようだ。

護摩堂

長尾寺護摩堂
長尾寺護摩堂

静御前剃髪塚

長尾寺静御前剃髪塚
長尾寺静御前剃髪塚

長尾天満自在天神宮

長尾天満自在天神宮
長尾天満自在天神宮
説明板が右前にある。
長尾天満自在天神宮説明板
長尾天満自在天神宮説明板
駐車場に戻って、09時07分出発。滞在時間は約35分。
駐車場から山門前を通って次の変則十字路を右折(南行)、県道3号と平行に進み、県道が合流したら、今度は旧道を選択。しかし、前山ダムの堤体が近づくと県道の急坂を登るしかなくなる。そうして前山ダムに至る。

前山ダム

前山ダムから谷側
前山ダムから谷側
前山ダムから下流域
前山ダムから下流域
前山ダムからダム湖側
前山ダムからダム湖側
ダムというのは、下流側から来た場合、付け替え道路になって急に斜度が上がり、堤体まで来ると後はダム湖の終わり辺りまで平坦になる。その平坦部、県道とダム湖の間、道の駅ながおの向かい・少し手前に、前山おへんろ交流サロンがある。
前山おへんろ交流サロン前
前山おへんろ交流サロン前

前山おへんろ交流サロン

前山おへんろ交流サロン
前山おへんろ交流サロン
さぬき市へんろ資料館ともある。遍路に特化した資料館である。見る価値あり。
交流サロンでは、歩き遍路と自転車遍路の人に対して、遍路大使の任命書を交付するのだが、これは大窪寺で結願する予定の人という前提のため、この日の交付は無し。
暫く見学、休憩してから出発。額峠に入る。

次回は、遍路第3日、大窪寺(88番)

次回は、大窪寺に参ります。