2023年遍路第2日その5、屋島頂上の駐車場を出たところから。
遍路第2日(山岳ステージ)
日付 : 2023年10月18日
屋島頂上の駐車場を出てダウンヒル。写真撮影は無し。下り車線が谷側なので、ちょっと怖い。STRAVAのデータに拠れば、平均速度32.1km/hで旧料金所跡まで下ったようだ。
下って南を向いたあと、左に入って相引川の屋島側を反時計回りに、香川県道150号屋島停車場屋島公園線に入って北へ、ここでコンビニによって補給する。それから右折後、橋を渡って、道が少し左に曲がるところ、右手のお寺に寄り道する。
洲崎寺
高野山真言宗、洲崎寺、高松市牟礼町牟礼2691。(香川県の宗教法人名簿より)
ja.wikipedia.org
四国霊場の番外札所ではあるが、八十八ヶ所ではないので、閑散としている。
説明板
これに拠れば、洲崎寺の読みは「すさきじ」、山号は眺海山、院号は円通院、大同年間に弘法大師により創建、本尊は弘法大師作の聖観世音菩薩、佐藤継信の菩提寺、元禄12年(1699年)再興、真念の墓があるという。
本堂
真念の墓
真念は、元禄年間に没した、江戸時代前半の人。四国遍路の普及に大きく貢献した人物である。[真念 - Wikipedia] この墓が目当てで、洲崎寺に寄ったのだ。
弘法大師像
ここから元の道に戻る。
4級山岳八栗登山口駅
ほぼ海辺の洲崎寺から、標高約70mの八栗ケーブル八栗登山口駅まで、約1.3kmの登りである。級をつけるのは札所の威光を加えてのもの。
そして、八栗登山口駅に到着。鳥居があるこの道は参道である。この参道、直ぐに自動車・原付通行禁止になる。自転車の扱いは不明だが、斜度もあるので大人しくケーブルカーを使う。
八栗ケーブル
駅にはケーブルカーは無し、つまり発車した直後であった。登りのみの切符を購入し、待合時間内にコンビニで調達した補給食を食べる。
それから、自転車ごと乗車。途中ですれ違うところを狙ったが、狙いすぎて変な写真に。下車後、自転車には乗らずに押して参道へ。撮影時刻は15時51分。鳥居の神額は「聖天宮」、参道を進んでから丁字路を右に、そこで自転車を置いてから引き返し、八栗寺境内道路( 八栗山頂駅から丁字路左の方向 )へ。
八栗寺
真言宗大覚寺派、八栗寺、高松市牟礼町牟礼3416。(香川県の宗教法人名簿より)
四国八十八ヶ所85番。
yakuriji.jp
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八栗寺の読みは「やくりじ」。
境内案内図
入って早々に境内案内図がある。ここからちょっと歩いて、多宝塔、大師堂、またちょっと歩いて、本堂、聖天堂、納経所、本堂から上に中将坊堂、本堂からは参道が真っ直ぐに伸びて、二天門を経てお迎え大師、その先は参道が曲がって下って八栗登山口駅まで続くと。
先ずは、本堂でお勤め、戻って大師堂でお勤め、また本堂前を通過して納経所へ。それから、お迎え大師まで行って、そこから撮影再開。
お迎え大師
右手前に由来の碑がある。ここから折り返す。
参道
鳥居の神額は「歓喜天」。
二天門
本堂
本尊は聖観世音菩薩。中央の扁額( 写真の右側 )は「大悲閣」。
中将坊堂参道
階段を登るのは断念した。
聖天堂
扁額は「歓喜天」。ここから戻っていくと、鳥居の神額は「聖天宮」、ここだけ見ると、歓喜天がメインの神社に見える。
道標
道標の正面中央「自是志度五十丁」、その左右上部「寛政十二年 申六月」とある。(寛政12年=1800年)
大師堂
多宝塔
八栗山頂駅への分岐
この写真の左手前が八栗寺境内、右手前を進むと八栗山頂駅、右奥の先に自転車を置いてある。16時44分に下山開始。滞在時間は約53分。
次回は、遍路第2-3日、二日目の宿と志度寺(86番)など
次回は、志度までの道々、宿、そして志度寺に参ります。